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令和7年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議の議事録

ページID:167068 更新日:2025年12月15日更新 印刷ページ表示

会議の名称

令和7年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議

会議の開催日時

令和7年11月6日(木曜日)午後2時から午後3時30分

会議の開催場所

市役所本館3階 第2委員会室

事務局(担当課)

健康福祉部 長寿介護課

傍聴者数

2名

出席委員

高鳥毛委員 川部委員 辻中委員 須磨委員 土井委員 横尾委員 山口委員 𠮷里委員 北元委員 濵田委員 北川委員 樋上委員

議題

(1)地域ケア会議の実施状況と地域課題について

   令和6年度個別ケース検討会議の実施状況について

   令和7年度上半期の圏域ケア会議の実施状況について

(2)地域課題の解決に向けた取組について

(3)その他

配布資料

(資料1)令和6年度 個別ケース検討会議の実施状況について

(資料2)令和7年度上半期 圏域ケア会議の実施状況について

(資料3)地域課題の解決に向けた取組について

(参考資料1)高槻市地域包括ケア推進会議 委員名簿

(参考資料2)高槻市地域包括ケア推進会議の体系について

(参考資料3)個別ケース検討会議 事例様式

(参考資料4)もてたんレシピBook

主な審議内容

1 開会

1 開会

【事務局】

定刻となりましたので、ただいまより令和7年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議を開会いたします。本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

委員の皆様におかれましては、本日はお忙しい中、本会議へご参加いただき、誠にありがとうございます。

(配布資料の確認)

それでは、この後の進行は会長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

2 議事

議事1:地域ケア会議の実施状況と地域課題について

【会長】それでは次第に沿って、会議を進めさせていただきます。本日は委員全員で12名のところ、12名が出席され、高槻市地域包括ケア推進会議規則第3条第2項の規定により、本会議は成立致しておりますことをご報告いたします。また、本日は傍聴希望の方が2名おられます。高槻市地域包括ケア推進会議傍聴要領に基づき傍聴を許可いたしたいと思いますので、委員の皆様どうぞよろしくお願い致します。委員の皆様におかれましては、本会議の運営へのご協力、よろしくお願いいたします。

それでは早速、次第に沿って議事に入らせていただきます。議事1地域ケア会議の実施状況と地域課題について、事務局より説明をお願いいたします。

【事務局】 説明

【会長】事務局より地域ケア会議の実施状況と地域課題について報告をしていただきました。ただいまの説明についてご意見やご質問があればお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。まず私から質問をさせていただきます。資料1(3)の横棒グラフについて、50代、60代で希望が実現しなかったとなっています。これは介護保険サービスで対応できないということか、出された希望が対応できるものではなかったということでしょうか。

【事務局】50代が1名、60代が5名の計6名の結果でございます。伺った希望については介護保険サービスとそうでないものも含め支援します。概ね6か月後のモニタリングの時期までに希望が実現しなかったというものです。希望が実現しない理由については、ご本人の体調変化や、本人を支援する家族等の体調や生活状況の変化によるものが多い現状です。

【会長】ありがとうございます。委員の皆様から何かご質問はいかがでしょうか。ないようでしたら、私から質問いたします。資料2の課題や取組の欄には、防災に関する内容を挙げているものが多くみられます。具体的な内容はどういうものなのかというコメントをいただけたらと思いますがいかがでしょうか。
近年、南海トラフ等の災害時対応と平時の体制で災害時も対応できるという認識になってきている、つまり「フェーズフリー」の対応が提唱されているため、そういった点から申し上げますと、圏域内で平時から対応できるようにしましょうとされているのかと、心強さを感じます。具体的な内容について教えていただいたらと思います。

【委員】私どもが地域包括支援センターから聞くところでは、クロスロードゲームなどを危機管理室から借りて、地域の防災力を上げる、また介護事業者やそれに類するものが、いかにお困りの方に対して支援を行うかということを勉強していこうということで、内容をお考えになられていると聞いています。
委員の皆様方からも何か取組についてご意見がいただけましたら私どもも取り組みやすいかと思いますがいかがでしょうか。
また、フェーズフリーの考え方についても介護事業者関係者で共有をしたいと思います。

【会長】コメントありがとうございます。先日、他市の担当者の方と防災計画について話す機会がありました。高齢者が増え、施設入所者が増える中で、なかなか福祉避難所が確保できないというお話でした。何か良い知恵があればと思い、皆様に伺うのですが、地域の防災力という点で、介護施設等の関係者や利用者への対応として何か考えておられるのでしょうか。

