本文
令和4年6月2日(木曜日)午後2時から
本館2階 全員協議会室
公開の可否:可
健康福祉部福祉政策課
3名
社会福祉法施行令第2条第1項、高槻市社会福祉審議会条例第7条及び高槻市社会福祉審議会規則第5条の規定に基づき、専門分科会及び部会への所属について、委員長から指名。
(1)各専門分科会・地域共生社会推進部会報告
令和3年度における各専門分科会及び地域共生社会推進部会の審議内容を、各会長及び職務代理者から報告。
■高齢者福祉専門分科会
令和3年度高槻市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和3年度の開催は2回でございます。
第1回は、令和3年7月21日に開催いたしました。出席委員は、委員総数11名中10名であり、傍聴者数は6名でした。
主な議題は、
1 会長の選任及び職務代理者の指名について
2 高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画進捗状況(令和2年度)について
3 地域包括支援センター運営状況(令和2年度)について
4 指定居宅介護支援事業所の追加委託について
でございました。
高齢者福祉専門分科会会長には、河野公一委員が選出され、職務代理者には薦田優子委員が指名されました。
計画の進捗状況に関する審議の中では、委員より「コロナ禍での介護予防事業や老人福祉センターの参加者・利用者減少に対する取組」について質問があり、事務局からは、広報たかつきやケーブルテレビ等の多様な媒体での周知や高齢者ICT推進事業等について説明がありました。これらの審議の後、計画に沿った運営がなされていたと評価いたしました。
次に、地域包括支援センターの運営状況及び指定居宅介護支援事業所の追加委託についての報告がありました。委員からは、職員の人員配置等について意見が出され、人員配置状況等を確認しました。これらの審議の後、適切に運営がなされていることを確認しました。
第2回は、令和4年2月18日から2月28日までを審議期間として、書面にて開催いたしました。
主な議題は、
1 高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画進捗状況(令和3年度上半期)について
2 地域包括支援センター運営状況(令和3年度上半期)等について
3 基準条例の見直しについて
でございました。
計画の進捗状況に関する審議の中で、委員より「コロナ禍での高齢者虐待の課題や介護サービス相談員の活動状況」について意見・質問があり、事務局からは課題認識や活動状況に関する回答がありました。書面審議において、計画に沿った運営がなされていたと評価いたしました。
次に、地域包括支援センターの運営状況及び居宅介護支援事業所の追加委託に関する審議の中で、委員より「職員の人員基準等」について意見・質問があり、事務局からは職員配置状況等に関する回答がありました。書面審議において、適切に運営がなされていることを確認しました。
また、基準条例の見直しに関する報告の中で、委員より「制度改正については利用者、事業者へ周知すること」との意見がありました。
■障がい者福祉専門分科会
令和3年度高槻市社会福祉審議会障がい者福祉専門分科会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和3年度の開催は1回で、8月11日から8月27日を審議期間として、書面にて開催いたしました。
主な議題は、
1 会長の選任及び職務代理者の指名について
2 高槻市障がい者基本計画の令和2年度の実績について
3 高槻市第5期障がい福祉計画及び第1期障がい児福祉計画の令和2年度の実績について
でございました。
障がい者福祉専門分科会会長には、松村人志委員が選出され、職務代理者には吾妻義久委員が指名されました。
高槻市障がい者基本計画に掲載している主な事業の令和2年度実績、また高槻市第5期障がい福祉計画及び第1期障がい児福祉計画の成果目標と活動指標の令和2年度実績についての説明資料に対し、委員からは地域生活支援拠点等の整備に関する主な取組内容についてや、福祉施設から一般就労への移行に関する意見が示されました。事務局からは地域生活支援拠点等の整備について、居住の支援のための5つの機能の主な取組として、緊急時受入居室確保事業や単身生活体験事業などの説明がありました。また、福祉施設から一般就労への移行については、市独自の授産事業支援給付金等によって受注の減少が見込まれる事業所を支援したことや、引き続き工賃向上に係る支援策に取り組む旨の説明がありました。
■児童福祉専門分科会
令和3年度高槻市社会福祉審議会児童福祉専門分科会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和3年度の開催は2回でございます。
第1回は、令和3年11月5日に開催いたしました。出席委員は、委員総数11名中9名であり、傍聴者数は2名でした。
主な議題は、
1 会長の選任及び職務代理者の指名について
2 第三次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画令和2年度の進捗状況について
3 産後うつ対策の強化に伴う母子保健拠点の一元化について
でございました。
児童福祉専門分科会会長には、寺見陽子委員が選出され、職務代理者には近棟健二委員が指名されました。
第三次高槻市ひとり親家庭等自立促進計画の進捗状況については、令和2年度は、第三次計画の3年目となりますが、計画の基本理念及び5つの基本目標に係る施策の進捗状況について報告を受けました。ひとり親家庭を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあり、安心して子育てができる環境と経済的な安定を図るためにも、引き続きひとり親家庭の子育てと就業の両立に向けた支援が必要であるとの報告を受けました。
