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毎年6月は食育月間、毎月19日は食育の日です。
「食べることは生きること」私たちの身体は食べたものからできています。
6月の食育月間に、毎日当たり前に行っている「食べる」ことを考えてみませんか。
6月1日(土曜日)と2日(日曜日)に大阪南港ATCホールにて「ワクワクEXPO with第19回食育推進全国大会」が開催されました。食育推進全国大会は、2006年の第1回が大阪で開催されて以来、食育について国民への理解と関係者の相互の連携の促進をはかるために、食育月間の中核的な行事として国と都道府県が共催して実施する全国規模のイベントです。
今年は、大阪・関西万博のプレイベントとして、万博のコンセプト「未来社会の実験場」に即した食に特化したイベントとして盛大に開催されました。
■第19回食育推進全国大会<外部リンク>
会場では、行政、企業、大学、職能団体、NPO等の様々な団体が、取り組みを紹介されていました。4つのカテゴリーがあり、「食べる喜びをつなごう」では食育を中心に、「食文化を救おう」では災害時や伝統食品、「からだに力を与えよう」では食材の魅力や特性を、「食の可能性にふれよう」では先進の技術などが紹介されていました。
その中から、災害時の備蓄と宇宙食についてのセミナーを紹介します。
国立健康・栄養研究所の国際災害栄養研究室は、災害と栄養を専門に研究している日本で初めての研究室です。
セミナーでは災害時と宇宙での食事に関する研究についての紹介がありました。
災害時と宇宙の環境は共通点が多い!備蓄食は宇宙食にもなるというお話で、宇宙で食べているものは備蓄食にもなり、一般にも販売されているということです。
ちょっとワクワクしませんか?災害時だけでなく、多忙時、疲労時などにも使えるので、おうちの備蓄に仲間入りさせてはいかがでしょうか。
これは、「宇宙おにぎり」といって、水を入れるとおにぎりができる宇宙食です。
これは焼き鳥の缶詰で、宇宙でも地上でもこのまま食べることができます。
また、研究室のホームページには災害食のレシピが公開されています。アルファ化米は一般的には水で戻しますが、野菜ジュースで戻してパエリア風にしたり、不足しがちな魚の缶詰を使ったレシピなど、美味しくて災害時だけでなく平時でも使えそうなレシピです。
その他、災害と食についての情報が満載なので、興味のある方は研究室のホームページをご覧ください。
■国際災害栄養研究室<外部リンク>
食育月間に合わせて、6月3日(月曜日)から28日(金曜日)まで市役所の1階において食育関係課の取り組みを紹介する展示コーナーを開設しています。また毎月19日の食育の日に、市ホームページのこの「食育ブログ」を更新しています。
毎日、当たり前すぎて、あまり意識することのない「食べる」ですが、この機会にご自身や家族の「食べる」を見つめてみてください。
記事作成:健康医療政策課(072-661-9330)