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令和5年度第1回高槻市農林業活性化審議会議録

ページID:110276 更新日:2023年11月7日更新 印刷ページ表示

会議の名称

令和5年度第1回高槻市農林業活性化審議会

会議の開催日時

令和5年10月10日(火曜日)
午後2時から午後3時30分

会議の開催場所

高槻市役所本館3階第2委員会室
高槻市桃園町2番1号

会議の公開の可否

傍聴者数

0人

出席委員

出席委員10名

会議の議題

1高槻市農林業基本計画実施計画の進捗状況について
2その他

配布資料

審議等の内容(要点録)

〇事務局
<議事1(前半)説明>

〇委員
「次世代を担う就農者への支援」の取組について、相談件数20件とありましたが、どのような相談が多かったのか、今後、実現の可能性のある件数がどの程度だったお聞きしたいです。

〇事務局
実現の可能性がある相談としては2件程度と考えられます。新規就農者数が増えており、今年度中に相談あったケースが成功に繋がったのではなく、前年度から相談のあったケースが今年度に就農に繋がったというケースもありますので、継続して相談にのっております。
その中で、20件のうち3件が法人となります。実現の可能性が低いものとしては、20歳になるまでに起業したいであるとか、若い方で資金面に不安がある、具体性がなく相談されている方もいらっしゃいます。

〇会長
委員のご発言としては相談の結果、どういう方向に繋がっていくのかなどの分析があって、然るべきといった趣旨でしょうか。

〇委員
そうです。実際、どういった内容の相談が多いかによって、今後どういったことに力を入れていくかが関係するのかと思ったので、その辺を含めてお聞きしたいです。

〇事務局
20件の相談内容の傾向としては、準農家になってみたい、小規模で農園を開きたい、観光農園がやりたい、直売所を開設してみたいなどの傾向があります。
あとは殆どの方が米ではなく畑で高収益作物を目標にされています。
現実的には新規就農の方が最初から高収益作物を栽培していくことは、難しいとお答えすることは多くありました。

〇会長
新規就農の全国的な統計では、新規就農者のうち約83%が、施設農業や露地栽培で、露地栽培は、あまり取り組まれていません。やはり新規就農者は作付けが安定する施設農業を志向されるケースが多いと統計上出ていると思います。

〇事務局
殆どの方が全く農業経験のない方で、経験がない中で、最初から高収益は難しいというところです。

〇会長
他、如何でしょう。

〇委員
「農業の6次産業化の推進」の取組で、6次産業化に取り組む方を増やしていくところで、新商品の開発を推進は難しいと思います。要するに、新商品開発に新しく取り組まれる方を増やしていくというのは、ちょっと難しいような気がします。
これから地域計画等を推進し、担い手を確保していく中で既に食品加工などをされている法人などに6次産業化の取組を進めてもらうようにしていくのは如何かと思います。
アイディアを多く持たれている方は、少ないと思いますので、新商品開発だけではなく、例えば食品加工に繋がるような技術の紹介などによって、新商品開発の土台を作っていくことを検討しても良いと思います。そうでなければ、最終の目標達成5件は困難と考えられるため、方向性を多岐に増やしては如何かと思います。

〇会長
ありがとうございます。
私が不思議に思ったのは、ご参加いただいた委員の取組が6次産業化に該当すると思いますが、指標の実績に計上されていないのでしょうか。

〇事務局
本取組の指標は、大阪府農山漁村発イノベーション対策補助金を使って、6次産業化に取り組んだ件数としていますので、委員2名の取組は計上しておりません。

〇会長
なるほど。実態として6次産業化の取組をされている事例は結構ありますので、補助金を貰わなくても、6次産業化に取り組まれている実際のデータが拾えるようになると良いと思います。
まさに、米粉を作ってブランド化する、或いは、高槻の都心に観光センターで農作物を利用したカフェを運営されているなど、まさに、6次産業化の取組に該当すると思います。市における取組の指標では0件となりますが、目に見えて6次産業化が増えているという統計が取れれば良いと思います。

