みなさん、こんにちは。都市創造部長の北野です。
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
体調を崩しやすい季節であり、運動不足が気になっている方もおられることだと思います。
そこで、3月16日に開園した芥川緑地健康づくり広場「アクトレ」について紹介したいと思います。
愛称「アクトレ」の由来
「芥川で」「トレーニング」をキャッチフレーズとして、市民の皆さまに愛着を持っていただけるよう芥川緑地内の健康づくり広場に「アクトレ」という愛称をつけました。
実はアクトレの「アク」には、芥川のほかアクションという意味を、「トレ」には、トレーニングでストレス解消、映え写真がトレる、多様な世代が一緒に利用することでコミュニケーションがトレる、などの意味を含んでいて、多くの思いが詰まっているのです。
皆さんも様々な魅力あふれる「アクトレ」を楽しんでもらえればと思います。
アクトレ整備の経緯
アクトレのある芥川緑地は、芥川中流域の名勝「摂津峡」に連なる南平台住宅と「芥川」に挟まれた、都市近郊に残された貴重な自然緑地となっています。
平成6年に現在の自然博物館である芥川緑地資料館を中心に、駐車場やテニスコートなどを備えた都市公園として開設いたしました。その後、当時の市民ニーズの高まりから、ウォータースライダー等を備えたプールを整備し、平成9年に現在の8.3ヘクタールの広大な公園として完成しました。
以降、自然と触れ合い・学べる場、ジョギングやテニスなどのスポーツの場、花見やジャズストリートなどで賑わいを見せる場など、一年を通じて様々な形で利用されてきました。
その後、プール設備の老朽化などから、今後のあり方を検討した結果、平成28年度にプールを廃止し、新たな活用については「自然博物館との相乗効果が生まれ、地域の魅力向上につながるもの」を方針として、地域のご意見も伺いながら、健康づくり広場を整備する運びとなりました。
皆さんもアクトレにお越しの際は、様々な魅力あふれる芥川緑地を目一杯お楽しみください。
アクトレの特徴
大阪医科薬科大学監修のもと、関西最大級の30基の健康遊具を備えたアクトレでは、ストレッチや筋トレなど、目的に合わせた健康づくりを、眺望を楽しみながら行うことができます。
一段高い場所には、子どもたちが全身を使って遊べるアスレチック性の高いロープ遊具などを設置しています。また、安全性や快適性に配慮し、クッション性のあるゴムチップの舗装や人工芝を広く設置しています。
また、人工芝デッキやトイレなどは、プール営業時の施設を改修し、同デッキから芥川河川敷へは、ウォータースライダー用の通路を活用して健脚坂道コースとするなど、既存のプール施設を活かしながら再整備を行いました。
以前はフェンスに囲まれ、外から見えない施設でしたが、それらを取り払うことで、眺望が楽しめる魅力あふれるオープンスペースの創出とともに、園路の整備により芥川緑地内の回遊性の向上を図っています。
ルールを守ってご利用を
アクトレは、開園直後から多くの皆さまに利用されていて、有難いことに連日大盛況です。
これからも多くの人に楽しんでいただけるよう施設を維持するため、ボール遊びやペットについては、ルールやマナーにご配慮いただきますよう、皆さまのご協力をよろしくお願いします。
「皆で仲良く、思いやりを大切に」をモットーに、ご家族・友人ともアクトレを満喫してください。
プロフィール
北野 豊
2023年(令和5年)から現職。石川県出身。趣味は読書、弓道、食べること。