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令和5年度第1回高槻市保健医療審議会
令和5年6月1日(木曜日) 14時00分から14時45分
高槻市役所 本館3階 第2委員会室
可
3名
吉田 錦司、高鳥毛 敏雄、松本 栄治、保田 浩、稲田 泰之、山本 浩、石田 佳弘、生野 敦美、古前 美紀夫、𠮷里 泰雄、金丸 恒雄、佐藤 健二、河野 公一、川端 正詳、森田 真子
1 会長・副会長の選任について
2 「健康づくり・食育に関するアンケート調査」結果報告及び評価について
3 「第4次・健康たかつき21(健康増進計画・食育推進計画)」の策定に向けて
4 「第3期データヘルス計画・第四期特定健診等実施計画」の策定に向けて(報告)
5 成人健(検)診の在り方について(報告)
6 その他
<資料1>「第3次・健康たかつき21(健康増進計画・食育推進計画)」の評価について
<資料2>「第4次・健康たかつき21(健康増進計画・食育推進計画)」の策定に向けて
<資料3>第3期データヘルス計画・第四期特定健診等実施計画の策定に向けて
<資料4>成人健(検)診の在り方について
(事務局)
ただ今から、令和5年度第1回高槻市保健医療審議会を開催いたします。
委員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。
私は、高槻市保健所参事の増田と申します。議事に入るまでの間、事務局で進行をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まず、審議会の定足数についてご報告申し上げます。
本審議会の委員数は17名でございますが、現在15名のご出席を頂いており、委員数の過半数に達しておりますので、本審議会は成立しておりますことをご報告申し上げます。
それでは、会議を開催するにあたりまして、事務局を代表いたしまして、はじめに健康福祉部長の根尾より、一言ご挨拶を申し上げます。
(部長)
「部長挨拶」
(事務局)
「出席委員の紹介、事務局職員の紹介」
(事務局)
続きまして、資料の確認をさせていただきます。
「資料確認」
資料に不備等はございませんでしょうか。不備がなければ、次に移らせていただきたいと思います。
(事務局)
なお、審議にあたりまして、各委員ご発言の際には、お席の右下にございますボタンをオンにしていただきご発言をいただきますようよろしくお願いいたします。
それでは、次第に沿いまして、議題(1)の会長・副会長の選任についてでございます。
高槻市保健医療審議会規則第2条第1項の規定により、会長及び副会長につきましては委員の互選によって選出することとされております。皆様、ご推薦はございませんでしょうか。
特にご推薦がないようでしたら、事務局から提案をさせていただきたく存じますがよろしいでしょうか。
(各委員)
<異議なし>
(事務局)
ご異議が無いようですので、事務局の案をご提案させていただきます。会長には高槻市医師会の保田委員、副会長には高槻市歯科医師会の山本委員、高槻市薬剤師会の石田委員にお願いしたいと存じますが、いかがでしょうか。
(各委員)
<異議なし>
(事務局)
ご異議等がなければ、拍手をもって選任の確認とさせていただきたいと存じます。
(各委員)
「拍手」
(事務局)
ありがとうございます。それでは、保田委員を会長に、山本委員、石田委員を副会長に選出することにします。
それでは、会長、副会長、恐れ入りますが、正面の会長席及び副会長席へお移りください。
<会長席、副会長席へそれぞれ移動>
(事務局)
それでは、以後の進行は保田会長にお任せいたします。
保田会長よろしくお願いいたします。
(会長)
会長の保田でございます。会議が円滑に進むよう努めてまいりたいと考えております。委員の皆様方におかれましては、それぞれの立場から活発なご意見をいただきますよう、最後までご協力の程よろしくお願いいたします。
それでは、傍聴希望者の状況について、事務局から報告をお願いします。
(事務局)
現在3名の方が傍聴を希望されております。
(会長)
それでは、「高槻市保健医療審議会の会議の公開に関する要綱」に基づき傍聴を認めます。入室してください。
<傍聴者入場し、傍聴席へ>
(会長)
それでは、次第に沿いまして、審議会を進めてまいります。
議題(2)「健康づくり・食育に関するアンケート調査」結果報告及び評価についてでございます。
