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令和6年第4回高槻市教育委員会定例会会議録

ページID:126553 更新日:2024年5月21日更新 印刷ページ表示

令和6年4月17日(水曜日)午後3時00分、令和6年第4回高槻市教育委員会定例会を教育委員会室に招集した。

 

出席者

樽井 弘三 教育長
浦野 真彦  委員
美濃  律  委員
岡本 華世  委員
松村 洋子  委員

出席した事務局職員の職、氏名

教育次長 青野  淳
教育次長代理 前迫 宏司
教育次長代理 杉野 暁子
教育政策推進官兼教育政策課長 藤田 卓也
教育DX推進官 八木 啓一
教育総務課長 橋長 忠司
保健給食課長 松岡 広樹
教育指導課長 小寺 基之
教職員課長 武藤  亮
教育センター所長 山本由紀子
教育指導課主幹 西田 大世
教職員課主幹 尾崎  元
教育政策課課長代理 小澤 祐樹
教育総務課課長代理 高橋 直樹
教育指導課課長代理 直原 考志
教育センター所長代理 川端 清史
教育総務課副主幹 平野 裕士
教育総務課副主幹 原田由美子
教育指導課副主幹 中前 勝則
教育指導課副主幹 矢野 幸広
教育指導課副主幹 誠光 俊明
教育センター副主幹 北畑 謙一
教育政策課主査 菊川 雅也
教育政策課指導主事 村山  健
教育総務課主査 粒田 雄一
教育センター指導主事 中島 道成
教育政策課 芦田 諒太
教育政策課 土井 直人
教育総務課 森本  純

議事日程

日程第 1 報告第 3号 令和5年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について
日程第 2 承認第 2号 高槻市教育委員会人事異動の承認について
日程第 3 承認第 3号 高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について
日程第 4 承認第 4号 高槻市学校教育審議会規則の制定について
日程第 5 承認第 5号 高槻市教育委員会事務局組織規則中一部改正について
日程第 6 承認第 6号 高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について
日程第 7 議案第 6号 高槻市立学校における学校運営協議会委員の任命について

 

 

(午後3時00分開会)

 

 

樽井弘三教育長
 ただいまから、令和6年第4回高槻市教育委員会定例会を開会いたします。
 なお、本日の会議に傍聴の希望がございましたので、許可をいたしております。
 本日の会議の出席者は、5名でございます。なお、本日の会議の署名委員は、美濃委員 岡本委員にお願いいたします。
樽井弘三教育長
 ここで、令和6年第3回定例会会議録の承認をお願いいたします。
 会議録につきましては、事前に委員の皆様方にご確認いただいております。原案のとおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

樽井弘三教育長
 ご異議が無いようですので、会議録の承認につきましては、原案どおり承認されました。
樽井弘三教育長
 それでは、議事に入ります。
 日程第1、報告第3号、「令和5年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について」を議題といたします。報告を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただ今上程されました、日程第1、報告第3号、「令和5年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について」の提案理由をご説明申し上げます。
 それでは、A3版の資料をご覧ください。
 チャレンジテストについては、1・2年生は、平成26年度より、3年生は、平成28年度から実施しております。
 今回のチャレンジテストにつきましては、市立中学校1・2年生の全生徒を対象に、1月10日の水曜日に実施いたしました。
 調査内容は、1年生では国語、数学及び英語の3教科、2年生では国語、社会、数学、理科及び英語の5教科でございます。
 また、調査に併せて、生徒に対するアンケートを11項目実施いたしました。
 本調査の目的ですが、4点ございます。
 1つ目は、大阪府教育委員会が、府内における生徒の学力を把握・分析することにより、大阪の生徒の課題の改善に向けた教育施策及び教育の成果と課題を検証し、その改善を図ること。
 加えて、テスト結果を活用し、大阪府公立高等学校入学者選抜における評定の公平性の担保に資する資料を作成し、市町村教育委員会及び学校に提供すること。
 2つ目は、市町村教育委員会や学校が、府内全体の状況との関係において、生徒の課題改善に向けた教育施策及び教育の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、学力向上のためのPDCAサイクルを確立すること。
 3つ目は、学校が、生徒の学力を把握し、生徒への教育指導の改善を図ること。
 4つ目は、生徒一人ひとりが、自らの学習到達状況を正しく理解することにより、自らの学力に目標を持ち、また、その向上への意欲を高めることでございます。
 テスト結果の公表につきましては、チャレンジテストの参加についてご審議いただいた際に、市全体の結果のみを公表し、学校別結果の公表は行わないこととご可決いただいております。
 この決定をふまえ、市全体の概要及び結果を今後、市ホームページにも掲載する予定でございます。
 なお、結果等につきましては、教育センター所長より説明させていただきます。
 以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくお願い申し上げます。