〇会長
他、如何でしょう。

〇委員
「多様な人材・主体の農業参入支援」の取組についてですが、多様な人材・主体の農業参入支援として、農業ボランティアの推進とありますが、林業ボランティアは、大事な活動です。ボランティアを推進するために、市民林業士養成講座を市にやってもらって、組織が出来ていますが、農業ボランティアは、大変難しいと思います。もしするなら、そのような講座を打って、人を増やす様なことをしなければならないと思いますが、如何でしょうか。

〇事務局
JAにより「ふれあい農業塾」を実施いただいており、新しく就農される方においても、講座を利用していただいております。ボランティアもそうですが、技術を付けていただきながら、就農していただける環境を他の方法も含めて整えていきたいと考えております。

〇会長
おそらく分区園や市民農園とは異なり、農業を支援する援農の取組も今後重要になってくると思いますので、その辺りも検討いただければと思います。

〇会長
「地元産農産物の普及・消費拡大」の取組で朝市等のイベントというのは結構増えてきていると思います。現在、朝市14回開催、安満遺跡公園での即売会3回、農林業祭1回とかなりの人数が参加されているので、需要はあると思います。多拠点化の検討はされていますでしょうか。

〇事務局
現在、定期的に場所をお借りしてという形で進めさせていただいています。多拠点化となると、農産物の供給などの問題もありますので、集客が良い場所を選定して、定期的かつ集中的に進めています。

〇会長
即売会や朝市と連携することで、多品種少量生産になるなど農業の収益構造が少し改善されるかもしれません。

〇委員
私の家の近くでも大根とか人参を並べて個人で朝市をされている場所が3か所ほどあり、すぐに売れている。個人の朝市を奨励する取組などを検討してもらっても良いと思います。

〇会長
農家の庭先で数件の農家が集まって「ニワサキマルシェ」といった呼ばれ方で展開しているような取組も一つの有効な方向だとも思います。

〇会長
「人・農地プラン等の推進」の取組では、担い手などの議論がありましたが、人・農地プランの中で、農業経営基盤強化法が改正されて、5年、10年後の担い手を地図上で特定しながら、図化していく地域計画を2年間で策定する必要があるかと思いますが、農業委員会や農林緑政課にかなりの負担があると思います。進捗状況等は如何でしょうか。

〇事務局
会長がおっしゃった通り、農業経営基盤強化促進法の改正によって、全国どの自治体においても、地域計画を策定することが義務付けられたところです。
高槻市でも、市街化調整区域の全地区約50地区で、令和5年度と6年度の2年間で地域計画を策定することになっています。
今年度は、農業委員会で今後の農地の利用状況について、アンケート調査を実施しているところです。
そのアンケート結果を踏まえて、令和6年度に、各地域に入り、地域計画をまとめていくという工程で進めていきたいと考えております。

〇会長
2年間という縛りが厳しいので、後継者が特定出来ないという農地がかなりの割合を占めるのではないかと思いますが、人・農地プランを作るきっかけ作りとしては、良いきっかけだとは思います。50地区全部出来ないのかもしれませんが、何かリーディング的な地区が何地区か設定出来て、そこできっちり担い手が割り振られていくようなことが出来れば、それがロールモデルとなり、他の地区に波及していくようになればありがたいと思います。
現時点では横並びだと思いますが、何地区かリーディング的な地区が出てきそうですが如何でしょうか。

〇事務局
どの地区も、他の地区はどうなっているのか気にされている状況です。
高槻市では、大阪版の認定農業者が約110名おり、今後の農業の中心になられる方です。また農業参入を希望される法人などが、農業経営が出来るような状態が理想の形かと考えておりますので、そういった方々が、今後の担い手になり、農地を維持していただけるような地域計画を作っていければと考えております。何処か、先行してという形では、他の方々も様子見になってしまいますので、同時並行で考えているところでございます。