事務局から説明をお願いします。
(事務局)
議題2について説明
(会長)
ただいまの説明について、事前質問への回答もございましたが、追加のご意見やご質等はございませんでしょうか。
(委員)
今回配付資料で令和5年度の「特定健診のご案内」について、令和4年度の方が見やすいと思いました。ページ数も減り目次もなくなっているため、変えられた理由がありましたら教えていただきたいと思います。
(事務局)
後程、パンフレットにつきましては、今回変えた内容も含めて簡単にご報告させていただこうと思うのですが、見やすさを今回重視したつもりですが、前回より見にくくなったというご意見につきましては、また来年度の参考にさせていただきます。
(会長)
それでは、ぜひとも今回・前回等を参考にして、より良いものを作っていただきたいと思います。
他にご質問はございませんか。
(委員)
健康カレンダーを健康づくり推進協議会で作らせていただいておりますが、この中には、各先生方の検診の内容がすべて網羅してありまして、各先生方の電話番号等非常に充実していると思っております。ぜひ、こういったものを利用していただければと思います。
(会長)
ありがとうございます。他にご意見はありませんでしょうか。
他にないようですので、議題3「第4次・健康たかつき21(健康増進計画・食育推進計画)の策定に向けて」に進ませていただきます。
事務局から説明をお願いいたします。
(事務局)
議題3について説明
(会長)
ただ今の説明について、ご意見ご質問等はありませんでしょうか。
(委員)
計画のベースライン値について、質問させていただきます。
今回の健康増進計画、食育推進計画のアンケートの説明をしてもらいましたが、コロナの影響で健診や行動について影響が出ているので、今回のアンケート値をベースラインとすると、評価が難しいのではないかと思います。国のベースライン値の考え方が、計画初年度の値をベースライン値となると、今回の計画のベースライン値はどういった形になるのかというのが1点です。
それから、アンケート結果の2ページ目のがん検診のところですが、高槻市の場合、アンケートの結果からすると、がん検診の受診率が高い。ただし、高槻市のがん検診は現状値が目標値に比べて悪かったということですが、この点について高槻市は頑張って、保健センターの建物を集団健診会場として、このパンフレット等にも書いているように、無料送迎バスも作っていますから、たぶん今年度のこの数字と変わるのではないかと思いますので、ベースライン値をもとに、これから作る計画を評価するということになりますけれど、ベースライン値について、アンケートの結果を踏まえて、どういうふうに対応するのかという点、疑問に思いましたので質問させてもらいます。
(事務局)
もし、国と同じように、計画初年度の値をベースライン値とすると、高槻市において来年度アンケートをとる形になります。その場合、費用の面や、昨年度アンケートを実施したばかりということもあり、課題があると思っています。
最終的な目標値につきましては、現状値だけで決めるわけではなく、国の上位計画である「健康日本21」で示される目標値を加味して決めていくので、現状値だけで決めるわけではなく、現状から必ず達成可能な目標、ハードルを低くするわけではないということをご理解いただきたいと思います。
(委員)
はい。よろしくお願いします。
(事務局)
追加補足とお願いなのですが、この保健医療審議会は、毎年「健康たかつき21計画」の進捗管理ということで進捗状況を委員の皆様方からご意見をいただくこととしております。今、ご説明しましたとおり、ベースライン値だけで見るのではなく、この審議会の中で事業の進捗状況を報告しましてご意見をいただき、中間年でもう一度アンケ-トを実施してやっていきたいと思いますので、先ほど委員がおっしゃっていただいた通り、もしかしたらコロナの影響が確かにあるかもしれませんので、今後もこの審議会の中で活発な進捗のご意見をいただけたらと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(会長)
今の説明に関しては、よろしいでしょうか。
それでは議題4「第3期データヘルス計画・第四期特定健診等実施計画」の策定に向けて、事務局から説明をお願いいたします。
(事務局)
議題4について説明
(会長)
ただ今の説明に関して、ご意見、ご質問等いかがですか。
他に質問がないようですので、次に移らせていただきます。