【委員】私どもの施設は福祉避難所として指定されております。今後増やしていけないかは協議しているところです。入所している利用者の方の安全は確保しやすいのですが、在宅の方の安否の確認方法などは難しさを感じています。大阪府北部地震の時も安否確認の電話が市役所やケアマネジャー、ヘルパーなどから入るなど、ありがたいが困ったという声も聞きました。
どのような支援がよいのかは市とも協議をさせていただいているところです。今後は個別避難計画の話も出てくると思いますので、業界としてしっかり協力していきたいと考えております。

【会長】ありがとうございます。そのほかご質問がないようでしたら議事2にいきたいと思います。

議事2:地域課題の解決に向けた取組について

【事務局】 説明

【会長】ただいま事務局から議事2地域課題の解決に向けた取組についてのご説明を頂きました。言いの皆様、何かご質問はございますか。

【委員】通いの場の充実に向けた環境整備ということで330か所を目指しているということですが、現在は何か所でしょうか。

【事務局】令和7年3月末時点で286か所です。令和7年9月末時点でも暫定で286か所です。これは新しく始まったところもあれば、活動を終えられたところもありまして、同数となっております。

【委員】介護事業者に活動場所の提供をしてもらったということで、デイサービスなどでも営業をしていない曜日に場所を提供依頼すれば許可を得られやすいと思うのですが、活動するときに何か保険のようなものはあるのでしょうか。

【事務局】現時点ではそういった保険に加入して活動している例はありません。

【委員】ありがとうございます。

【会長】ほかにご質問などはありますか。

【委員】資料3の3ページに生活支援体制整備事業の目標で「住み慣れた地域で人生の最終段階まで自分らしく生活する」と記載があります。これは介護予防や自立支援ともう少し先を見据えた活動だと思うのですが、例えばアドバンス・ケア・プランニング(以下、Acp)の取組や自分の少し先のことを語り合ったり、自分の大事なものは何なのかを考えたりする機会は住民にはあるのでしょうか。

【事務局】情報発信をすべての通いの場で行っているわけではありませんが、各々の通いの場で興味を持ってくださる方がたくさんおられます。資料1にもありました地域包括支援センターの圏域ケア会議などでテーマとしてAcpを取り上げています。そこには民生委員の方や地区福祉委員会の役員の方がご参加いただいておりまして、各々の地域で広める活動をしてくださっていると聞いております。また、本日お手元にはございませんが、当課が行っております、健幸ポイント事業というものがございまして、体操などを実施し、ポイントをためる手帳「健幸パスポート」というものがあります。その手帳では直接Acpという言葉は使用をしておりませんが、これまでの自分を振り返って、今後どのように生活をしていきたいかを考えてもらうために記録するページを今年度から設けました。それを活用し、時間をつくり、皆さんで話し合っている通いの場もあると聞いています。

【委員】ありがとうございます。Acpは必ずしも終末期だけのことではなくて、今から自分はどう生きたいかなどを考える機会になると思います。そのため、通いの場でそのようなことが語り合える場になるということが大事だと思っています。取組が進んでいるということで理解しました。ありがとうございます。

【会長】そのほか、質問はいかがでしょうか。

【委員】体操拠点とはどのような内容のものでしょうか。体操を行うための施設がなくて困ったという事例が挙げられていましたが、体操は公園や河原などの屋外でも行うことが可能だと思います。また、どのような人が中心となって行っているのかを教えてほしいです。というのも、コミュニティセンターでも体操は実施しているのですが、希望者が多く、2部制にするという案も出たのですが、中心になってくれる人がおらず、結果、定員を増やさずにキャンセル待ちにするということになっています。拠点を増やすときのお世話係のような人がおられたらと思うのですがそのような取組はありますでしょうか。

【事務局】体操拠点として市に登録しているグループはますます元気体操ともてもて筋力アップ体操を実施してくださっているグループです。体操拠点は自治会やシニアクラブなどから構成されているグループも多く、お世話役という形で市から派遣しているということはありません。ただ、お世話役についての困りごとに関するお声も聞くところでありまして、できるだけ、グループ内で役割を分担するようアドバイスをしている状況です。役割の中には必須ではないものなどもありまして、役割を整理するなどのご相談にも応じております。

【委員】例えばお世話係には1000ポイントを付与するとか、お世話係には研修会を行うなどのインセンティブをつけるなど、お世話係を増やすような取組はないでしょうか。そうしなければ、やはり拠点数は頭打ちになってしまうと思います。

