ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 計画・審議会 > 審議会 > 子育て・教育 > 公民館運営審議会 > 令和4年度第1回高槻市公民館運営審議会(要点録)

本文

令和4年度第1回高槻市公民館運営審議会(要点録)

ページID:075144 更新日:2022年9月2日更新 印刷ページ表示

1 会議の名称

令和4年度第1回高槻市公民館運営審議会

2 会議の開催状況

日時

令和4年8月9日(火曜日)14時から15時10分

場所

高槻市立城内公民館 2階 多目的・視聴覚室

出席委員

10人

3 議題

  1. 公民館事業実施報告について
  2. 公民館事業計画について
  3. その他

4 担当課

教育委員会事務局 城内公民館

5 主な審議内容

​・令和3年2月の審議会にて選任された委員長・副委員長に引き続き議事進行をお願いする旨の報告

・審議会の開催にあたり、教育委員会事務局教育次長、参事の紹介及び教育次長挨拶。

・委員及び事務局紹介

・委員10名の出席につき、「公民館条例施行規則第5条」により本審議会は成立

・傍聴希望はなし

 

(委員長)

それでは案件1「公民館事業実施報告」に入らせていただきます。

お手元の【資料】に基づき進めてまいりたいと思いますが、今回は、資料の内容について、事前にご意見等を伺っておりますので、事務局からはこうした点も含めて説明をお願いします。

案件1-(1)、資料の6ページから10ページの令和3年度高槻稲穂塾について事務局より報告をお願いします。

 

(事務局)

「稲穂塾」は、60歳以上の市民の方を対象とした講座で、市立公民館13館すべてで実施しております。例年ですと月1回の例会を基本に、臨時会や運営活動などを通じて「社会貢献と生きがいづくり」をテーマに、様々な取り組みを行っております。

受講者については、毎年2月頃、館ごとに募集を行い、応募者が定員を超えた場合は抽選としています。

令和2年度は例会などみんなで集まる取り組みを中止としましたが、令和3年度につきましては、一堂に会する人数を減らすため、全体を2班に分け、それぞれ隔月開催とすることで、少しでも多くの方々に参加いただけるよう工夫して実施いたしました。従来ですと一人の塾生が年間12回例会に参加するところを、年間6回の参加となるのですが、それでも、多くの方々の申し込みがありました。全体を2つの班に分けるという、今までにない試みで不安もありましたが、毎回いきいきと参加される塾生の姿に議論を重ねた甲斐があったと感じた次第です。

令和3年4月時点の塾生は13の公民館合計で723人(男139人、女584人)でございました。

お手元の資料には、令和3年度に実施した事業を掲載しております。4月25日から6月20日まで休館となったため、初顔合わせの「開講式」が7月や8月になった館もございます。

「塾生が受け身でなく、自主的・主体的に企画に関わる方が、達成感や仲間意識の高まりなどを体感し、自身の生きがいに通じていく」との考えから、企画や運営は、塾生から選出される運営委員を中心に、公民館職員と協力しながら進めております。

また、塾生の有志によりこれまで様々なボランティアに携わってきました。新型コロナウイルス感染拡大前までは、5月に開催される「高槻ジャズストリート」でのTシャツ販売、8月開催「高槻まつり」の踊り連参加とまつり翌日の早朝清掃、家で眠っている本を持ち寄り本の譲渡会をおこなう「くるくるブックフェア」の開催と、ボランティア活動に携わりながら館を超えた交流が積極的になされてきました。

しかし、令和2年度・3年度については、「高槻ジャズストリート」や「高槻まつり」は開催されず、「くるくるブックフェア」は自粛とし、いなほ隊の活動は実施には至りませんでした。

そんな中、稲穂塾生や塾生OBで構成されるサークル「いなほの輪」が、集まれないなら集まらない企画をと、全公民館の塾生向けに「川柳大会」を企画され、令和2年は144句、令和3年は164句の応募がありました。また、各公民館の例会を「いなほの輪」メンバーが取材し、新聞を発行、各公民館の例会で配布し、他館の活動の様子がわかるしくみづくりがなされました。これらの企画については稲穂塾の活動とは異なりますので資料にはございませんが、限られた条件の中で、稲穂塾生やOBが自ら企画した姿勢に、改めて「稲穂塾」の精神の存在を皆が再確認したところでございます。令和4年度も、「いなほの輪」は継続して活動されています。

稲穂塾生はそれぞれ様々なスタイルで活動に参加されていますが、塾生世代の方々の意欲を公民館として支援することが自主活動の促進につながると考えております。今後も継続して、「社会貢献と生きがいづくり」について塾生自らが考え、進めていけるように、公民館は応援してまいります。

 

(委員長)