(会長)
それでは議題5 成人健(検)診の在り方について(報告)、に進ませていただきます。
事務局から説明をお願いします。
(事務局)
議題5について説明
(会長)
ただいまの説明について、ご意見ご質問等ありますでしょうか。
外部の健診を減らして、来年になれば受診者が増えたかどうかなど、データが出てくるのですね。
(事務局)
毎年、健診の実施状況を振り返りながら効果的、効率的な運営を考えていきたいと思っています。
(会長)
無料送迎バスがうまく利用できればいいですね。
他に何かありますでしょうか。
(委員)
一つよろしいでしょうか。いつも気になるのはピロリ菌です。
これは確か中学校2年生で、高槻は無料でやっていましたね。これは受診率が高いのですか。実は茨木、摂津はやっていないです。それで、いつも質問を受けます。「高槻市は非常に進んでいますね」と。
どのくらいの受診率があって、そして有所菌率は出ていますか。中学2年生で見つかりますと、ご家族の方も感染の可能性があるということもありまして、結構有効だと思っています。
(事務局)
受診者数は実績で言いますと令和3年度で2,334人ということで、公立の中学校2年生につきましては学校の協力もございまして、かなり受けていただいております。
(委員)
有所菌率は出ていますか。
(事務局)
有所菌率もございます。
令和2年度の数字になりますが、検査の陽性率で言いますと4.4%。ただ最終的な感染確定に至るのは1.6%ほどとなっています。
(委員)
ありがとうございます。
これは継続していただいた方がいいと思います。
(事務局)
今年度も、ちょうど今通知を出しているところでございます。
受診率は70%程度となっています。
(会長)
他にございますか。
(委員)
集団健診の無料送迎バスの件についてなのですが、山間地域から保健センターに行くには、足がないので、その辺はどう対処なさっているのか。奈佐原もしくは川久保、樫田方面は無料送迎バスが一切ないのです。そのあたりはどう対処なさっているのか。
樫田について言いますと、樫田支所に火曜日と金曜日、みどりヶ丘病院から医師・看護師が2時から4時半までいらっしゃいます。ただし、そこは健診の会場にしてもレントゲン等が一切ないのです。かかりつけ医も火曜と金曜しかいませんから、皆さんすべて市街地に行かれるのです。
ですから別の方法を考えていただきたいと思います。山間地域の無医村の場所はどう対処していくか、集団健診車を回すとか、それとも無料送迎バスを、日にちを決めて近くの病院に、樫田でしたらみどりヶ丘病院に来てもらうとか、そういう対処の仕方を考慮していただきたいと思います。
(事務局)
今回、無料送迎バスを走らせた経緯は、もともと集団健診をやっていた場所が見直しで廃止となったところの代替措置として導入させていただいたものです。
現在、山間地域というのは走らせていないというのが現状ではございますが、ご意見をいただきましたようにそういった方の受診環境をどうするかは一つの課題であると認識しております。
(委員)
できるだけいい方法に改善していただきたいと思います。
(会長)
山間地域の方々は、もともとバスがなかったので皆さん市街地に降りてきて特定健診を受けられていたということなのですか。
(委員)
支所に関しては日にちを決めて、火曜と金曜に医師が来るときに特定健診をしましょうと。
ただし地域が広いので移動する手段がないのです。ですから健診会場に行く足がないから、希望者がないのです。そういう二重苦があるのです。
なんとかそれを改善することが大事かと思います。
(会長)
みどりヶ丘病院のバスは使えるか、山間部を回って最後に回ろうかということも含めて、考えておいてください。
(事務局)
ご意見ありがとうございます。
この無料送迎バスは今年度始めたもので、もともと巡回型健(検)診をやっており、今回終了した地域を回るという無料送迎バスで、根本的に山間部をどうするかという対応ではないのが実態です。
特に樫田の方々について、ご苦労なさっているという状況については、保健所も認識はしております。それもあり、樫田診療所において行政のほうで週2回、みどりヶ丘病院に頼んで行っている部分と、健康相談ということで地域を回らせてもらっています。
そもそもこの健診の考え方として、個別健診を推奨したいということは市街地でも山間部でも変わっておらず、樫田診療所をお使いいただいて、また高槻市がやっている健康相談もお使いいただいて、その中でかかりつけ医を持っていただいて、何とかそこに行っていただくようにできればと考えております。
