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令和6年度第1回高槻市総合教育会議会議録

ページID:133930 更新日:2024年9月4日更新 印刷ページ表示
会議の名称

令和6年度第1回高槻市総合教育会議

会議の開催日時

令和6年8月21日(水曜日)

午後2時00分から午後2時23分まで

会議の開催場所

高槻市役所本館3階第2委員会室

公開の可否

事務局(担当課)

総合戦略部 みらい創生室

傍聴者数

1人

出席者

市長 濱田剛史

教育長 西田誠     

教育長職務代理者 浦野真彦

教育委員 美濃律

教育委員 岡本華世

教育委員 松村洋子

会議の議題
  1. はじめに
  2. 児童・生徒の校外学習について
  3. その他

配布資料

審議等の内容

(開会)

 

【濱田市長】

ただ今から、令和6年度第1回高槻市総合教育会議を開催いたします。

平素より、教育委員の皆様方には、本市教育行政にご尽力をいただいており、この場をお借りしまして、感謝を申し上げます。

 

本日の会議につきましては、高槻市総合教育会議運営要綱第5条の規定に基づき、傍聴を許可したいと思いますが、傍聴の方はおられますか。

 

【事務局】

1名いらっしゃいます。

 

【濱田市長】

本日、傍聴希望の方が1人おいでということですので、傍聴を許可したいと思います。では、傍聴の方に入場いただいてください。

 

<傍聴人入室>

 

なお、会議中に傍聴希望があった場合は、随時これを許可することといたしますので、よろしくお願いします。

 

さて、本日の議題としては、はじめに、6月14日付けで、前教育長の樽井氏が任期満了により退任され、同月15日から西田氏が教育長に就任され、新たな教育委員会の体制になられたこともありますので、改めまして総合教育会議の役割等について確認したいと思います。

また、個別施策として、「児童・生徒の校外学習について」を議題といたします。

来年度の小中学校の校外学習として、大阪・関西万博に行く事を検討されておりますが、報道等でも様々な情報が発信されておりますので、現時点でわかっている範囲のことを、教育委員の皆様と情報共有したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

【濱田市長】

それでは、次第に従いまして議事を進めさせていただきます。

はじめに、新教育長に向けて、一言ご挨拶申し上げます。

西田教育長におかれましては、これまで、本市市政の枢機に参画してこられた豊富な知識と経験をいかし、教育行政の推進に、その手腕を存分に発揮されるものと期待をいたしております。

この総合教育会議では、地方公共団体の長と教育委員会が十分な意思疎通を図り、本市の教育の課題やあるべき姿を共有して、より一層民意を反映した教育行政の推進を図ることを目的として、執行機関同士の協議・調整の場としております。

今後も有意義な意見交換を図ることができればと考えますのでよろしくお願いします。

 

【西田教育長】

ただいまご紹介をいただきました教育長の西田でございます。教育委員会を代表いたしまして一言ご挨拶を申し上げます。

濱田市長には、日頃より、本市教育行政の進展にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

さて、濱田市長におかれましては、本年の施政方針において、「虚飾に奔らない地に足をつけた堅実な行政を推進していく」と力強く仰っておられました。この言葉を教育に置き換えますと、「よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創る」という学習指導要領の基本理念のもと、すべての子どもたちの安全安心な日常を保障しながら、堅実な教育活動を積み重ねていくことだと考えております。

そのために、教育現場で起こります様々な課題の共有と、その課題の解決に向けて、総合教育会議を自由闊達な意見交換の場として充実させてまいりたいと願っております。

そして、市民の皆様から盤石の信頼を得られるよう、常に子どもの姿を念頭に置きながら、皆様とともに本市の教育の発展に向けて全力で取り組んで参る所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

【濱田市長】

どうもありがとうございました。

次に、「児童・生徒の校外学習について」を議題といたします。事務局より説明をお願いします。

 

