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高槻市みらい創生審議会
令和6年11月11日(月曜日) 午後3時から午後5時10分
高槻市役所 本館3階 第2委員会室
総合戦略部みらい創生室
公開
0人
【資料1】「『高槻市みらいのための経営革新』に向けた改革方針」に基づく取組と成果(案) (PDF:5.14MB)
【資料2】(仮題)高槻市みらいのための改革方針(案) (PDF:1.79MB)
【会長】
令和6年度第3回高槻市みらい創生審議会を開催する。委員出席数は4名で、会議は成立している。
会議の公開に関する要綱及び傍聴要領に基づき原則公開だが、傍聴希望者はいるか。
【事務局】
傍聴希望者なし。
【会長】
議事に入る。
【会長】
議題(1)「改革方針に基づく取組と成果について」、説明をお願いする。
【事務局】
<資料の確認及び説明>
【会長】
資料1「『高槻市みらいのための経営革新』に向けた改革方針」に基づく取組と成果(案)について、各委員からご質問等を受けたい。
【委員】
2ページの、改革方針で示した6つの具体的方向のうち、情報化については策定時の想定より著しく進展している。それを踏まえた市民サービスや内部事務の対応が今後の課題と感じる。
【事務局】
デジタル化の急速な進展や市民サービスの向上などの課題については、改革方針の改定案に盛り込んでいる。
【委員】
年度の表記について、全体的に和暦と西暦の併記ルールを統一する方がよいのではないか。
【委員】
4ページで、ふるさと寄附金が大幅に増加したことは一定の成果だが、市民が他市に寄附した分のマイナスについても記載してはどうか。他市への寄附額と比較して黒字なのか赤字なのか、最新の年度だけでも注記してはどうか。
【委員】
マイナスの部分を示すことで市民に警鐘を鳴らすことにもなることに加え、将棋のまち関連等の魅力的なふるさと寄附金を推進したことによって高槻市への寄附が増えてきたという実績を示すことも一つの考え方ではないか。
【事務局】
取組と成果に記載するのか、改定する新たな改革方針における課題とするのがよいのか、整理させていただきたい。
【委員】
5ページの「公有財産の処分・活用の推進」で、(2)安満遺跡公園内への民間施設誘致による使用料収入の確保については、(1)用地の処分・活用などの項目に含めてはどうか。
【委員】
5ページの「企業誘致による税収の増」について、誘致が延べ何件あったのかなど、もう少し内容を記載してはどうか。
【委員】
6ページの「職員人件費の抑制」で、時間外勤務削減の効果は含まれているが、「最適な人員配置」で、少数精鋭の体制を目指し、職員数を減らしてきていることの効果額は出ないのか。
【事務局】
職員数の減少による効果額は算定していない。今後の検証課題と考えている。
【会長】
人件費については、これまでは抑制を行うことができたが、これからは若い人も含めてそれなりに費用がかかるようになり人件費は増加していくように思う。
【委員】
7ページの小中学校の空調設備更新は、民間活用と何を比べて削減されるのか。導入当初は、市で備品を購入し、設置のみ民間にお願いする手法をとっていた。民間活用で安くなるということは妥当なのか。
【事務局】
整備における従来手法による更新と比較した効果を挙げている。
【会長】
8ページの外郭団体の統合について、私自身、文化スポーツ振興事業団の評議員をしているが、他の評議員からは、文化とスポーツの統合のタイミングが良かったという意見もあった。
【委員】
11ページの「高槻島本夜間休日応急診療所」について、「内科、小児科、外科を診療する体制を整備するのは関西で唯一」とあるが、外科が含まれるところが関西で唯一とお聞きしたが、確認した上で表現を調整してはどうか。
【委員】
12ページの「がん検診の無料化」で、全国的にも前立腺がんが非常に増えているため、グラフに加えてはどうか。
【事務局】
厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」に掲げられている5つのがん検診について記載している。
【委員】
13ページの「アクトレ」については、芥川緑地内に完成という場所を追記してはどうか。
【委員】
15ページの「市立小中学校給食費の恒久的な無償化」について、「児童生徒一人当たり年間約5万円を市独自に支援」と補助金の支給のような表現は、自己負担があるように受け取れるので、表現を改めてはどうか。
【委員】
17ページの「子育て・教育施策の主な取組」に、小中学校の空調設備の更新も追記してはどうか。
【委員】
18ページの「水道施設の耐震化」の項目があるが、下水道や橋梁についても記載があってもよいのではないか。
【委員】
