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令和4年度 第1回まちづくり交付金事業事後評価委員会

ページID:080385 更新日:2024年4月2日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和4年10月26日(水曜日) 15時30分から16時30分

開催場所

市役所本館3階 第4委員会室

委員

西村 弘 委員長

窪田 好男 委員長職務代理

石塚 裕子 委員

事務局

都市創造部道路課

傍聴者

0名

議事

  1. 都市再生整備計画事業について
  2. 3期計画の事後評価(原案)について
  3. 事後評価及び今後のまちづくりの方向性の妥当性に関する確認
  4. 今後のスケジュール

配布資料

資料1 高槻市附属機関設置条例

資料2 まちづくり交付金事業事後評価委員会規則 

資料3 まちづくり交付金事業事後評価委員会の会議の公開に関する要綱

資料4 まちづくり交付金事業事後評価委員会傍聴要領

資料5 都市再生整備計画事業について

資料6 事後評価方法書

資料7 3期計画事後評価(原案)

資料8 3期計画事後評価シート(原案)

資料9 今後のスケジュール(案)

参考資料1 高槻駅周辺地区(3期)都市再生整備計画

議事概要

開会

技監あいさつ

委員紹介及び委員長、職務代理の選出

【委員長、職務代理の選出】

  • 委員長に西村委員を選出
  • 職務代理に窪田委員を選出

会議の公開及び傍聴について

都市再生整備計画事業について

(委員長)

それでは、議事に入らせて頂きます。

「1 都市再生整備計画事業について」事務局より説明をお願いします。

(事務局より資料説明)

(委員長)

事務局からの説明は終わりました。

ここまでの説明に関しまして、何かご意見、ご質問がありましたら、お願いします。

(委員長)

ご意見が特にはないようですので次の議題に移らせていただきます。

3期計画の事後評価(原案)について

(委員長)

続きまして、「2 3期計画の事後評価(原案)について」事務局より説明をお願いします。

(事務局より資料説明)

(委員長)

事務局からの説明は終わりました。

ここまでの説明に関しまして、何かご意見、ご質問がありましたら、お願いします。

「指標1 通行者数」について、まだ十分な値でないということでご意見があるかもしれません。

(委員)

委員長からご指摘のあった「指標1 通行者数」について、おたずねしたいことがあります。新型コロナの影響による通行者数の減少は全国的、世界的な課題で致し方ないものと思いますが、天候の影響についてです。調査日の天候による通行者数の減少を考慮されたと認識しております。これを考慮するにあたり、他都市の交通量調査の実績から15%減と設定されたとありますが、この他都市というのはどこの都市であり、また高槻駅前周辺と類似したような都市のデータであるのかという点を教えて頂けたらと思います。

(事務局)

参考とさせていただきましたのは、宇都宮市と佐賀市でございます。その他の都市につきましても、継続して確認中でありますが、現状で参考にしているのは、この2都市となっています。

(委員)

その2都市の通行量規模は、本市と同じような規模となっているのでしょうか。

(事務局)

宇都宮市では、通行者数が3万人から2万人程度に減少、佐賀市では6から7万人程度から5万人程度にまで減少しています。高槻市よりも通行量減少が大きい都市を参考に選びました。

(委員長)

参考とする都市の選び方としては、高槻市と同じような規模の都市を探したということではなく、猛暑日とそれ以外の日を比較しているデータがある都市を選ばれたということで、よろしいでしょうか。

(事務局)

そういうことでございます。

(委員)

それらの都市では、いずれも15%程度の減少となっているのですか。

(事務局)

減少の幅はもう少し大きく、15から25%程度の減少となっております。

(委員長)

猛暑日とそれ以外の日を比較している都市が、宇都宮市と佐賀市以外にはないのでしょうか。

(事務局)

お調べさせて頂いた中では、この2都市でありました。

(委員)

他の都市では15から25%減となっているところ、高槻市ではなぜ15%減と設定されているのですか。

(事務局)

ある程度は参考にさせていただいていますが、必ず他都市と同様の減少となるとは限らないと考えております。本市の調査日は8月の中旬で、佐賀市については、7月の中旬から8月の上旬、宇都宮市は8月と9月の比較となっております。比較するデータとして、全く同じ時期というわけではなく、根拠性が必ずあるとは言えないということで、参考値としているものであります。

(委員)

それでは、減少の幅に根拠はないということですね。

(事務局)

他都市の減少幅よりも、少し小さめに設定したところでございます。

(委員)

数字合わせに見えるのではないかと気になるところであります。15%減とした理論をきっちりと立てるのは難しいのかもしれないですが、何か根拠をもって設定する方がよいのではないかと思いました。例えば、他都市の半分程度としましたなどと整理されておくとよいのではないかと思います。

(委員長)

他に何かご意見はございませんか。

(委員)

引き続き「指標1 通行者数」についてです。新型コロナの影響や天候による通行量の減少を設定され、それをもとに結果として出ている数値については、妥当なものであろうと思います。ただし、見込みの値とした7万人という数値について、まちのにぎわいを高めるために、何か不都合はないのかということが気になるところです。当初は、通行者数の目標値10万人としていたものが、実際には見込み値が7万人程度となったことについて、確認したいところです。