〇会長
なるほど。分かりました。
せっかく大阪ですから、色んな中小を含めた企業も多く、法人参入も一つのモデルケースになっていけると良いと思います。職員の方には、非常に負荷が掛かると思いますがよろしくお願いします。

〇会長
今年は幸いに、特に異常気象の中で風水害は無かったでしょうか。

〇事務局
幸いにも今年は大きな被害を受けているところはありませんでした。

〇会長
ありがとうございます。
それでは、議事1後半部分の「基本的方向性3:森林の再生・未来への森づくり」、「基本的方向性4:都市と農山村の共生・対流」についてご報告いただいた後、また意見交換をしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

〇事務局
<議事1(後半)説明>

〇会長
ありがとうございました。
何かご意見、もしくはご質問はありますでしょうか。

〇委員
私は環境市民大学とか色んな講座をしており、災害の話をしていますが、被災森林が600haの被害があり、123haは復旧出来たが、残りの500haはどうなるのかとよく質問されます。
私は内容を把握しているので、基本的に個人の森林に対して、市が全てお金を出すのは難しいことも理解している。しかも、森林所有者は、山で木を植えても、今更管理できない実態もあると伝えますが、そのままにしておくことは大変だろうという意見もあります。当然、高槻市は、残りの500haを順次計画を立ててやっていくとは思いますが、市単費ではとても無理だと思いますし、やはり国の補助金等がなければやっていけない。
国の補助金等がもらえれば、個人負担も軽減出来るのではないかという話をしています。当然、国の補助金を貰うのであれば、府の負担もなければ出来ないわけです。
市としては、こんなに大きな災害が起こっているから、何とかしないといけないので計画を立てていますが、大阪府が高槻市の災害にどれだけ負担をしてくれるかという点が、疑問に感じています。大阪府の負担がなければ、市は補助金等を貰えないので、大阪府としても検討していただきたいと思います。

〇会長
如何でしょうか。

〇委員
高槻市は半分ほどが山林で市の税収としては、山林からより、街の方からの税収が大半なのかと思いますので、大阪府としても市民の皆様に、山林に対してこれだけお金を投資するという理解を得ていくことが大切かと思います。
高槻市では、将棋の駒に間伐材を利用するとか、木育の教育をするなど、馴染みのない小学生にも、高槻の木に対して理解を得ていただいているのだと思います。
そういった活動の一歩一歩が高槻市や大阪府の支援や補助金、国も合わせて繋がっていくものだと考えております。

〇会長
私は大阪府の森林審議会の会長をしていますが、一つは森林環境税が令和6年から賦課されますが、人口による配分方式で森林のない大都市部に結構お金が配分されますので、森林整備にお金がうまく回りません。
国や大阪府でもその辺りの認識はあって、もう少し流域単位とか総合治水的な視点で、大阪市に配分される森林環境譲与税、環境税が、同じ上流域にお金が回るような方向性はある程度議論は行っており、直ぐに達成出来ないかもしれませんが、そういった認識はあります。
木育では、国内産だけで小学校の椅子や机を作ってきていましたが、総合治水的な考え方とか、流域概念ということが組み込まれましたので、いい方向には進むのではないかと思います。

〇委員
問題提起としては、委員がおっしゃるように、所有者が自己負担、自己解決出来ず、公共の支援もないというのが事実です。要望はしていますが、要望通りではないのが現実です。
今のところ、大阪府と事務局の農林緑政課と森林組合とで、定期的に協議をして、現場レベルで問題意識や課題は共有しており、何とか打開するところはないか、事業の棲み分けができないかといった議論はしています。引き続き現場をしっかり確認して、どういった課題があるかという点を、事務局としても引き続き、問題意識を持ち続けていたら、何とか、色んな打開策が見えてくるかと期待しています。