続いて、産後うつ対策の強化に伴う母子保健拠点の一元化については、子ども保健センター及び西部地域保健センターの2か所で実施している子育て世代包括支援センターの機能を子ども保健センターへ集約し、一元化することにより、産後うつ対策など、母子保健サービス全体の向上を図っていくとの報告を受けました。
第2回は、令和4年1月28日から2月8日を審議期間として、書面にて開催いたしました。
主な議題は、
1 小規模保育事業の認可について
でございました。
小規模保育事業の認可については、令和4年4月に認可を予定している小規模保育事業5施設について、各種基準条例等基準に合致しているか等について審議を行い、認可・認定について承認いたしました。
■民生委員審査専門分科会
令和3年度高槻市社会福祉審議会民生委員審査専門分科会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和3年度の開催は3回でございます。
なお、民生委員審査専門分科会は非公開とされています。
第1回は、令和3年6月21日に開催いたしました。委員総数7名全員のご出席をいただきました。
主な議題は、
1 会長の選任について
2 職務代理者の指名について
3 民生委員児童委員候補者の審議について
でございました。
民生委員審査専門分科会会長には、𠮷里泰雄委員が選出され、職務代理者には、高須賀嘉章委員が指名されました。
続いて、地区を担当する民生委員児童委員4名及び主任児童委員1名の委嘱候補者について、審議を行いました。また、解嘱予定者2名について、事務局から報告がございました。
第2回は、令和3年10月15日に開催いたしました。出席委員は、委員総数7名中5名でした。
主な議題は、
1 民生委員児童委員候補者の審議について
2 令和4年民生委員児童委員一斉改選等について
でございました。
地区を担当する民生委員児童委員6名の委嘱候補者について、審議を行いました。また、解嘱予定者6名について、事務局から報告がございました。
続いて、本年12月1日付けの民生委員児童委員一斉改選のスケジュールについて事務局より説明がありました。
第3回は、令和4年2月24日に開催いたしました。出席委員は、委員総数7名中5名でした。
主な議題は、
1 民生委員児童委員候補者の審議について
2 令和4年民生委員児童委員一斉改選等について
でございました。
地区を担当する民生委員児童委員8名の委嘱候補者について、審議を行いました。また、解嘱予定者9名について、事務局から報告がございました。
続いて、本年12月1日付けの民生委員児童委員一斉改選のスケジュールについて、再度、事務局より説明がありました。
■地域共生社会推進部会
令和3年度高槻市社会福祉審議会地域共生社会推進部会の審議内容につきまして、ご報告させていただきます。
令和3年度の開催は1回で、令和3年7月30日に開催いたしました。出席委員は、委員総数17名中13名であり、傍聴者数は3名でした。
主な議題は、
1 会長の選任について
2 職務代理者の指名について
3 第3次高槻市地域福祉計画・地域福祉活動計画の進行管理について
4 改正社会福祉法(令和3年4月1日施行)の概要等について
でございました。
地域共生社会推進部会の会長には、𠮷里泰雄委員が選出され、職務代理者には松村和夫委員が指名されました。
次に、高槻市地域福祉計画・地域福祉活動計画について、事務局より、令和3年3月に第4次計画を策定したことの報告とお礼が述べられるとともに、前期計画である第3次計画の進行管理として、計画期間中の取組状況と振り返りについての説明がございました。
委員からは、コミュニティソーシャルワーカーの配置数についての質問・意見があり、事務局からは、配置数の考え方を示すとともに、今後においては、様々な生活課題を抱える住民の相談に、コミュニティソーシャルワーカーを含めた各種相談支援機関が連携を図りながら協働して対応できるよう、包括的な支援体制の整備を進めていくとの説明がございました。
続いて、令和3年4月1日に施行されました改正社会福祉法について、新たに規定された「重層的支援体制整備事業」の概要と「第4次高槻市地域福祉計画・地域福祉活動計画」との関係性について、事務局より説明がございました。
「重層的支援体制整備事業」は、対象者の属性を問わない相談支援、多様な参加支援、地域づくりに向けた支援等の各事業を一体的に実施することにより、「第4次高槻市地域福祉計画・地域福祉活動計画」で掲げる目標の一つである「包括的な支援体制の整備」をより具体化していく事業として、本市でも、その事業実施に向けて今後検討を進めていくとのことでございました。
意見・質疑応答
(委員)
1点目は、京都市では定員割れにより、運営そのものに支障をきたしている保育所がある。少子化の影響により高槻市でも近い将来定員割れが起こるかもしれず、定員割れが起きた場合には定員の改正等により、適切に保育所運営ができるよう今のうちから考えていただきたい。
2点目は、学童保育室について、現状は小学校3年生までが対象であり、4年生になると保護者が帰宅するまで家で1人で過ごすことになる。そのことを不安に思われている保護者の方もいるため、何とか4年生以降も学童保育室へ入室できるようお願いしたい。
(事務局)
保育所の定員につきましては、将来定員割れを起こした際には、定員の引き下げを含めた対策を検討していきたいと考えております。
学童保育室の高学年児童の受入れにつきましては、民間学童保育室の運営事業者に対して、人件費等の必要経費の補助を行っているところですが、令和4年4月からは、その補助対象を高学年児童にも拡大しました。
また、公立学童保育室では、現在は、ひとり親家庭かつ保護者が就労等の障がい児に限り、6年生まで入室することができますが、来年の春からは、保護者が就労等の障がい児であれば、6年生まで入室できるよう、検討を進めているところです。
(2)その他
特になし
次回の社会福祉審議会総会の開催については、審議すべき事項が特になければ来年度の開催となり、また、今年度の各専門分科会及び地域共生社会推進部会の開催については、別途連絡することを事務局から報告。