その時の足をどうするのかという問題が、医療だけでなくお買い物も含め、いろいろな点であると思います。
会長や、いろいろな方のご意見をいただきながら、地域づくりという観点も入ってくるかと思いますので、またご相談させていただければと思います。ご理解いただきますようお願いいたします。
(会長)
これは宿題ということにしておきましょうか。他にございませんでしょうか。
(委員)
かかりつけ医を推奨されることで、いわゆる個別で受けるわけですから、精度管理ですね、要するに先生方のしっかりとした精度、見落としがないような精度管理委員会をしていかないといけない。
その点で、高槻市は、医師会の精度管理委員会は、確か5つか6つありましたね。
これは素晴らしいと思っています。
(事務局)
委員からご指摘がありましたように、高槻市の場合はがん検診につきましてはすべて精度管理委員会で、診療所等で行われた検診についても、きっちり精度を保ってやっているかどうかのチェックをやっております。
具体的には、例えば肺がん検診の胸の写真ですけれど、これはすべて医師会に送っていただいて、専門医の先生に二次読影という形でもう一回チェックをしていただいていますし、大腸がん検診とかでしたらそこでの検診の陽性率がおかしくないかとか、そういうのを精度管理委員会でチェックしていただくといった形で、がん検診の精度をチェックしております。
正直、すべてのがん検診についてこういった形で精度管理委員会を開いてチェックできているというのはあまり例のないことで、保健所として非常に誇らしく思うとともに、これにご尽力いただいている高槻市医師会の先生方には、非常に頭が下がる思いでございます。
(委員)
本当にそう思います。
高槻市はモデル地域で、なかなか他の市、茨木市も摂津市もできていないのです。
その点が非常に素晴らしいと思います。
(会長)
他にご意見ご質問はございませんか。
他にないようですので、それでは、議題6のその他に進ませてもらいます。
事務局から議事等はございますでしょうか。
(事務局)
事務局からは特にございません。
(会長)
委員の方々からご意見ご質問はございますでしょうか。
(委員)
従来からの巡回型の検診を実施しない地域について、会場をたたんで無料送迎バスを運行するということですが、それについてはとてもいいことだと思います。
高槻市は、市バスを運行されていて、無料送迎バスの路線とも重なると思います。健診の受診の時に、普通の路線バスの費用を負担するだけで結構受診できる人もいるのかなというふうに思ったのですが、そこで質問ですが、高槻市としては、無料送迎バスの費用を保健所から交通局に支払うという形だと思うのですが、市バスの路線において、高槻市の保健サービスを受けるところで、交通費、交通券を支給するという方法も、高槻市では可能ではないかと思います。
そのような検討をしていただき、実現可能であれば、もう少し便利になるのではないかと思いました。
全体を通して、疑問と感じたことをお話させていただきました。
(会長)
事務局、いかがですか。
確かに無料タクシー券を配布している地域がどこかになかったですか。
(事務局)
費用だけの問題ではなく、地区コミュニティ中で、どの分野をどのようにやっていくのか、医療だけで良いのかいろいろなことがあろうかと思います。
先生方にいただいたご意見を参考にしながら、コミュニティの分野等とも相談し、何より地域と相談しながらと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
(会長)
他にございませんでしょうか。
質問が尽きたようですので、本日各委員からいただきましたご意見の処理につきましては会長の私にご一任いただいてよろしいでしょうか。
(各委員)
<異議なし>
(会長)
よろしければ事務局と調整をしながら必要な対応をさせていただきます。それでは、事務局に進行をお返しいたします。
(事務局)
ありがとうございました。次回の審議会の開催日時等についてですが、8月3日の木曜日を予定しております。改めて委員の皆様にはご連絡をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
本日は貴重なご意見ありがとうございました。それではこれを持ちまして令和5年度第1回高槻市保健医療審議会を閉会いたします。
委員の皆様ありがとうございました。
以上