〇会長
激甚災害を受けて実施した森林災害復旧事業が終わったら終わりという話ではなく、指標の最終目標として令和14年3月までに200haを掲げておりますので、これに繋がっていく様に、鋭意努力して欲しいと思います。

〇委員
今の話と同じですが、地籍調査のところで、課題共有として意見を申し上げるところですが、地籍調査事業は平成16年度、17年度あたりから開始して、当初、これも大阪府、高槻市、森林組合でスタートしましたが、高齢化や集会の混乱、不明確であるというところが課題として進んできました。当初は、20から30年の間としていたので、本来なら終了予定の次期ですが、今のペースでいくと更に20年程度掛かってしまうということで、より高齢化や既に亡くなられた方もいますので、境界確定が難しくなっていることから、やり方や事業の進捗を考え直さないといけない時期だという点は、現状として申し上げておきます。
もう1点、新たな森林保全協定の制度設計の検討とは、どういった検討なのでしょうか。

〇会長
「森林整備に対する支援」の取組の令和4年度実績に、新たな森林保全協定の制度設計を検討したと書かれています。それについては、如何でしょうか。

〇事務局
この協定は、高槻市、森林所有者、みどりとスポーツ振興事業団の3者で協定を結んでいましたが、みどりとスポーツ振興事業団が解散したこともあり、その協定自体が基本的に無効になったため、新たに2者で結ぶのかなどを検討していますが、詰まっていません。今後、その制度のあり方も含めて検討していきたいと考えております。

〇委員
以前の森林銀行制度については、聞くところによるとバブル開発で需要があった中で、所有者の人も相続するときに困って、そういうのを救済、或いは山としてしっかり持っている人の支援をするというのが、保全協定制度という理解をしています。最近では時代も変わり、大規模開発がなくなり、小規模で、太陽光発電施設を作るなど、色んな面で開発の動きもあるため、つらい点はありますが、消費者の立場では、山から経済的、社会的な得るものがなければ、持っていても仕方ないので、しっかり山として持っておられる方や管理している方に支援する制度が、この都市近郊で引き続きあればと思っています。

〇会長
良い答えは見つからないかもしれませんが、制度設計に関して、鋭意、努力していただきたいと思います。

〇会長
ほかには如何でしょうか。

〇委員
有害鳥獣の防止では、高槻市にはシカやイノシシによる農作物に対する被害がありますが、森林にもすごい被害があるそうです。
例えば、新たに植栽したら、シカの被害の防護カバーをしていますが、それには、すごく費用が掛かります。
さらに、シカは、ヒノキで角を研ぐので木がすごく傷みます。勿論、高槻市の山全体に、ネットを張るわけにいかないのでシカの頭数を減らすことが大事だと思います。高槻では、推定で500から1,000頭もいます。私たちがボランティアで入っても、原地区や萩谷地区でもシカを見かけます。
イノシシは良い値で売れますが、シカはあまり買い手がありません。
それと、ジビエ料理でシカ肉も食べていますが、殺してから2、3時間で処理をしないと、その肉は使えないため、北摂にそのような処理場が無いため、結局、シカを捕ってもお金になりません。
例えば、南丹・北摂の協議会があれば、その協議会で、ジビエ推進するための、処理施設の様なものが出来れば、シカももう少し捕れるということをすごく感じています。
さらにシカは、マダニの最大の媒介者です。シカの獣道を通るとマダニの被害も出ます。
全国的な問題でもありますので、シカの適正な頭数にしていくために何とかしたいと思いますが、何か良い方法はないのでしょうか。