【みらい創生室主幹】

「児童・生徒の校外学習について」ですが、来年度の校外学習として、大阪・関西万博への参加を検討されておりますが、その内容について大阪府教育庁から発信されている資料を用いて、情報共有をさせていただきます。

資料1の2ページをご覧ください。

2025年日本国際博覧会、略称、大阪・関西万博の概要ですが、開催テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」で、期間は2025年4月13日から10月13日の184日間です。場所は、大阪ベイエリアに位置する人工島の夢洲です。

児童・生徒招待事業の概要ですが、中ほど四角囲みの1点目、万博会場において、未来社会の先進的な技術やサービスに直接触れてもらうことによって、将来の夢や希望を感じとってもらえるよう、大阪の児童・生徒を万博会場へ無料で招待されるものです。

小、中、高校生等については、家庭環境に関わらず、より多くの児童・生徒に来場の機会を提供するため、学校・学年単位で来場していただくこととされています。

ちなみに、下段の表にありますとおり、対象となる児童・生徒の人数は、引率の教員を含めて、合計約95万人となります。

入場対象となる日数は、4月から7月の夏休み前までの平日がピーク時期と考えられ、この時期に集中すると想定した場合は67日間です。

このピーク期間に万博会場に来場する児童・生徒は1日約1.4万人と推計されますが、この間は、1.7万人の入場枠を確保されています。

3ページをご覧ください。

来場までのスケジュールですが、各学校が5月末までに大阪府が実施する意向調査に回答されており、10月頃までに、来場日時等の連絡があるため、現段階はその回答を待っている状況です。

5ページをご覧ください。

留意点がまとめられています。

2点目の観光バスについては、確保台数に限りがあり、小学1年生・2年生のうち万博会場までの所要時間が長い順に配当されますが、その台数は、来場ピーク時に当たる4月から6月で1日10台、その他の期間で、1日50台です。

ただし、府でも意向調査の回答を踏まえ、台数の充実に向けた調整を進められています。

2つ下の4点目、この教育旅行では、万博会場内への食事の持ち込みが認められております。会場内における昼食場所として、1回2000人程度が収容可能の屋根付きの団体休憩所が設置される予定です。1日につき、1万人以上の来場想定のため、予約・入れ替え制とされるようですが、それでも利用人数には制限があるため、小学生を優先して割り当てが行われ、団体休憩所が確保できなかった場合は、芝生広場やリングの下のベンチなどで、会場内に持ち込んだ食事を摂ることができるようです。

その他、複数の昼食可能な休憩所の増設を調整中のようです。

5点目、パビリオンについては、団体入場可能なパビリオンを万博協会から割り当てが行われる予定のため、希望するパビリオンの指定はできません。

なお、万博協会が割り振るため、団体休憩所の利用時間とも調整しながら、指定は行っていただけます。

6点目、学校単位での来場に参加できなかった児童・生徒については、個人で入場できるプロモーションコードが配布されます。なお、このプロモーションコードの名称は、現在チケットIDに変更されております。

6ページをご覧ください。

会場アクセスについて、6つのルートが示されています。

ルート1は、大阪メトロ中央線に乗り、夢洲駅まで行くルートで、中央線は1時間に24本、2.5分間隔で運行するとされています。

ルート2、3は大阪メトロの中央線以外から乗り換えるルートです。

高槻市から大阪メトロへアクセスするには、JRを利用する場合、大阪駅で環状線に乗り換え、弁天町で大阪メトロ中央線に乗り換えが必要であり、阪急を利用する場合、堺筋線の堺筋本町で中央線に乗り換え、夢洲駅まで行くこととなります。

ルート4は、JR桜島駅から、ルート5は主要な駅から駅シャトルバスで会場に向かうルートで、ルート5のみ駅シャトルバスの予約ができる予定です。高槻市からルート5で向かう場合は、新大阪から駅シャトルバスを利用するのがアクセスしやすいと思われますが、乗車可能人数は1時間で最大360人とされており、一般の来場者向けの交通手段でもあるため、希望どおりに利用が可能かは不透明なところもあります。