(事務局)

当初の目標値よりも見込み値が下がったことについて、事業を進めるにあたり不都合があるのかどうかについては、どの程度の数値が妥当なのかということになると思います。資料7の24ページ、通行者数について平成28年9月と、令和4年8月とで実数を比較させていただいております。整備が完了している路線としましては、B-29とC-5で、これらの調査地点の先には安満遺跡公園ができている状況でございます。これらの路線について増減率で見ると、プラスの傾向となっております。そのため、整備事業が完了しているところについては、それに伴い通行者数にも良い結果が出ていると見ているところでございます。これら以外の地点については、減少傾向となっております。通行者数全体としては、見込み値は7万人となっていますが、個々の事業効果としては一定の評価ができると考えております。そのため、10万人から7万人に減少したことが、事業の執行上不都合があったというようには認識してございません。

(委員)

ありがとうございます。通行者数が減少することは、通行しやすくなる、またゆとりがあるという面でメリットがあるとは思いますが、商売されている方にとっては、まちは綺麗になったが店がもたないという影響があるかと思います。今後も見守っていかなければならないことであります。また、既にソフト的な取り組みも行われていて、適正な通行者数になるよう、今後も働きかけていかなければならないと思いました。

2点目として、「指標2」に関して大変良い結果が出ていていると思っております。私も委員として整備途中に見学に行き、その後に出来上がったものを見て、目が覚める程の施設が出来上がっており、素晴らしいと思いました。アンケート結果では予想以上に非常によい評価となっておりまして、ここまでよい結果となった要因が何なのか、アンケートに自由記入欄があるのか、直接聞き取りをされた意見があるのか、これだけの高評価の内容が分かればお教え頂きたく思います。

(事務局)

私共としても、高い評価結果となり驚いているところであります。聞き方としては、従前は別の保育所の保護者と、駅前から離れたところにある保健センターにいた保護者に利便性を含めて聞きました。今回は、広大な公園に隣接している子ども未来館で聞き取り、利便性と快適な空間ということで評価して頂いたと思います。もうひとつは、アンケートの方法を変更したところがあります。選択肢に関して、従前は「思う・やや思う・ふつう・やや思わない・思わない」の5段階としていました。結果として「ふつう」に偏る傾向がありまして、きちんと評価を得られないと判断しまして、事後は「思う・やや思う・やや思わない・思わない」の4段階としました。その結果、「やや思う」という方向で良い評価を頂けたというところでございます。

(委員長)

5段階評価を4段階評価にしたというお答えですがいかがでしょうか。

(委員)

なるほどそういうことですね。資料の中で、「住みやすいと思う割合」という書き方がされています。利用者の方が、自らの認識に従って答えられた結果に意見を申し上げても仕方が無いことですが、施設ができたことで市民の方が住みやすくなるというのは、やや拡大解釈かと思わないこともないです。素敵な施設やすばらしい公園ができたことで、まちの魅力が高まり、全体として住みやすくなったという理解でよいとは思いますが、この施設が継続的に支持されて評価されるということになればよいなと思うところです。

(委員長)

ご指摘の点について、私も同じように考えておりまして、期待以上によい施設ができたので、非常に高い評価となりましたが、この高い評価を踏まえて、残された今後の方針が「特になし」と、このように書き切ってしまうのはどうなのかと思うところはあります。まちづくり交付金事業というのは、施設を整備する事業でありますので、今後は施設を整備することを考えていませんということで「特になし」となるのかもしれません。しかし、市の今後の課題としましては、整備した施設を市民にどのように利用してもらうか、利用してもらった上で、どのような不満や問題点があるのかということをくみ上げて、それを改善していくかということになるかと思います。今後の方針は「今のところ特になし」ではありますが、市民が施設をどのように利用して、市民がどう関わるのか、市民のどのようなご意見を頂くのか、このようなソフトの面から事業の進め方があるのではないかと思います。

(事務局)

この点につきましては、15ページにあるように「高槻市子ども・子育て会議」として、継続的にソフトの面から、計画の実施状況や点検・評価を行っております。ここで吸い上げた結果をもとに、子育て事業計画に意見を反映していこうとしております。ハード面での整備は「特になし」となりますが、ソフト面では、継続的に事業の見直しを実施するものと考えております。

(委員長)

是非ともそのように進めていただきたいと思います。

(事務局)

都市創造部からの意見でありますが、ハード、ソフトにとらわれず、例えば、「高い評価を継続していくように、今後も取り組む」というようなコメントにしておいた方がよいかと思います。

(委員長)

「指標3」について、ご意見ありませんでしょうか。

(委員)

確認したいことがあります。来街者アンケートによる満足度ということで、アンケートの対象者として、高齢者やベビーカーを使用している方など、バリアフリーの評価を感じやすい方に対してアンケートをしたというよりも、一般で通行された方を対象に調査をされたと理解しています。バリアフリーの事業というのは、非常に地味ですが大切な事業であり、評価としては数値に表れにくいものです。目標値は達成されているのでよいかとは思いますが、今後もし調査をされるのでしたら、バリアフリーの効果を感じやすい人を調査対象にして比較されると、事業効果をより数値化しやくなるのではないかと思います。