教育センター所長(山本由紀子)
 私からは、令和5年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について説明させていただきます。
 引き続き、A3版の資料をご覧ください。
 市立中学校1・2年生で実施いたしましたチャレンジテストの実施教科については、先ほど教育次長からの説明にあった通りですが、2年生の理科及び社会の調査につきましては、各学校の年間カリキュラムでの指導内容によって、各学校がA・Bの2種類の調査問題を選択することとしており、本市では、社会の調査問題において全中学校が問題Aを選択し、理科の調査問題においては、問題Aを9校が選択し、問題Bを9校が選択しました。
 さて、資料左下に位置する「学年・教科別正答率比較(対大阪府)」の表をご覧ください。
 1年生では、3教科すべてにおいて大阪府平均を2.4から5.5点上回り、2年生でも、5教科すべてにおいて2.2点から6.2点上回る結果となりました。
 続きまして、右側の得点分布グラフをご覧ください。
 各教科の得点分布を見ますと、特に英語科において高得点層が多くなっており、2年生については得点率においてもすべての領域において、大阪府を5ポイント以上上回る結果となりました。
 英語だけでなく、1・2年生ともに、調査内のすべての領域等において、大阪府の平均点を上回り、バランスよく学力が育まれていることが分かります。
 問題の特徴としましては、全国学力・学習状況調査同様、日常生活の具体的な場面を設定した問題が出題されていました。
 例えば、国語では図書委員会の活動内容を全校集会でスピーチするための準備をする場面や、学級内でテーマを決めて一人ひとりがレポートを作成する場面、数学では、飾りつけのための折り紙を使った輪飾りをつくる場面、理科では、使い捨てかいろなどの、化学かいろで起こる化学変化について考える場面など、身に付いた力を、日常生活の具体的な場面で活用する力が求められていることが分かります。
 社会においては、多くの問題で大阪府の正答率を上回っていましたが、関ヶ原の戦いが起こった場所や、石見銀山の場所など、地図上から場所を選ぶ問題において大阪府を下回っておりました。社会科においては、位置や空間的な広がりに着目することも大切です。授業においては、地図帳や教科書に掲載されている場所を確認するなど、その地域に関連する資料を効果的に活用する力を身に付けていくことが重要であると考えます。
 次に、資料の裏面「生徒に対するアンケートの結果」をご覧ください。
 アンケートは、令和5年度から内容が変更されていますので、過去のものと経年比較ができないため、特徴が見られた点についてお伝えいたします。
 大阪府の結果と比較しまして、1、2年生ともに肯定的な回答が概ね府を上回っておりました。設問3「思考ツールの活用」や設問4「タブレットの活用」は府を上回っていますが、授業中における効果的な場面での活用は、引き続き研究を進めてまいります。
 設問11の「普段、1日平均どれくらいの時間、学習以外にスマートフォンやタブレットを使っていますか」については、2時間以上使用していると回答した生徒の割合は大阪府の平均を下回っておりましたが、1日平均3時間以上スマートフォンやタブレットを使用している生徒は高槻市で50%を超えており、これまでと同様な傾向が見られました。
 設問3、4についても肯定的な回答や週1回以上の活用頻度は大阪府を上回っており、児童生徒1人1台端末の活用が進んでいると考えられますが、引き続き授業での効果的な活用について研究するとともに、情報活用能力の育成をはじめ、これからの時代に必要となる資質・能力を身につけられるように、教職員研修の充実等の様々な取組を進めて参ります。
 以上、令和5年度チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について説明させていただきました。

樽井弘三教育長
 ただいま、報告が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。

美濃律委員
 アンケート結果の設問4「授業中、PC・タブレットを使って、学級の友だちと意見を交換する場面はどれくらいありますか」について、大阪府を大きく上回っている要因として、どのような取組による成果であると考えられますか。

教育センター所長(山本由紀子)
 端末導入から現在まで、児童生徒1人1台端末の活用のため、各学校においては教職員研修を積極的に行ってまいりました。この間、端末を活用した授業づくりの推進者となる教員を各校1名ずつ置き、様々なアプリを活用した授業づくりの研究を進めるとともに、校内での研修講師を務めるなど、活用スキルの向上と活用場面の交流を行い、効果的な活用を推進してまいりました。
 教育センターとしましては、今後も、発達の段階や使用場面に応じて、効果的に活用できるよう、研究や研修の充実に努めてまいります。

樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。

松村洋子委員
 学力テストの結果について、大阪府と比較して、すべての項目において平均点を上回っているということは、先生方のご指導の成果と生徒の頑張りが反映されていると思います。
 英語について、高槻市の1、2年英語の低得点者層の生徒が、大阪府と比較しても特に少ない要因は何ですか。

教育センター所長(山本由紀子)
 高槻市は、50点未満の低得点層の生徒数が大阪府と比べると少なく、ゆるやかに右肩上がりのグラフとなっていることが分かります。
 これは小学校と中学校の教員が9年間を見通して連携しながら指導に当たり、生徒が着実に力をつけていることが成果であると捉えております。
 また、小中連携した英語の授業づくりの取組に加え、低学年からのショート・イングリッシュタイムの取組とALTの効果的な活用が英語に苦手意識を持つ児童生徒の意欲の向上や基礎的な知識・技能の定着につながっているものと考えています。

樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。

岡本華世委員
 理科Aと理科Bの問題について、それぞれ9校ずつ選択したということですが、調査問題にはどのような違いがあったのでしょうか。

教育センター所長(山本由紀子)
 調査問題につきましては、設問1から4「粒子」及び「生命」領域については、共通問題となっております。設問5のみA問題では「エネルギー」領域より電気回路に関する出題で、B問題では「地球」領域より天気に関する出題となっておりました。

樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。

浦野真彦委員
 理科について、昨年の平均点が56点台であり、今回、41点台と下がっています。大阪府の平均も下がっていることから、問題が難しくなったと理解してよいのでしょうか。
 また、使い捨てかいろなどの化学かいろで起こる化学変化について考える場面、とはどのような問題だったのか、もう少し具体的に教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 まず、問題の難易度についてですが、これまでも計算やグラフを作成するという問題で課題が見られましたが、府の平均点も昨年度より下がっており、難しかったのではないかと考えております。
 正答率20%未満の問題は、令和4年度調査ではありませんでしたが、令和5年度調査では理科Aで4問、理科Bで3問ございました。出題内容は、実験の結果をグラフで表すことができるか、回路図が表す電気回路を書き表すことができるか、計算によって圧力を求める方法を理解しているか、などでした。
 化学かいろの問題もそのうちの1問に含まれており、正答率は大阪府を上回っておりますが、高槻市は11.1%、無回答率は43.2%(大阪府の無回答率は49.4%)でした。この問題は、使い捨てかいろなどの化学かいろは袋から取り出すとあたたかくなるとともに質量が増加するという事象から、化学変化の規則性を見出し、大きさの異なるサイズの化学かいろの反応が止まったときの質量を求めるというものでした。

樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。

松村洋子委員
 生徒に対するアンケートについて、設問3番「授業中、思考ツールを使うなどして、自分の考えを整理したりまとめたりする場面がある」という項目についてですが、思考ツールとはどのようなものでしょうか。
 また、自分の考えを整理するのに思考ツールを使う方が良い、または使うべきだという推奨があるのでしょうか。

教育センター所長(山本由紀子)
 思考ツールについてですが、情報を分類したり、比較したり、関係づけたりするなどしながら、自分の考えを整理し見えやすい形で表現するためのツールであり、例えば、2つの円の重なりにそれぞれの要素と重なる要素を視覚化するベン図というものや、さまざまな要素の関連やつながりを示したイメージマップなどがあります。市内小中学校において、プリントで活用している事例もあれば、デジタルでの活用事例もあります。
 あくまで1つの手段として捉えておりまして、学習内容や学校の実態、発達段階に応じて効果的に活用する必要があると考えております。

松村洋子委員
 私自身が小学生だった頃はそのような思考ツールを使った覚えがありませんが、思考ツールを使うことが、効果的であるという話が昨今の教育業界ではあるのでしょうか。

教育センター所長(山本由紀子)
 授業の中で、ただ単に考えなさいと言われても、何について考えてよいか分かりづらいため、考える内容を焦点化させるためなどに思考ツールを使っております。書き出したことを自分の中で整理しやすいというところは効果的であるかと思います。

樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。

浦野真彦委員
 例年、アンケートにあった「授業中間違っても笑われない」という質問はなくなったのでしょうか。それに代わるものとして、設問6番「あなたの学級は、違った考えや意見を受け入れる雰囲気がある」に変わったと考えてよいのでしょうか。また、その場合、変更した理由やねらいについて教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 設定理由及び変更理由につきましては、この間、求められる授業が変わってきているため検討したと聞いております。全国学力・学習状況調査の生徒質問紙におきまして、令和3年度調査より「自分と違う意見について考えるのは楽しいと思いますか」、また、大阪府の「すくすくウォッチ」のアンケート項目では、「自分と違う考え方の人と話しているとき、その人がどうしてのそのように考えているのかをわかろうとする」という質問が設定されており、質問内容に関連性を持たせたのではないかと推測しております。

樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。

浦野真彦委員
 アンケートの設問11番「電子機器の使用時間」について、上昇が続いていると思いますが、上昇率はいかがでしょうか。上昇スピードが加速していると良くない気がしますが、いかがでしょうか。

教育センター所長(山本由紀子)
 チャレンジテストでは、1、2年生は令和元年度調査より、3年生は令和3年度調査よりこの項目に入っております。2時間以上の利用については、概ね大阪府を下回っておりますが、とりわけ4時間以上の利用については、年々徐々に増加しており、結果として令和5年度調査の1、2年生と令和元年調査と比較しますと、4時間以上利用している1年生は、高槻市で2.5倍、大阪府で2.2倍、2年生では、高槻市で2.3倍、大阪府で2.1倍、3年生は令和3年度調査と比較しますと、高槻市で1.14倍、大阪府で1.23倍となっておりました。

樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。
樽井弘三教育長
 それでは、私から大きく2点確認しておきたいと思います。
 まず、チャレンジテストの調査目的についてです。調査目的を整理すると4点になります。一つは、行政が、教育施策の改善を図ること。二つは、学校が、教育指導の改善を図ること。三つは、生徒が、学力向上への意欲を高めること。四つは、府立高校の入学試験での調査書の評定の公平性を担保すること。
 4点目だけ除いて、行政、学校、生徒の三者が目的に沿ってどんなふうにこのテスト結果を活用しているかということを、具体例を挙げて説明してください。

教育センター所長(山本由紀子)
 教育センターとしましては、チャレンジテストの概要及び結果について、校長会、教頭会にて報告をしております。また、各校の研究主任を中心とした共同研究推進担当者会にて、市内の課題等についても共有し、授業改善に生かせるよう協議する場を設けております。
 学校においては、例えば、同じ集団の中学1年時と中学2年時のチャレンジテストの各教科、領域ごとの得点率を比較し、得点率が上がった要因について、教員がどのような取組をしてきたのかを分析し、全体で共有するなどしております。また、授業改善を図り、効果が出ていた授業について、全教職員で参観を実施するなど、教員の資質・能力向上に学校全体で組織的に取組を進めている学校もございます。
 各学校においては、生徒に自分の得点と大阪府の得点を比較したレーダーチャート図と各設問に関する正誤表が記載された個人票を返却しております。レーダーチャート図から自分の学習上の成果と課題を知ることができ、次への学習意欲につながると考えております。

教育指導課長(小寺基之)
 教育指導課では、チャレンジテストなどの各種調査を活用し、児童生徒に確かな学力を育成するための様々な教育施策を実施しております。
 具体的な取組といたしましては、本市では、従前から家庭での学習時間が全国平均を下回っている状況があり、これらの課題を解決するため、小学校5、6年生、中学校全学年を対象とした家庭学習支援事業を実施しております。すべての児童生徒に学習習慣の定着や自学自習力の向上が図られるよう、学校に対して担任などから必要な児童生徒に声かけをするよう、周知しております。
 引き続き、チャレンジテストなどの各調査結果から児童生徒の学力や学習状況を把握し、教育施策の継続的な検証、改善を行っています。

樽井弘三教育長
 それでは、2つ目の確認です。このアンケートは前述の目的を達成するために活用できるものになっていると思います。このアンケートは全11項目ありますが、学力を形成する、学力を向上するという点で考えた際、負の相関関係は明らかに11番だと思いますが、正の相関関係となっていると考えられる上位3項目を教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 生徒に関するアンケートの結果について、学力と正の相関関係があった設問3点ですが、まず、設問1「文章や資料などを読むときに、どこが大事なところかを考えながら読んでいる」です。続いて、設問5「家で、自分の苦手なところ、必要なところを考えて勉強している」、設問3「授業中、思考ツールを使うなどして、自分の考えを整理したりまとめたりする場面がある」などのアンケートで肯定的に回答した生徒ほど、各教科の点数が高い傾向にあります。

