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ストックマネジメント計画
ストックマネジメント計画とは、長期的な視点で下水道施設全体における今後の老朽化の進展状況を予測し、施設全体を俯瞰した維持管理により、施設改築事業を平準化・最小化することを目的とするものです。
本市の下水道事業は昭和35年から整備が始まり、令和3年度末現在で下水道処理人口普及率99.7%に達しています。現在、整備から50年以上を経過した下水道管きょは全体の7.5%程度ですが、20年後には45.7%に達する見込みです。老朽管を原因とする下水道管きょの破損や、それに伴って発生する道路陥没等の事故を未然に防ぐため、適切な維持管理が今後ますます必要になっていきます。
本市では、平成29年に「高槻市下水道ストックマネジメント計画」を策定し、保有する下水道施設の種類ごとに、〈状態監視保全〉〈時間計画保全〉〈事後保全〉の管理区分に分類し、点検で健全な施設は標準的な耐用年数を超えて長く使用するなど、効率的かつ合理的な点検・調査計画と、改築事業予測を策定することで、持続可能な下水道事業の維持管理に関する投資計画を策定しました。