【会長】先ほど委員がおっしゃっていたキャンセル待ちになっているグループでお世話係を見つけるということは難しいことでしょうか。

【委員】私どもの体操拠点では健康推進リーダー2名が中心となってスタンプを押したりしてくれています。その方々に回数を増やすのはどうかと相談したところこれ以上役割が増えるのは大変だということでした。内部で話し合って、当番制にしようとなったんですが、DVDの操作方法がわからないや、責任が出てくると休めないから嫌だとか、当番係同士の関係性で難しいとなり、結果、現状となっています。また、体操が終わった後に地区福祉委員会が行っている喫茶に行く人が多く、他の曜日で開催はしたくないなどの意見もありました。

【事務局】健康づくり推進課より1点補足させてください。先ほど健康推進リーダーについてのお話がありましたが、健康推進リーダーといいますのは各地区に複数名の方をお願いしております。市から委嘱する形で、各地区の健康づくりあるいは、食育の活動を推進していただいています。30年ぐらい歴史のある制度です。これもやはり後継者がなかなか見つからない、同じ方がずっと長くやっている状況です。皆さんの年齢も上がってきますし、次の人に引き継ぎたいけどなかなか見つからないというのは、よく伺っております。年に1回健康づくり推進リーダーの方に集まっていただいて意見交換しております。市として後継者を見つけやすくするような取組をしていただけないかというところで、意見として挙がったのは、今行っている活動をもっと知っていただきたいというものでした。来年度以降の話になりますが、広報誌などで活動に関する紹介をするなど、行っていきたいと思っております。

【事務局】長寿介護課では介護予防マイスターという体操を広めていただく、市民ボランティアを養成する取組を始めております。実際、介護予防マイスターが様々な体操拠点で支援をしております。市の職員も、市民の方も一緒になって、体操拠点を増やしていこうという取組を進めているところです。委員からいただきましたご意見は重要な視点だと思いますので、今後の事業の展開に参考にさせていただきたいと思っております。

【会長】ありがとうございました。そのほか、ご意見などございますか。

【委員】私は健康推進リーダーはやめてしまいましたが、健康推進リーダーも体操拠点も実施したことがあります。健康推進リーダーも体操拠点の世話役もリーダー講習のようなものは市で開催してくれています。圏域ケア会議では防犯や特殊詐欺を実施していますが、資料2には防災・防犯についての記載がありません。危機管理室では防災ハンドブックやハザードマップも作成しておられます。若い方も特殊詐欺の被害にあってしまっていると聞きますし、もう少し資料の内容を膨らましていただけたらと思いました。

【会長】ありがとうございます。事務局いかがでしょうか。

【事務局】体操グループをはじめとする通いの場で定期的に通われている方々は、常々顔見知りでよく互いの近況を報告し合ったりされております。その場で、特殊詐欺被害防止サポーター講座を開催するようなこともあります。そうしますと実際に、こんな電話がかかってきたというようなことを報告しあい、グループ単位で予防のネットワークが構築されていることを実感しております。また、この体操グループ活動拠点には、市も支援に参りますが、担当圏域の地域包括支援センターもよく顔を出しておりまして、詐欺の情報提供をしたり、防災という視点では、しっかり足腰を鍛えて、避難できる体づくりをしようということを広めたりしていると聞いております。通いの場というのはそういった様々な取組に発展する可能性があると考えております。

【会長】ありがとうございます。ほかにご意見等いかがでしょうか。

【委員】資料の最後に様々な資源が示されています。住民に密接に関係するような資源、例えば自治会、老人クラブ、社会福祉協議会(地区福祉委員会)、それと民生委員、そういった大きな資源が枯渇しかかっている状況が進んでいくと思います。先ほどご意見があったように後継者がいないなどで活動に支障が出てきている。そういった中で行政として自治会やコミュニティ、民生委員や地区福祉員会に対する支援を考えていただいて、こういった資源が継承できるような取組をお願いしたいと思います。要望として申し上げますので回答は不要です。

【会長】ありがとうございます。難しい点かと思いますが、一番大事な点かと思います。コメントとしていただきました。これで議事2を終了したいと思います。

議事3:その他

【会長】次に議事3その他についてですが、事務局から何かありますでしょうか。

【事務局】(参考資料3 もてたんレシピBookの説明)。

【会長】事務局からは以上のようですが、ほかにありませんか。ないようですね。

【事務局】本日は地域包括ケア推進会議へのご参集ご審議ありがとうございました。本会議につきましては毎年度、1回開催しており地域課題に対する取り組み状況の報告をさせていただいております。次回につきましては来年度となりますが、会長と調整の上、改めて委員の皆様にご案内させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

【会長】それではこれをもちまして、令和7年度第1回高槻市地域包括ケア推進会議を閉会させていただきます。どうもありがとうございました。