最後に、ルート6は観光バスを利用した場合で、学校近くからバスに乗り、会場まで行くことができます。ただし、到着場所が後ほど説明いたしますが、入場ゲートから離れた場所となります。

7ページをご覧ください。

こちらは、各アクセスルートの運行計画で、各主要駅からのバスの便数や輸送可能人数が示されております。例えば、右上には淀川左岸線ルートの主要駅からの運行予定となります。1番上に記載の新大阪駅では、バス10台を使用し、1時間に最大8便の運行が予定されています。その他につきましては、参考にお知りおきください。

8ページをご覧ください。

夢洲の交通ターミナルの位置図です。

図の左、西ゲート側に、団体バスの駐車場となる第2交通ターミナルがあり、こちらからゲートまでは、800mから1kmの距離があり、資料によると30分程度かかるとされています。

ゲートに近い第1交通ターミナルは、駅からのシャトルバスなどの駐車場となります。

また、図の右側には、東ゲートがあり、大阪メトロ夢洲駅がすぐそばにございます。

11ページをご覧ください。

会場内配置図となります。

会場の中央に木造リングがあり、その外側を民間のパビリオンが、内側に海外のパビリオンが位置しております。また、会場の真ん中には、シグネチャーパビリオンが配置され、リングの外、東側に日本館や大阪ヘルスケアパビリオンが配置されています。

12ページ以降は、設置されるパビリオンの予定となりますが、ここでは説明を割愛させていただきます。

これで資料1の説明は終わらせていただきます。

 

続きまして、資料2をご覧ください。

万博会場での見学モデルコースが示されています。

小学校では、観光バスを利用する場合、第2交通ターミナルに駐車することになりますので、こちらに9時に到着すると、西ゲートまで徒歩で30分の移動も含め、10時頃に入場することとなります。会場内を移動し、11時から12時までパビリオンを見学し、団体休憩所にて昼食をとります。その後、13時から14時まで展示やステージ見学し、14時に西ゲートを退場後、第2交通ターミナルまで戻り、15時15分頃、会場から帰路につきます。

地下鉄大阪メトロを利用する場合は、夢洲駅を降りるとすぐに東ゲートがありますので、10時頃に入場した後は、先ほどのバス利用と同様の過ごし方となります。

以上、万博への学校行事としての参加について、大阪府の児童・生徒招待事業の資料を用いて、ご説明させていただきました。

 

一方、大阪府都市教育長協議会と大阪府町村教育長会の連名で、大阪府教育委員会に招待事業に係る緊急要望書を今年5月1日に提出されました。参考資料1として配布しておりますのでご覧ください。

こちらの3ページをご覧ください。この中で、1.子どもたちの安心・安全な移動手段の確保、2.子どもたちが安心・安全に過ごすことのできる場所の提供、3.円滑なパビリオン見学、会場内の移動など、について、緊急要望しております。具体的な要望の内容については、この場では割愛させていただきます。

 

次に、参考資料2をご覧ください。

こちらは、7月4日に大阪府教育庁が各市町村の教育委員会に向けて実施した臨時事務担当者説明会の資料です。

こちらの5ページをご覧ください。

主要な調整事項に係る対応状況について説明があり、貸切バスの増加や休憩所の増設など、調整中であると、報告がございました。

 

最後に、参考資料3をご覧ください。

「大阪・関西万博 日帰り教育旅行の輸送に関する検討会(第2回)」が今月7日に開催され、資料提供を受けましたので、共有させていただきます。

この検討会は、万博協会と大阪府市万博推進局が、子どもたちが万博へ来場する際の安全・安心な移動環境等の実現を目指して、関係機関により必要な検討と調整を行う場として開催されています。

2ページをご覧ください。各学校に万博への来場意向調査を行っておりましたが、その結果の一部が記載されております。資料中ほどの来場手段に関するデータをご覧ください。対象児童・生徒、約88万人中、来場予定人数は約68万人です。その内、バス利用希望者数は約29万人で、来場予定者の4割以上が希望されている状況です。

