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白菜や大根など、冬のお野菜がおいしくなる季節になってきましたね。みなさんは、スーパーで野菜を買うとき何を見て選んでいますか?値段でしょうか?見栄えでしょうか?選ぶ基準は色々ありますが、選んだ野菜に、農薬や化学肥料がどれだけ使用されているか考えたことがありますか?
今回の食育ブログは、安全・安心な野菜づくりに向けて、地元農家の取り組みをご紹介します。
農薬や化学肥料を田畑へ大量に投入すると、土壌汚染や水質悪化などの悪影響があるため、世界的に問題になっています。さらに、安全で安心な野菜への要望の高まりもあることから、大阪府では平成13年12月から、「大阪エコ農産物認証制度」を始めました。
「大阪エコ農産物認証制度」とは、大阪府の野菜で、農薬や化学肥料(チッソ)を慣行の5割以下に削減して栽培した野菜を認証する制度です。認証された野菜には、大阪エコ農産物のマークをつけることができます。
高槻市では昨年度317.14アール、延べ72軒の農家と6つの団体が大阪エコ農産物の認証を受けています。
また、市内の小中学校給食でも、農家の方々から大阪エコ農産物の認証を受けたじゃがいもやたまねぎなどを出荷してもらっています。昨年度は約8,200キログラムもの野菜を給食へ出荷し、子どもたちが味わいました。
さらに、高槻市独自の取組として、「槻っ子やさい」の認証があります。これは、高槻市地産地消推進協議会が承認するもので、農薬、化学肥料の使用を極力控え、遺伝子組み換え技術により育成された種子及び種苗を使用していない野菜です。出荷時に栽培履歴を確認し、いつ、どのように農薬や肥料を使用したかを把握することで安全性を高めています。出荷される野菜には、「槻っ子やさい」のマークが表示されています。
大阪エコ農産物や槻っ子やさいは、朝市や、JAが運営する直売所の農風館で販売しています。また、大阪エコ農産物として認証されたじゃがいもや枝豆の収穫イベントも毎年行われています。
ぜひ一度、足を運んで安全・安心な地元産農産物を手にとって味わってみてください!
(注釈)来年度の開催時期については、市HPや広報誌でお知らせします。
記事作成:農林課(072-674-7402)