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災害関連死のおよそ4分の1が肺炎であることをご存じですか。災害時の生活は断水などで、歯磨きや入れ歯のお手入れが後回しになってしまい、口腔内で細菌が繁殖して誤えん性肺炎などを発症する人が多くなります。加えて水分を取りにくい状況になると、お口が乾燥してさらに口腔内感染を起こしやすくなります。
いつ起こるかわからない災害。日頃から取り組んでおける対策があります。
唾液はお口の乾燥を防ぐだけでなく、たくさんの効果があり、災害時の健康維持にも重要です。
よくかんで食べる、お口の体操を行う、唾液腺マッサージをするなど、唾液の分泌を促すことでお口の潤いと清潔を保つことができます。
手を添えて各10秒間、刺激するようにマッサージします。1日3セットを目安に食事前に行うと唾液の分泌が促進し、食べ物が飲み込みやすくなるのでおすすめです。
断水など水が十分に使えない状況でも使用できるお口のケアグッズがあります。少量の水でもしっかりケアできるよう、まとめて準備しておきましょう。
以下の口腔ケアグッズを水筒に入れるだけで完成です。
水が少ない環境では歯磨きシートで口腔内全体を拭ってから、ガムをよくかみ、唾液をたくさん出して口腔内を潤しましょう。水筒は入れ物としても、コップとしても使えて便利です。