 只今の報告についてのご意見等はございますか。

 特にない様ですので、続いて案件1-(2)公民館統一事業に移りますが、質疑につきましては、案件1ー(3)各館の事業の報告後にまとめて行いたいと思います。

 

(事務局)

令和3年度の公民館統一事業は、引き続き「絆づくり」を推進するために、事業を展開してまいりました。「稲穂塾」をはじめ、「成人講座 世界を歩く公民館」「青少年講座公民館キッズチャレンジ」「乳幼児セミナー 公民館とびだせ絵本」等を統一事業とし、全館で取り組んでいるところです。資料の11ページから15ページに一覧を、16ページから28ページには、各館で何らかの成果がみられた1講座のチラシを掲載しております。

全館で取り組む「統一事業」の目的は、各公民館が、それぞれの地域の特長を生かした講座等を実施するとともに、全公民館が一枚岩となり統一テーマに取り組むことで、公民館の存在をアピールし、市民の学習意欲を深め、多くの市民の交流がなされることを目指しています。

成人講座「世界を歩く公民館」は、令和元年度から3年にわたり取りくみました。外国から日本に来られ、高槻市で活動されている方に自国の紹介や文化の違いなどについて、ときには実演を交えながらお話いただきました。パスポートになぞらえたスタンプラリーも取り入れ、多くの公民館を訪れることで世界を歩いているような雰囲気をつくるよう工夫し、初年度は443名の方にご参加いただきましたが、2年目は予定していたほとんどの講座が中止となり3講座のみの実施となりました。令和3年度につきましては資料の通り12公民館で実施することができました。

この事業をすすめるにあたり、高槻市都市交流協会はじめ地域でご活躍の外国の方、地元企業の協力もいただくことができ、参加者の地元愛を深めるきっかけにも繋がりました。また、東京オリンピック・パラリンピックが令和3年に開催されたというタイミングという事もあり、より国際理解を深めることができました。

「青少年講座 公民館キッズチャレンジ」につきましては全公民館で実施することができました。芥川公民館の「天然素材だけで作ります 親子ぬかづけ講座」について、受講人数の内訳について、事前に質問をいただきましたので、ここで報告いたします。参加された親子10組のうち、保護者が男性であったのは2組で、いずれも40代の方の参加とのことでした。今後も子育て世代はじめあらゆる世代の方が容易に公民館講座や公民館での活動に参加できるよう工夫をしていきたいと考えております。

「乳幼児セミナー 公民館飛び出せ絵本」につきましては7公民館での実施でございました。

これらの青少年・乳幼児対象の統一講座でございますが、人気講座が多く、参加者が固定されにくいことから、今後も継続して取り組む予定としております。

図書館併設の阿武山公民館以外の12の公民館のうち、10公民館において、公民館の読み語りボランティアによる「おはなし会」事業にとりくんでまいりました。

令和2年度はコロナ禍のため一度も実施に至りませんでしたが、令和3年度は、高槻市立図書館の「おはなし会」再開に合わせて、公民館も8月から実施することに致しました。感染対策など、読み語りボランティアさんと事前の打ち合わせを念入りに行い、無事に10か所の公民館全てで再開をすることができました。

また、既に公民館で活躍されている読み語りボランティアのスキルアップと、これからおはなし会のボランティアを希望される方の育成を目的に、2年に1度ボランティア養成講座を実施しており、令和3年度は公民館合同事業として3回連続講座を実施しました。多くの方のご参加があった中で、これまで読み語りボランティア活動がなかった芥川公民館、富田公民館で活動を希望される方があり、阿武山公民館を除く全館でおはなし会が実施されることとなりました。

今後も、読み語りボランティア活動はじめ、多世代事業がより充実したものとなることを期待しております。

「青少年講座 こどもまつり」については全館で実施予定のところ9館にて実施、「成人講座 公民館ICT講座」においては6館実施予定のところ全館で実施することができました。

 

(委員長)

続いて、各公民館の事業実施報告をお願いします。

 

(事務局)

各公民館の講座については29ページから39ページに一覧を、40ページから52ページには、何らかの成果が見られた1講座についての各館からのチラシを掲載しております。

ここで、もうひとつ、「地域・家庭教育推進活動」等はどのような目的で、いつ頃から取り組んでいるのかという質問をいただいておりますので、お答えいたします。

公民館の事業は「成人教育事業」「青少年教育事業」「人権啓発事業」「地域・家庭教育事業」「グループ育成事業」「文化事業」に分けられ、すべての事業は、これらのどの事業にあたるのか、またその目的、期待する効果を考えて企画しておりますが、これまでは、講座のテーマを決め、外部講師を招聘若しくは公民館職員が講師となり参加者を募る講演会のスタイルが一般的でございました。