樽井弘三教育長
 これらのことを踏まえて、このチャレンジテストの結果について考え方や意見を申し上げたいと思います。まず、何度もこの間言っていますが、コロナ禍を通して、家庭の経済社会文化的背景による子どもの学力格差が拡大をしたのではないかという危惧を持っています。
 そのような視点でも、この結果の検証を今後進めていかなければなりません。とりわけ、学力格差の是正を図ることが目的の一つになっている、家庭学習支援事業「学びup↑講座」については、この調査結果をしっかりと分析して、成果と課題を検証することで、より効果的な事業になるよう改善を図っていただきたいと思っています。
 それと、もう一つ気になるのは、チャレンジテストの返却です。おそらく、バタバタと年度末に返却しているのが実情ではないかと思っています。この生徒たちは、あと2年もしくは1年、中学校で学ぶため、面談等を行いながら意欲を持って学びに向かわせなければなりません。新年度当初に面談を入れた返却を行い、この1年あるいは今後の2年をこのように頑張るという決意をさせる場面も必要ではないかと思っています。学校それぞれのやり方があるため、強制的にはできませんが、結果の返却も大切にしていただきたい。
 また、アンケートについて、先ほどの説明で述べられたように、設問項目1番、5番、3番という順番に学力との相関関係が強いのだと思います。
 1番「文章や資料などを読むときに、どこが大事なところかを考えながら読んでいる」、5番「家で、自分の苦手なところ、必要なところを考えて勉強している」、3番「授業中、思考ツールを使うなどして、自分の考えを整理したりまとめたりする場面がある」。
 これらに共通しているのは、「考える」という行為です。これは、授業改善を進めていく上で非常に大事なことです。では、「考える」とはどういうことなのか。この場に指導主事の方々もおられますが、この質問を学校からされた時にどう答えるのかというのは一つポイントだと思います。その辺りもまた議論してもらったらいいと思います。
 私は「考える」というのは、未知のこと、分からないことを、今までの経験あるいは知識、それを使って解決しようとする頭の働き、あるいは推測しようとする頭の働き、そのようなことだと思います。「考える」ということが、未知のことを今までの知識を使って解決しようとするということであれば、やはり知識というものをおろそかにできません。経験を補うのは知識です。
 今の学習指導要領で「探究的な学び」が前面に出ていますが、その基盤になるのは、その人の経験と知識だと思います。経験と知識があって初めて「探究的な学び」が成立するものであります。
 とりわけ、義務教育の段階ではいかに基礎、基本となる知識を子どもたちに身につけさせるかということはとても重要なことなので、探究活動とともにバランスよく行うことを学校に指導助言してもらえたら思います。
樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。
 それでは、本件は報告案件でございますので、これをもって終了いたします。
 続きまして、日程第2、承認第2号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました日程第2、承認第2号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」の提案理由をご説明申し上げます。
 本件につきましては、令和6年4月1日付で行われました人事異動の内容について、事務に急を要することから、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、緊急やむを得ないものとして教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。
 まず初めに、4月1日付の人事異動の規模といたしましては、市全体で総数517名の発令がなされ、うち管理職の昇格者は62名となっております。また、新規採用職員は合計70名でございます。
 今回の異動は、既存の組織運営体制を維持しながら、さらなる業務執行体制の充実を図り、効果的・効率的な行政運営を行うため、退職に伴う必要人員の補充や長期在籍者の解消を中心とした人事異動を行っております。
 職員配置にあたっては、令和5年8月の機構改革によって再編した組織体制をより強固なものとするため、これまでと同様、適材適所の人事配置を基本としながら、引き続き、少数精鋭による配置を維持するものとしております。
 それでは、教育委員会の異動についてご説明申し上げますので、議案書をご覧ください。
 まず、事務局の新規採用者は大阪府教育委員会からの割愛を含めて8名でございます。
 事務局管理職の異動といたしましては、部長代理級1名、課長級4名、副主幹級7名、主査級5名の合計17名でございます。
 また、そのうち昇格者につきましては、課長級3名、副主幹級4名、主査級2名でございます。
 事務局一般職の異動につきましては、12名でございます。また、他部局への出向が管理職3名でございます。
 次に、学校関係の異動でございますが、任期付教育職員13名を新規採用し、校務員1名、給食調理員23名、任期付教育職員9名の、合計33名の異動を行っております。
 次に、幼稚園関係の異動でございます。
 管理職の異動につきましては、園長等の異動が9名でございます。
 一般職の異動につきましては、幼稚園教諭が10名でございます。また、市長部局への出向は管理職一般職あわせまして9名となっております。
 また、令和5年9月30日付で2名、令和5年12月31日付で1名、令和6年3月31日付で5名の退職がございましたので併せてご報告いたします。
 最後に、4ページをご覧ください。こちらに再任用職員の配置についてお示ししておりますが、全体でフルタイム職員を5名、短時間勤務職員を1名任用しております。
 それぞれの人事異動の詳細につきましては、議案書にお示ししておりますのでよろしくお願いいたします。
 以上、誠に簡単な説明でございますが、よろしくご審議のうえ、ご承認いただきますようお願い申し上げます。

