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令和2年度第1回高槻市文化財保存活用推進協議会
1 会議の名称
高槻市文化財保存活用推進協議会
2 会議の開催状況
日時:令和2年8月27日(木曜日) 午後3時30分から午後5時まで
場所:高槻市総合センター4階 都市交流室
出席委員:網伸也委員、新井進委員、井上一稔委員、今井清信委員、上木正憲委員、北建夫委員、土屋みづほ委員、中川洋子委員、新美英代委員、福本章一郎委員
3 議題
- 役員の選出について
- 文化財保存活用地域計画の概要と作成スケジュールについて
- 高槻市の文化財の概要について
- 令和2年度事業について
4 審議内容
開会に先立ち、市長から挨拶。委員10名全員出席につき、高槻市文化財保存活用推進協議会規則第3条第2項の規定により、本協議会が成立していることを報告。また傍聴希望者がおられないことを報告。出席された委員、並びに事務局の紹介。
案件1
役員選出まで事務局で議事進行を行う。高槻市文化財保存活用推進協議会規則第2条の規定に基づき、委員の互選により会長に網伸也委員、副会長に北建夫委員が選出された。以降の議事は委員長により進行。
案件2
文化財保存活用地域計画の概要と作成スケジュールについて事務局より説明。以下の質疑応答後、了承された。
- 本計画では、まず保存を前面に出す必要があると理解しています。文化財をどのように保存していくのか、そのうえでどのように活用していくのか、バランスが大事だと思います。
→法改正の趣旨と社会情勢を踏まえ、保存が第一であると認識しています。それを踏まえたうえで、活用にも取り組んでいきたいと思います。 - 活用の趣旨が、観光振興なのか、まちづくりなのか、地域活動なのか。何を目的に活用しようとしているのでしょうか。また、様々な文化財をつなげてルートを整備するなどして、観光振興にも使えるようにするのでしょうか。どこまで具体的なアクションプランになるのでしょうか。
→様々な分野に関わる計画だと認識しており、各分野について担当部局と連携を取りながら、幅広い活用を進めていきたいと考えています。必ずしもハード面の整備まで求めるものではなく、地域特性や種別に即した活用をまとめるものだと考えています。また、未指定文化財にも光を当てながら、関連文化財群を回遊していただけるような工夫は行っていきたいと思います。 - 文化財の保存には費用がかかるため、市民の理解を得るため、調査を行い優れた文化財を掘り起こし、価値を説明するということが大切かと思います。そして、活用によって生み出された利益を保存に還元していくという、活用と保存の好循環を生み出していくことが大切かと思います。
- 保存には費用がかかるという話がありましたが、修理に数千万円かかるようなときに、一人の管理者として修繕することは難しいと思います。活用から利益を生み出していきたいという話がありましたが、なかなか利益まで出すのは難しいというのが実情です。文化財を残していくためには、所有者の負担にならないように工夫する必要があると思います。
案件3
高槻市の文化財の概要について事務局より説明。以下の質疑応答後、了承された。
- 様々な文化財のなかで、これらを核になるものとして考えているという認識でよろしいでしょうか。
→今城塚古墳、安満遺跡、高槻城跡について、大きな核になる文化財だと認識しています。高槻城下町は、高槻町の成立を考えると重要なエリアだと考えています。これらを核として、周辺の文化財群を関連付けていきたいと考えています。 - 歴史や文化への関心が低い方をどのように惹きつけていくかが課題かと思います。市の施策と結びつくようなかたちで計画にまとめていただければと思います。史跡など様々なものを使いながら、行ってみようかなと思ってもらえる事業にすることが大切かと思います。
- 観光に関して、高槻市外へ行くのが「観光」になってしまっています。大学生に地域の魅力について尋ねると、自分の住んでいる地域には何もないと答えが返ってきます。自分の住んでいる地域の魅力は、なかなか気付きにくいものだと思います。
- 本計画でも、人材の育成が大きなテーマに掲げられています。特に若者に対して、地域の魅力を知ってもらうために、どのようなことができるかを考えていく必要があると思います。
案件4
令和2年度事業について事務局より説明、以下の質疑応答後、了承された。
- 市民意識調査を行うということでしたが、可能であれば、高槻市の史跡について、市民がどのくらい認知しているのか、来訪しているのか調査できないでしょうか。今後の計画策定において、基礎資料とすることができるかと思います。
→認知度につきましては、過去の調査でも実施しており、今回の市民意識調査でも実施する予定です。今回の活用に向けた意向調査では、学校や民間事業者など様々な立場から文化財についての認識等をお聞きできると思っています。 - 様々なアンケートを実施してきましたが、すぐ近くにある文化財を知らないという結果が出たことがあります。地域計画に活かせるデータを収集できればと思います。今回の調査で収集するデータが計画策定の基礎資料となればと思います。
- 本計画は、2か年で策定するというタイトなスケジュールですが、その点についてはどのように考えていますか。
→計画策定においては、既存の成果を落とし込みながら策定したいと考えています。そのうえで、どのような方々に知っていただく必要があるのか検討していきたいと思います。コアな歴史ファンの方だけではなく、若い世代の方にも関心を持ってもらえるように、新たな観光ツールを活用して、効果的な運用をしていきたいと考えています。今後、未調査の部分を策定期間のなかで全て調査していくのは難しいため、大阪府・文化庁と調整しながら進めていきたいと考えています。
5 資料名
令和2年度第1回高槻市文化財保存活用推進協議会 資料