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スタートすこやかエイジング 災害時に備える口腔ケア

ページID:127705 更新日:2024年7月26日更新 印刷ページ表示

災害関連死のおよそ4分の1が肺炎であることをご存じですか。災害時の生活は断水などで、歯磨きや入れ歯のお手入れが後回しになってしまい、口腔内で細菌が繁殖して誤えん性肺炎などを発症する人が多くなります。加えて水分を取りにくい状況になると、お口が乾燥してさらに口腔内感染を起こしやすくなります。
いつ起こるかわからない災害。日頃から取り組んでおける対策があります。

Point お口の乾燥を防ぐ唾液について知ろう

唾液はお口の乾燥を防ぐだけでなく、たくさんの効果があり、災害時の健康維持にも重要です。
よくかんで食べる、お口の体操を行う、唾液腺マッサージをするなど、唾液の分泌を促すことでお口の潤いと清潔を保つことができます。

唾液の効果

  • 消化を助ける
  • 味を感じやすくする
  • 細菌から防御
  • 虫歯を防ぐ
  • 飲み込みやすくする

唾液腺

Check 普段からできる2つの対策

1 お口が潤う「唾液腺マッサージ」

手を添えて各10秒間、刺激するようにマッサージします。1日3セットを目安に食事前に行うと唾液の分泌が促進し、食べ物が飲み込みやすくなるのでおすすめです。

唾液腺マッサージ

2 「口腔ケアボトル」を防災バッグに準備

断水など水が十分に使えない状況でも使用できるお口のケアグッズがあります。少量の水でもしっかりケアできるよう、まとめて準備しておきましょう。

口腔ケアボトルの作り方

以下の口腔ケアグッズを水筒に入れるだけで完成です。​

  • 歯磨きシート
  • キシリトール配合のガム
  • 洗口液(ストレートタイプ)
  • 歯ブラシ
  • 歯磨きジェル
  • 歯間ブラシやフロス
  • 入れ歯洗浄剤  など

口腔ケアボトルのイメージ

ポイント

水が少ない環境では歯磨きシートで口腔内全体を拭ってから、ガムをよくかみ、唾液をたくさん出して口腔内を潤しましょう。水筒は入れ物としても、コップとしても使えて便利です。

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