樽井弘三教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。

美濃律委員
 市全体で517名の発令というのは、教育委員会事務局だけではなく、高槻市全体で発令された総数という理解でよろしいでしょうか。

教育総務課副主幹(平野裕士)
 ご指摘の通り、市全体の発令が517名となります。なお、教育委員会事務局の発令については120名の発令となっております。

美濃律委員
 120名の発令というのは、例年と比べてどの程度なのか教えていただけますでしょうか。

教育総務課副主幹(平野裕士)
 異動規模といたましては、昨年度は市全体で535名、教育委員会全体で153名の発令がなされております。教育委員会全体につきましては30名ほど異動者が減っている状況ですが、昨年8月の機構改革に伴い、社会教育施設の移管により教育委員会事務局の職員数が減っていることが主な要因と考えております。

樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。
 それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第2号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

樽井弘三教育長
 ご異議が無いようですので、承認第2号は、原案どおり承認されました。
 続きまして、日程第3、承認第3号、「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました、日程第3、承認第3号「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」の提案理由をご説明申し上げます。
 本件は、令和5年度末・令和6年度当初の高槻市立小・中学校教職員一般職の人事異動につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第38条の規定に基づき、令和6年3月5日に議案書のとおり大阪府教育委員会に対しまして内申をいたしましたので、これについて承認をお願いするものでございます。
 内申にあたりましては、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定に基づき、教育長が臨時代理として決裁をいたしたところでございます。
 なお、令和6年度の人事異動の概略につきましては、「転出入一覧」のとおりでございます。
 以上、誠に簡単ではございますが、よろしくご審議のうえ、ご承認いただきますようお願いいたします。

樽井弘三教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
樽井弘三教育長
 それでは私から確認をしておきたいと思います。
 教職員人事に関しては、自ら志を持って異動希望を出せるシステムとして、「チャレンジ人事交流」と「トライシステム」の2つがあります。「チャレンジ人事交流」と「トライシステム」の目的と、今回の異動実績について、希望者数と、実際の異動者数をシステムの種類も含めて教えてください。

教職員課長(武藤亮)
 まず、トライシステムについてご説明いたします。トライシステムにつきましては、学校や中学校区に必要な人材を教育委員会が募集し、応募した教員の中から人事異動を図る制度となっております。
 募集する人材につきましては、5つの区分からなっており、いずれの区分も募集する目的を明確にし、教員の資質向上を図り、学校教育の活性化に資する目的でトライシステムを運用しております。
 応募状況と異動状況ですが、5つの区分についてご説明いたします。
 1つ目は、連携型小中一貫教育の推進をさらに効果的に進める教員の区分です。こちらは、小学校から中学校への異動、反対に、中学校から小学校への異動というものでございます。小学校から中学校への異動につきまして、応募が1名、実際に異動したのが1名です。中学校から小学校への異動を希望した者が2名でしたが、異動した者は0名となっております。
 2つ目は、児童心理治療施設内に施設内学級を有する学校、つまり南平台小学校及び阿武野中学校において、施設内学級を担当する教員の区分です。南平台小学校への異動について、応募は0名でした。阿武野中学校への異動につきましては、応募が3名、そのうち異動したのは1名となっております。
 3つ目は、3年間の期限付きで市内の小中学校において、小中一貫教育の推進を効果的に進める教員の区分です。これも小学校から中学校、中学校から小学校への異動ですが、一つ目の区分と違うのは3年間の期限付きという点です。こちらの区分につましては、小学校、中学校ともに応募は0名でした。
 4つ目は、3年間の期限付きで第一中学校区、つまり、高槻小学校、桃園小学校、第一中学校において、学習指導拠点校区の取組に携わり、授業力を高めたい教員の区分です。小学校からは応募が3名あり、実際に異動したのは2名です。中学校からは応募が2名あり、実際に異動したのは1名です。
 最後、5つ目は、3年間の期限付きで、第三中学校区、つまり、芝生小学校、寿栄小学校、丸橋小学校、第三中学校において、SPS認証校における学校安全の取組に携わり、学校安全についての認識を深めたい教員の区分です。こちらにつきましては、小学校、中学校ともに応募は0名でした。
 全区分でいいますと、応募が11名あり、実際に異動したのが5名です。全員が異動しているわけではないことについてですが、小学校、中学校ともに、過欠員の状況、特に中学校については、教科の過欠員の状況があるため、希望が叶わない者がいるという状況です。
 今後は、応募が0名の区分もありますので、各区分とも応募者を増やして、異動を促進し、学校教育の活性化に資するようにする必要があると考えております。そのためにも年度の早い時期から異動対象者に校長から働きかけを依頼していきたいと考えております。
 2つ目の「チャレンジ人事交流」についてです。「チャレンジ人事交流」につきましては、他市町の教育活動を学び、交流期間が終了した後に、元の市町に復帰し、学びを還元していくことを目的とする制度となっております。
 種類が2つあり、「チャレンジ人事交流」につきましては、対象者が1校目のみ経験した者が対象となります。交流期間は2年となっております。
 もうひとつは「ネクストチャレンジ人事交流」というものです。こちらの対象者は2校目以降の経験者が対象となります。交流期間は3年となります。
 異動の状況です。転出したのが、「チャレンジ人事交流」において、小学校が2名おり、それぞれ吹田市、摂津市へ異動しております。中学校が2名おり、吹田市、茨木市へ異動しております。
 「ネクストチャレンジ人事交流」につきましては、小学校が1名、吹田市へ異動しております。
 それぞれ、2年後、3年後に高槻市へ戻ってきて、それぞれの他市町で学んできたことを還元していくこととなっております。
 転入につきましては、今年度は「チャレンジ人事交流」で小学校が3名おり、茨木市から1名、摂津市より2名来ております。中学校が1名、吹田市より来ております。
 「ネクストチャレンジ人事交流」につきましては、中学校が1名、茨木市より来ております。
 この方々につきましても、2年間及び3年間で高槻市の教育を学んでいただいて、それぞれの市に戻って還元していくということになっております。