(委員長)

バリアフリーと一言でいっても、とても難しいものです。誰にとってのバリアフリーなのか、ベビーカーを押している人なのか、障がいを抱える方なのか、それぞれにとって必要なバリアフリーに違いがあるので、事業を進めるのが大変な事業かと思います。

(委員)

バリアフリーが整備されたとしても、健常者はバリアフリー化されたことに気づかないということがあります。そういう意味で、バリアフリー化したことに気づいていただける方に事業を評価していただく方がよいのではないかと思いました。

(事務局)

昔の道路はマウンドアップ形式でしたが、現在はセミフラットとなっていて、その違いが結果に表れるような評価のされ方が必要かと思っています。今回は3期計画の評価でありますが、引き続き次の事業を考えておりますので、今後のアンケート調査では、対象者にバリアフリーを必要とされる方も含め、全体としてどのように評価されたかという見せ方ができるように検討していきたいと思います。

(委員長)

ありがとうございました。その他にご意見やご質問ございませんでしょうか。特にないようですので、次の議題に参りたいと思います。

事後評価及び今後のまちづくりの方向性の妥当性に関する確認

(委員長)

続きまして、「3 事後評価及び今後のまちづくりの方向性の妥当性に関する確認」について、事務局より説明をお願いします。

(事務局より資料説明)

(委員長)

ありがとうございました。事後評価と、今後のまちづくりの方向性につきまして、ご意見、ご質問がありましたらお願いします。

(委員)

今後のまちづくりの方策「1 駅周辺における一層のにぎわい創出、機能強化」について、私も賛同するところではあります。この中で、“にぎわい”という言葉を使われていますが“にぎわい”というと多くの人が集まることを目標にしがちになります。今回は通行者数で評価したのですが、数で評価する時代から、質を重視する時代に変化しているのではないかと思います。例えば、“にぎわい”の代わりに、“魅力ある”という言葉など、数だけではない付加価値をつけていくことを示すような方針にされる方がよいのではないかと思います。

もうひとつ、公園の部分で「多世代が集まる」とされていますが、多世代だけでなく多様な人々が集まり楽しむまちづくりということで、多様性みたいなものが次の時代のまちづくりのキーワードとして大切なのではないかと思います。高槻市は、バリアフリーに関して長年かけて丁寧に取り組まれていて、これを活かすことが出来るキーワードかと思います。

(委員長)

にぎわいに、魅力あるという言葉を加える、また多世代よりも多様性にするということで、そうした表現の方が想像しやすくて、いいかもしれません。このようなご意見がありますが、いかがでしょうか。

(事務局)

ありがとうございます。今後の参考にさせていただきたいと思います。

(委員長)

これからは、施設を整備した後にそれをどう活かしていくのか、高槻市で潤いのある生活を送っていけるよう何ができるのかが大事になってきているところです。その点に知恵を絞っていただければと思います。いかがでしょうか。

(委員)

私もご指摘に賛同するところであります。今後の方針として、高槻城公園について力を入れて整備されていくということですが、バリアフリー化を含めて誰もが気持ちよく移動できることが次の段階の課題になってくるのかと思います。安満遺跡公園についても、公園そのものは整備されても、公園に行くまでの道路を整備するのが大変なところがあると思います。今後は、にぎわいのあるまちを広げていくというイメージがあるのだと思います。しかし、にぎわいという言葉だけではそのようなニュアンスが伝わらないであろうと思います。高槻城公園までのアクセスルートの整備として、道路のバリアフリー化を行い、できれば無電柱化をしながらまちを広げ、動線が広がるのだということが、今のキーワードだけでは想像しにくいなという印象をもちます。ビジョンはよいと思うので、それをよりうまく伝えられる言葉があってもよいのかなと思います。

(委員長)

他にご意見、ご質問等、特にないようですので、この議題を終わらせていただきます。今回のご意見を付して、事務局に引き続き検討していただくということになりますが、異議なしということでよろしいでしょうか。

(各委員)

異議なし。

今後のスケジュール

(委員長)

最後の議題の「4 今後のスケジュール」について、事務局より説明をお願いします。

(事務局説明)

(委員長)

事務局からの説明は終わりました。何かご意見、ご質問がありましたら、お願いします。

(各委員)

意見無し。

(委員長)

以上ですべての議事が終了しました。最後にその他連絡事項ありますか。

(事務局)

本日頂いたご意見を参考にさせていただきまして、事務局で修正等を検討のうえ、次回「第2回事後評価委員会」にて事後評価の最終確認をして頂きたいと考えております。

ご多忙のことと存じますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

閉会

(委員長)

最後に何かご意見、ご質問等がありましたらお願いします。

特に無いようですので、以上をもちまして「第1回 高槻市まちづくり交付金事業事後評価委員会」を閉会させて頂きます。皆様、ご協力ありがとうございました。