〇事務局
委員からございましたジビエのお話ですが、南丹・北摂地域鳥獣被害防止対策連絡協議会でも、過去にジビエの施設が出来ないかという議論があり、どの市町村も、何処かの地域であれば、利用したいけれども地域において、嫌悪施設になるというところもあるので、我が市町村ではと、敬遠される意向を結構お持ちのところもあり、高槻市においても、市内で施設を設置するのは、難しいということで、今に至っております。
高槻市の方でも、南丹・北摂の方で、兵庫県の何処かであったり、京都府の何処であったりであれば、是非、そこから2時間以内で運べるような場所で利用したいとは考えていますが、難しいところです。
高槻市内でも、例えば、原地区の本山寺の地域とか、猟友会や自然保護団体や国有林の中であれば国とも協力しながら、シカの駆除を共同で行っています。
また被害が集中して起きているような所については、集中した対策を今後やっていく必要はあると考えています。
後は、これからの人口減少の中で、猟友会もハンターが減ってきている状況にあり、農作物被害をいかに抑えていくかが、大きな課題になっていきますので、有害鳥獣の駆除においては、ハンターの活動も求めながら、農作物を栽培する側でも、有害柵を有効に利用して、被害を防ぐということが、今後の大きな課題となってくると考えています。

〇会長
大阪府下では、北摂山系だけですね。生駒、金剛、和泉葛城山系では、まだシカの侵入はなくて、特に、生駒山系では奈良側はかなりの被害が出ていますので、いずれ大阪側にも入ってくるのは時間の問題だと言われています。
日本でも、兵庫県は、北海道に次いで2番目位で万単位のシカ駆除をしており、県を挙げて、ジビエ研究をするなどしていますが、大阪府はそこまで取り組みが進んでいません。
やはり、北摂各市と、大阪府が連携して、シカ対策を考えていかないと、単独市だけでは、対応が困難だと思います。
兵庫県も先行的にシカの頭数管理をされようとしていますが、追いつかない位、増えている状態ですので、兵庫県の施策なども参考にしながら検討してみるのもよいかもしれません。

〇委員
私の友人が奈良県に居て、シカを撃ち、尻尾を持っていけば補助金が貰えるようです。その補助金が良いかどうかは別ですが、シカを撃っても、一銭の得にもならず、鉄砲の弾だけが損するのであれば、一定の頭数の中であれば、補助金を出すようなことも、頭数を減らす方法の一つかと思います。
私が、過去に在籍していた時は、イノシシの尻尾を持っていけば、幾らか補助金が出た時代もあったかと思いますので検討してみても良いのかと思います。

〇会長
ありがとうございます。ほかには如何でしょうか。

〇委員
1点目が「市民農園整備の推進」の取組についてですが、私はお米を作っていますが仕事もしているので、田に水を入れてから仕事に行くと帰ってきたら水が入っている時と、入っていない時があります。その上流には、個人がお貸ししている農園か市民農園かは定かではありませんが、その方が自分の所に水を入れているからだと思われます。実際、私も、トラブルとなったことがありますし、私の知人でも同様の事例があったようです。市民農園が広がるにつれて、水田をやっている人達とのトラブルが、今後、発生していくのではないかと思います。
個人が管理する市民農園と、市が所有して貸す市民農園があるかもしれませんが、第三者が借りることには変わりないと思いますので、大きなトラブルとなる前に一定のルールを定めるなどを検討しても良いのではないかと自分の経験上感じています。
2点目が高槻市の特産品は、シイタケと思っていますが、他にもありますでしょうか。
3点目が、私は、ここ3年ほど市内小学校の授業に入り、5年生の総合という授業で、小学生に米粉の魅力などを話してきています。小学生に、色んな農業のことを教えると実際、100人に1人位は前向きになり、高槻の農業に対して、興味を持つ子が出てきます。そういった意味で、教育関連、農と教育がちょっと近くて、遠いかもしれないですが、上手くバランスをとれば、将来の担い手というところにも繋がるのではないかなと思います。

〇事務局
1点目の市民農園に関するご意見についてですが、市民農園については、高槻市にも様々な農園に関する苦情などが入ることがあります。高槻市では、お話を聞いて、その農園の所有者にお伝えをして、市民農園を借りられている方に原因があれば、お伝えさせていただくなどの対応をしています。また、市のホームページなどで、市民農園における一般的なルール案を掲載しています。ただ、現場の状況にもよりますので、高槻市でも、その所有者に細かくお話をさせていただいたりする形も良い方法かとも考えています。