樽井弘三教育長
 高槻の教育を進めるうえで、「安全安心の学校づくり」が一番前提になると思っています。2つ目は「小中一貫した学習指導、生徒指導、地域連携」、3つ目は、そのための学校運営のシステムを確立しようという「学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)」の3点が基盤になると思います。
 そのことを念頭に考えると、「トライシステム」というのは、とても大事な人事のあり方であると思っています。
 3年間の期限付きの小中一貫教育の推進を効果的に進める教員の区分の希望者が0名、第三中学校区の学校安全についての認識を深めたい教員の区分の希望者も0名です。
 大きな柱の2つが0名となっているので、今後、ここを耕していかないといけないと思っています。様々な機会を使って、教職員への理解を進めていただきたい。
 「チャレンジ人事交流」については、多くの教職員が高槻にも来ていただいている。転出入はだいたい同数になっていますが、良い経験をして、交流を深めていただきたいと思います。
樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。
 それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第3号、「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

樽井弘三教育長
 ご異議が無いようですので、承認第3号は、原案どおり承認されました。
 続きまして、日程第4、承認第4号、「高槻市学校教育審議会規則の制定について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま、上程されました日程第4、承認第4号、「高槻市学校教育審議会規則の制定について」の提案理由をご説明申し上げます。
 本件につきましては、令和6年4月1日付けで規則の制定を行う必要があるため、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、緊急やむを得ないものとして教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。
 高槻市学校教育審議会につきましては、教育委員会の附属機関として設置することについて、教育委員会の意見聴取を経て、3月市議会でご可決いただいたところでございます。
 本審議会の設置に伴い、委員長の選出や会議の招集など、審議会の組織、運営等につきまして、所要の事項を定めた「高槻市学校教育審議会規則」を制定したものでございます。
 以上、まことに簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

樽井弘三教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
樽井弘三教育長
 それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第4号、「高槻市学校教育審議会規則の制定について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

樽井弘三教育長
 ご異議が無いようですので、承認第4号は、原案どおり承認されました。
続きまして、日程第5、承認第5号、「高槻市教育委員会事務局組織規則中一部改正について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました、日程第5、承認第5号「高槻市教育委員会事務局組織規則中一部改正について」の提案理由をご説明申し上げます。
 本件につきましては、令和6年4月1日付けの人事異動に伴い、緊急に改正を行う必要が生じたため、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定に基づき、教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。
 改正の内容としましては、第3条第2項及び第5項において、教育総務課の分掌事務の一部が変更されたこと、家庭教育に関すること等の分掌事務が教育指導課から教育総務課に変更されたことから、所要の改正を行いました。
 また、別表(第7条関係)において、新たに教育委員会事務局における法務に関することを担任する参事が置かれたことにより、一部改正をしております。
 以上、まことに簡単な説明ではございますが、ご審議の上、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

