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5月も中旬を過ぎ、まもなく雨の多い時期を迎えます。梅雨入りを前に、皆さんの災害への備えは、万全でしょうか?
昨年1月には「特別警報級の台風接近により淀川が氾濫する」という想定の下に、市全域大防災訓練を実施しました。市南部にお住まいの方の中には、市営バスによる避難者輸送で市北部へ避難する訓練に参加いただいた方もおられると思います。このように、淀川が氾濫するような事態が想定される時には、居住地域を離れて浸水しない地域に「広域の避難」をする必要があります。
淀川の氾濫は、大正6(1917)年の「大塚切れ」以来発生していませんが、近年は、全国各地で水害・土砂災害が激甚化、頻発化していて、淀川のような大河川であっても「氾濫の可能性」を考慮する必要があります。市南部に広く浸水の被害が出ることを想定し、市外も含め広域の避難ができるよう、事前に準備しておくことが大切です。
本市では今月末、広報誌「たかつきDAYS」6月号と同時宅配で「淀川の氾濫に備えて」というリーフレットを各戸にお届けする予定になっています。広報誌でも特集記事を掲載しますので、ぜひ併せてご覧いただき、万全の備えを整えていただきたいと思います。
濱田剛史