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入浴時の救急事故にご注意を
例年、寒くなる時期にかけて入浴中の救急事故が増加する傾向があります。
過去3年間の自宅における入浴中の突然死の状況を見てみると、令和3年は53人、令和4年は86人、令和5年は61人の方が不幸にも亡くなられており、そのほとんどが65歳以上の高齢者となっています。
入浴時には、事故防止のため下記の事項を参考にしていただき、同居される方などもご注意下さいますようお願いします。
入浴時の救急事故を防止するためには
- 入浴前に脱衣所や浴室を温めておく。
- お湯の温度は41度以下にし、長湯をしない(10分程度を目安にする)。
- 浴槽から急に立ち上がらない。
- 食後、飲酒後、医薬品(睡眠導入剤など)服用後の入浴は避ける。
- 入浴前に同居者に一声掛ける。
- 同居者は入浴中の高齢者の動向に注意をする。
万が一、事故が発生した場合
応急手当として、浴槽から救出できない場合には、浴槽の栓を抜いて顔を水没状態から解除し、あごを風呂ふたに置くなどして、気道(空気の通り道)を確保するとともに、すぐに119番で救急車を要請してください。