樽井弘三教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
樽井弘三教育長
 それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第5号、「高槻市教育委員会事務局組織規則中一部改正について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

樽井弘三教育長
 ご異議が無いようですので、承認第5号は、原案どおり承認されました。
 続きまして、日程第6、承認第6号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました、日程第6、承認第6号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」の提案理由をご説明申し上げます。
 本件につきましては、「高槻市立の学校に在籍する教職員の表彰に関する規程」第5条に基づく永年勤続表彰を3月29日に行うにあたり、事務に急を要することから、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、緊急やむを得ないものとして教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。
 表彰対象者といたしましては、本市の市立の学校に在籍し、令和5年度に退職されました教職員の方々のうち、20年以上の長きにわたり職務に精励された方々で、指導教諭で退職された方が1名、教諭で退職された方が2名、養護教諭で退職された方が1名の、計4名の方々でございます。なお、氏名等につきましては、議案書にお示しいたしておりますので、省略させていただきます。
 以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上ご承認いただきますようお願い申し上げます。

樽井弘三教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。
樽井弘三教育長
 それでは、無いようですので、採決に入ります。承認第6号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

樽井弘三教育長
 ご異議が無いようですので、承認第6号は、原案どおり承認されました。
 続きまして、追加議案の、日程第7、議案第6号、「高槻市立学校における学校運営協議会委員の任命について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました、日程第7、議案第6号、「高槻市立学校における学校運営協議会委員の任命について」の提案理由をご説明申し上げます。
 本学校運営協議会につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の5第1項及び高槻市立学校における学校運営協議会の設置等に関する規則第3条の規定に基づき、令和4年度、5年度に設置した高槻市立第一中学校区、第七中学校区、第八中学校区、第十中学校区及び城南中学校区に加え、令和6年4月1日付けで、高槻市立第三中学校区、柳川中学校区、五領中学校区及び冠中学校区に学校運営協議会を新たに設置したところです。
 設置した9中学校区の学校運営協議会において、同法律第47条の5第2項並びに同規則第4条及び第5条の規定に基づき、委員を任命するものです。
 また、委員の任命につきましては、同規則第4条第2項の規定に基づき、当該中学校区における校長の合議によって教育委員会に提出された推薦書に基づいて行うものです。
 学校運営協議会委員の候補者は、お手元の資料「高槻市立学校における学校運営協議会委員候補者」にありますとおり、中学校区で、地域の住民、対象学校に在籍する児童生徒の保護者、地域学校協働活動推進員その他の対象学校の運営に資する活動を行う者、学識経験者、及びその他教育委員会が適当と認める者から構成される8名ずつ、計72名を候補者としております。
 任期につきましては、同規則第5条の規定に基づき、9中学校区の委員72名とも令和6年4月18日から令和7年3月31日としています。
 以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上、ご可決賜りますよう、お願い申し上げます。

樽井弘三教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご質問はございませんでしょうか。

浦野真彦委員
 第一中学校の選任区分に「その他教育委員会が適当と認める者」とありますが、教育委員会が探してくるということでしょうか。

教育指導課長(小寺基之)
 第一中学校区の学校運営協議会委員候補者名簿中の選任区分に「その他教育委員会が適当と認める者」と記載されていることついて説明をさせていただきます。この方ですが、現在、立命館大学の大学院2回生で、不登校について研究をされている方です。第一中学校との関わりでいいますと、令和4年度に第一中学校の不登校支援のボランティアとして、また令和5年度にはインターンシップとして3週間、また、令和6年度にも4月、5月にかけてインターンシップを予定しており、第一中学校に深く関わっております。大学院での研究を学校現場でも生かしており、不登校に対する支援をしていただいていると聞いております。このような理由より、第一中学校区から推薦を挙げられているものでございます。

樽井弘三教育長
 他に何かございませんでしょうか。
 それでは、無いようですので、採決に入ります。議案第6号、「高槻市立学校における学校運営協議会委員の任命について」を原案どおり可決してご異議ございませんか

 

(異議なし)

 

樽井弘三教育長
 ご異議が無いようですので、議案第6号は、原案どおり可決されました。
 以上で、本日の日程がすべて終了いたしましたので、閉会といたします。

 

 

(午後4時2分閉会)