次に3ページをご覧ください。日別の来場予定人数ですが、5月の希望が圧倒的に多い状況です。

4ページ以降はバスや大阪メトロ等の日別希望人数や、9ページには大阪メトロでの子ども専用列車の運行計画などが記載されておりますので、後ほどご参照いただければと思います。

説明は以上です。

 

【濱田市長】

ただいまの説明につきまして、委員の皆様と意見交換をさせていただきたいと存じますが、まず始めに、私から一言申し上げたいと思います。

大阪・関西万博についてですが、先程事務局から説明のあった児童・生徒招待事業については、市や教育委員会も事前に連絡はあったものの、学校教育活動の一環として、大阪府教育庁から各学校に案内があったものであり、各学校においては教育課程の編成権をもつ校長先生が、実施について判断するものではありますが、市民の安全を守る責任を有する私の立場といたしましては、交通手段や天候、会場での教育活動など、現時点では安全性が確保されているのか不安要素が多々あると考えています。

時期によっては猛暑、落雷などのリスクが高まり、避難場所や避難経路についての課題も指摘されています。

さらに、今月8日には、初めて南海トラフ地震臨時情報の巨大地震注意が発表されましたが、会場へのルートの多くは津波による被害が想定されていますので、こうしたリスクがあるということも考えておかなければなりません。

こうした課題は今後解決策が示されるものもあるかと思いますが、学校におきましては、様々なリスクがあるということをしっかり認識し、大阪・関西万博招待事業への参加の判断に当たっては、子どもたち全員の安全の確保を第一に、より慎重に判断されるよう、教育委員会から周知をお願いします。

また、教育委員会におかれましては、情報収集にも努め、校長先生方が適切に判断できるよう積極的に安全の確保に必要な情報の共有と必要な助言を行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員の皆様からも発言等がございましたらお願いいたします。

 

【西田教育長】

大阪・関西万博の開催が近づくにつれまして、報道等においても様々な情報が発信されているところでございますが、教育活動は、子どもたちの安全の確保の上に成り立つと考えております。

校外学習の実施に当たりましては、あらかじめ実地踏査を行い、現地の状況や安全の確認、地理的環境や所要時間などを把握するとともに、それらに基づいて現地施設の関係者との事前の打ち合わせを丁寧に行うことが必要です。

加えて、当日の交通事情や天候などについての対応策に十分配慮し、学校や児童・生徒の実態を踏まえた活動となるよう工夫するとともに、事故防止のための万全な配慮をすることも欠かせません。

また、自然災害などの不測の事態に対しても、避難の手順などは事前に確認し、自校との連絡体制を整えるなど、子どもたちの安全を守るために、あらゆることを想定して準備しておくことが最も大事であろうと思っております。

先ほど事務局の説明にもございましたが、大阪・関西万博招待事業につきましては、大阪府都市教育長協議会から大阪府教育委員会教育長に対しまして、令和6年5月1日付けで、『2025年日本国際博覧会「児童・生徒招待事業」に係る緊急要望書』を提出したところです。

現時点では、検討中として具体的な回答には至っていない状況ですが、今後も大阪府教育庁からの発信を注視するとともに、必要な情報の収集に努めてまいります。

先程、市長から「大阪・関西万博招待事業への参加の判断に当たっては、子どもたち全員の安全を第一に、より慎重に判断されたい」とのご意見がございました。

教育委員会といたしましても、安全安心な教育活動ができるよう、引き続き校長会等と丁寧に連携しながら、最新の情報を共有し、学校が実施についての適切な判断ができるよう支援してまいります。

 

【濱田市長】

ご意見ありがとうございます。

 

その他、ご意見はございますか。

意見等が無いようでしたら、本議題については以上といたします。

 

本日の議題としては以上になりますが、その他、報告等ございますか。

 

【事務局】

特にございません。

 

【濱田市長】

特に無いようですので、以上をもちまして、令和6年度第1回総合教育会議を閉会いたします。ありがとうございました。

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