〇委員
農業における水については、私が地区の水利組合長をしていますので意見させていただきます。この件については、いくつも問題が出ており、水利組合長としても困っています。地域の農家は水利費を払って水を使用していますが、市民農園などを借りられている方は水利費のこと自体知らない。ちょうど水利費の徴収をしている最中のため、地区の水利組合内でも検討していますので、高槻市との協議なども含めて検討しております。

〇事務局
2点目の高槻市の特産品についてですが、特産品として、市全域の米、樫田、三箇牧地区のトマト、清水地区の服部越瓜、・阿武野、清水地区のいちご、芥川地区の花き、樫田地区のシイタケ、五領地区のタケノコです。

〇委員
3点目についてですが、以前に知人が小学校へ出前教育に行っていたのですが、私に出前教育に出てもらいたいと推薦されました。ただ、忙しすぎてその話を受けられませんでした。出前教育となれば、JAとも協力するなどしても良いかもしれません。

〇事務局
学校での総合学習の時間に、米づくりについて学ぶ取組がございますので、例えば、学習田での稲刈りや田植えの体験、それ以外にも、学校の実態に応じて、ゲストティーチャーを招いて、農業について学ぶというような出前事業、こういった取組は、継続して各校が今後も実施していく重要性はあると考えております。

〇会長
分かりました。
学校にとっては、カリキュラムが厳しくなっていて、英語などもあり、総合学習的なところが少なくなっているのも実態かと思いますが、高槻市は、学習田が充実していますので、そこで少し学ぶ機会があるというのと、木育にしろ、食育は非常に重要ですので、うまく工夫して、継続していただければと思います。

〇委員
総合学習の話ですが、学校が忙しいことは重々承知していますが、どうしても、イベント的になっていて、田植えやります、稲刈りした、楽しかった、なんか泥遊びできた、みたいな感じになりますが、この間の育っていく過程などが大事なのにそこが学べていないこともあります。
本当は、そこが理科や地理における教材の宝庫の筈なので、そういった点が本当の教育になると考えていますので、意見として言わせていただきます。

〇会長
そうですね。農業では要所、要所に草刈りもしないといけないなど、一つ一つの過程を全て学習出来ると本当は良いと思います。

〇会長
大体、意見交換が出来たかと思います。
それでは、本日も皆様から貴重なご意見をいただいておりますので、それも考えていただきながら、各取組としては、全て順調に進んでいるという「〇」の評価で、当面は各取組を継続していくという結論かと思います。
但し、いくつかの取組で意見も出ておりますので、その辺りを考慮していただきながら、令和5年度の評価に結びつけていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
私の方で預かっておりましたご意見は、大体整理出来たかと思います。
委員の皆様よろしいでしょうか。

〇委員一同
<各委員異議なし>

〇会長
次に、議事2その他について、事務局より何かありますか。

〇事務局
次回の開催予定の連絡です。次回は令和6年度中に開催したいと考えております。詳細な日程等については、会長と調整の上、改めてご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは本日の議事は、以上となります。
では、本日の要点録は事務局で整理し、取りまとめは会長に一任していただきたいのですが、いかがでしょうか。

〇委員一同
<各委員異議なし>

〇会長
それでは、事務局にて要点録の作成をお願いします。
委員の皆様におかれましては、議事の進行にご協力を賜り、予定通り終えることができました。 皆様、ありがとうございました。

〇事務局
本日、受け賜りました貴重なご意見等を十分踏まえまして、引き続き、農林業の持続的な発展を目指し、取組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
本日は、会長をはじめ、各委員の皆様におかれましては、長時間にわたり、ご審議を賜り誠にありがとうございました。
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