平成23年度頃から、稲穂塾において、例会以外の学習活動の場として臨時会活動が行われるようになり、その中で公民館ボランティア活動などに積極的に取り組むようになりました。そこで平成27年度に事業体系の見直し、整理を行い、学習の場としての「講座」と実践的活動の場としての「活動」を分け、文化祭実行委員会やこどもまつり実行委員会等をそれぞれ「文化事業運営活動」、「青少年育成活動」として活動に位置づけました。そして平成29年度以降、稲穂塾以外でも、公民館清掃や緑化活動、事業への協力など、公民館ボランティア活動を積極的に実施するようになり、これを「社会教育活動」のひとつとして「地域・家庭教育推進活動」に位置づけて取り組んでまいりました。

公民館は最初の開館から半世紀以上たちます。学習の場としての「講座」も継続しつつ、市民が自ら学び得たことを実践できる場としての新たな「公民館」の役割も今後ますます重要なものになると感じております。

今般のコロナ感染拡大以後、多くの人を集めることができなくなりましたが、これらの諸活動は、少人数、短時間で取り組むことができ、また継続しやすいことから、コロナ渦でも人と人との繋がりを感じられる場として地道に活動することができました。

磐手公民館の例ですが、緑の募金記念事業として敷地内の整備がなされたことをきっかけに、そのきれいな庭を維持しようと毎月おたすけ隊の活動がなされています。また、いわてラジオ体操部の活動については市民が中心となって運営されており、運営のためのミーティングも行われています。

なお、いわてラジオ体操につきましては、平日の毎日開催でありますが、資料では月ごとの集計となっておりますのでご了承願います。

近年「人と会うこと」「話すこと」等が制限されたことで、仲間と一緒に何かに取り組むことの大切さ、社会教育の重要性を、多くの方々が再確認したことと思います。少人数であっても、継続して、集い、学びあうことで、思いやりとふるさとを愛する心を育むことに繋げていきたいと考えています。

続きまして、各館から報告をいたします。今回資料には、昨年度各公民館で実施した事業の中から、統一事業を1講座、各館の独自事業を1講座掲載しております。この場ではその中から特徴的な3講座についてご説明いたします。統一講座から日吉台公民館、それ以外の講座から南大冠公民館、磐手公民館の順に説明いたします。

 

ー日吉台、南大冠、磐手公民館より説明ー

 

(委員長)

それでは公民館統一事業、及び各館の事業につきまして、ご意見等をお伺いしたいと思います。

 

無いようですので、続いて案件2「令和4年度公民館事業計画」について、事務局より報告をお願いします。

 

(事務局)

令和4年度の公民館事業は、引き続き「絆づくり」を推進するために、地域等とのさらなる連携を図りながら、多世代交流を念頭に置き、「集う・学ぶ・結ぶ」の役割を果たすべく取り組んでいるところでございます。

事業といたしましては、成人教育、青少年教育、人権啓発、地域・家庭教育、文化、グループ育成の各事業を各館にて計画しております。成人講座の統一事業につきましては、「世界を歩く公民館」に代わり、令和4年度は「公民館で知る市政」というテーマで取り組んでいるところでございます。本市では「輝く未来を創造する関西の中央都市高槻」を合言葉に、安全・安心、子育て教育、高齢者福祉など様々な施策を実施しており、これらの施策に関する役立つ情報を、身近な公民館で提供することによって、市民が市政について理解と関心を深めることを目的としています。また、この講座を通じて、市民が市の制度を知り積極的に活用することで、より豊かな生活を送ることができ、明るいまちづくりに貢献することが期待できます。

令和2年度には、いままで経験したことのないコロナ禍の中で、公民館の休館や主催講座中止の期間があり、講座開催数・利用者数ともに減少致しましたが、全国公民館連合会ガイドラインを参考に、講座開催にあたり、職員同士、地域の方々も交えて議論を重ねた結果、令和3年度につきましては、その議論の成果が生かされ、感染対策を取りながら実現できたという講座が増えてまいりました。令和4年度においても、限られた条件の中で何ができるか、ひとつでも多くの事業実施に向けて、既存の考えにとらわれない公民館のあり方を見据え、市民が公民館を通じて様々な絆を生み、住み良いまちづくりにつなげられるよう事業を展開してまいりたいと考えております。

 

(委員長)

ただいまの令和4年度公民館事業計画につきまして、ご意見、ご質問等をお受けしたいと思います。

よろしいでしょうか。それでは報告いただいた内容を基本に、令和4年度の事業を進めていただきたいと思います。

続きまして、案件3の「その他」に入りたいと思いますが、その前に、資料に過去3年間の公民館利用状況が掲載されていますので、コロナ対策等も含めまして、状況説明をお願いします。

 

(事務局)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、令和2年3月2日から5月31日、及び令和3年4月25日から6月20日まで休館となりました関係で、令和元年度は約1カ月、令和2年度は2ヶ月間、令和3年度は約2ヶ月間公民館を利用いただけない期間がございました。また加えて様々な利用制限の影響もあり利用人数が減少しております。

 

(委員長)

令和2年と3年を比較すると、数字上は利用が増えつつあるようですが、そのあたりはどのようにお考えですか。

 

(事務局)

事前にコロナ対策についての質問をいただいておりますので、併せてご説明いたします。

新型コロナウイルス感染症拡大に対する国・府の要請と市の対策本部の方針に従い、令和元年度より現在に至るまで、休館や開館時間の短縮、主催事業の中止などを繰り返しながら、公民館運営を行ってまいりました。また開館にあたりましては、全国公民館連合会のガイドラインに基づき、3密を避けた利用の徹底を図るため、部屋の定員を引き下げや活動内容の制限などを、利用者の皆様のご理解を得ながら実施してまいりました。

当初は、職員、利用者共に戸惑いも多く、利用者の皆様からは「感染拡大を防ぐため休館すべきではないか」、また反対に「利用制限を緩和してほしい」等の様々なご意見が寄せられましたが、感染対策へのご理解が深まるにつれ、公民館利用についての前向きな相談が増えてまいりました。現在全ての公民館が無事開館している状況はこうした取組の結果だと考えております。

お手元にお配りした「公民館からのお知らせ」は現在の利用にあたってご協力いただいている内容で、先ほど申上げました国・府の要請と市の対策本部の方針、全国公民館連合会のガイドラインに基づき、感染状況の変化に応じてその都度改定し、利用者の皆様に周知してまいりました。また、主催事業につきましては、募集人数の削減や移動導線の工夫等を行いながら、可能なものは実施してまいりました。

現状は、コロナ禍以前の利用状況には及びませんが、今後も対策を取りながら利用の促進に努めてまいりたいと思います。

 

(委員長)

これまでの事務局よりの報告全体を通じまして、ご意見等ございましたらお願いします。

 

(委員)

利用状況とコロナ対策についての報告をありがとうございました。コロナ禍での公民館運営については、管理する側、利用する側の双方に、数字には表れない様々なご苦労があったこと存じます。

利用数につきまして、もう少し過去に遡って見てみますと、少しずつ減少傾向にありますが、これは利用者の高齢化によるものと推測されます。また避難所としての利用やバリアフリーの必要性から、耐震化やエレベータの設置を通じ、安心して利用できる環境づくりに努めていただいていることは承知しております。

今後、公民館が地域づくりに貢献する上で、地域の方が気軽に集える場所であることが求められるのではないかと思われ、そのためにはアクセスのしやすさも大切な要素となります。そこで、各館の駐車場の運用状況についてご説明いただけますか。

 

(事務局)

駐車場の状況につきましては、公民館の規模や立地条件等によりまちまちですが、共通しておりますのは、利用者数に見合う十分な駐車場を持つ館はないということでございます。従いまして、基本的には公共交通機関の利用、近隣の方であれば徒歩や自転車等の利用をお願いしております。また、駐車場のある館につきましても、それぞれ独自のルールで運用しております。こうしたことは毎年4月に利用グループの代表を集めた場で説明し、ご理解をいただいております。

ただ、様々な事情により例外的な対応が必要となるケースもあるかと思いますので、ある程度臨機応変に対応しながら運用しているところでございます。

 

(委員)

各館で苦労しながら運用されていることは理解できましたが、ユニバーサルデザインによるまちづくりが求められる時代ですので、市民がアクセスしやすい環境づくりを今後心がけていただくようお願いします。

 

(委員長)

事務局に置かれましては、利用者の皆さんへのルールの周知、徹底をお願いします。

それでは案件1、2につきましては以上とし、案件3の「その他」に入りたいと思います。

事務局より報告はございますか。

 

(事務局)

・公民館改修工事について

・公民館運営審議会の開催予定

  以上、2点について報告

 

(委員長)

ただいまの報告及び公民館全体に関しましてご意見等ございますか。

 

今回いただいた資料に、社会教育法の抜粋を掲載いただいていますが、その中の第22条(公民館の事業)、第23条(公民館の運営方針)、第29条から30条(公民館運営審議会)等について、今一度ご確認いただけたらと思いますので、よろしくお願いします。

それでは、これで令和4年度第1回公民館運営審議会を閉会させていただきます。

新型コロナウィルス感染症拡大が続く中ではありますが、皆様のおかげで無事審議会を開催することができました。また、議事進行に関しましても、ご協力により円滑に進めることができました。

どうもありがとうございました。

 

(事務局)

ありがとうございました。