24ページの「高槻城公園芸術文化劇場」について、もう少しコンパクトな名称なども工夫されてはどうか。
【委員】
26ページで、高速道路の利用台数の推移が分かれば載せてはどうか。新名神の東側も今後開通予定であり、これまでの取組の成果として入れてもよいのではないか。また、交通の利便性が高いという意味では、JRと同様に阪急電鉄の乗降者数も加えてはどうか。
【委員】
27ページの「成合南土地区画整理事業」に関連して、これから他の地域でどう実施するのか、改定後の改革方針において取り組まれる問題かと思う。
【委員】
27ページの「社宅等整備に対する支援」について、単身者が居住することが多く、住民税が入るため市にメリットがある制度だと思う。住民登録されているかは確認しているのか。
【事務局】
住民登録されていることを要件にしている。
【会長】
27ページの「プレミアム付商品券の発行」について、市民だけではなく商店街などの事業者にとっても大変役に立っている。
【委員】
30ページの経常収支比率、基金残高、市債残高は、見通しよりさらに望ましい方向に振れており、努力の結果が現れている。
【委員】
33ページの「シティブランド・ランキング」について、全国10位と素晴らしい順位だが、何市中での順位か。また、北摂各市は何位か。高槻は京都と大阪の真ん中にあるという地の利があり、住むと便利なまちで、健康寿命が府内でトップクラスであることや、市営バスの高齢者等の無料制度なども寄与しているかもしれない。
【事務局】
現在の居住地と直近の居住地による回答者の合計が20人以上となる全国366市区のデータで、3位に吹田市、6位に箕面市が入っている。
【委員】
令和4年作成の取組と成果は、最後に「おわりに」があったが、今回も何かまとめのようなものを入れることを考えてはどうか。
【委員】
資料は成果が上がったものを掲載しており、市民等に公表するものとしてはこれで良いが、今後につなげるためにも、中核市や府内で下位にあるような項目や、課題やマイナス面のデータを事務局の手持ち資料として整理しておいてはどうか。また、今回まとめた取組と成果を関係方面等に配付するときは、関係者にレクチャーをするなど、市の努力が市民に伝わるように工夫されてはいかがか。
【会長】
議題(2)「改革方針の改定について」、説明をお願いする。
【事務局】
<資料の説明>
【会長】
資料2(仮題)高槻市みらいのための改革方針(案)について、各委員からご質問等を受けたい。
【委員】
今回の改革方針の改定の趣旨について、共通認識を持ちたい。これまでの取組の経過と今後への展開についてであるが、審議会への諮問に対する答申を踏まえ、市が改革方針を策定して取組を実施してきた。令和4年に行った取組と成果の中間とりまとめ及び今回行った総括的取りまとめから、著しい実績を上げてきたことが明らかになった。こうした努力と成果により、「大阪の高槻」から「日本の高槻」へと更なる領域に踏み込んでいける基盤が整ってきたため、これまでの延長線上でさらに高みを目指していくという理解と考える。
【事務局】
そのように考えている。
【委員】
1ページの「改定に当たって」の中で、いくつか課題が書かれているが、健全財政ではあるが交付金等に基づくものであること等も勘案し、自立・自律的な財政を追求していくというような課題を含めてもよいのではないか。また、「改革による財政面の充実」とあるが、財政面の充実なども含めて取り組んできたというような表現ではどうか。
【委員】
4ページの「成長戦略」について、「地域経済の発展や税収増を実現するため、交流人口や定住人口の増加につながる施策を積極的に推進」とあるが、地域経済の発展に向けた施策として、土地利用の見直しや産業振興といった内容を入れてはどうか。具体的には、容積率を増やすことによって中心市街地のマンション建設を促進することや、調整区域の見直しによる市街地の開発を進め、高槻の産業振興やまちの活性化を将来的に描いていくといった視点を盛り込んではどうか。
【委員】
4ページ以降の「取組の方向性」について、「検討する」という表現が多用されているが、検討は否定しないがそれで終わらないように、着実に進めていくという意思が伝わるような文言を入れてはどうか。
【事務局】
「交流人口や定住人口の増加につながる施策」という言葉の意味合いの中には、今の街並みだけでは難しいということが根本にあるため、あらゆる施策を具体的に列挙していくのは難しい。また、「検討」という言葉は、検討を進めていくという意味合いで使うことが多いが、市民に示していく言葉としてもう少し具体的な形に改めていきたい。
【委員】
6ページの「外部化の推進」について、民間委託等の推進と民間活用の推進については内容が重複しているため、整理してはどうか。
【委員】
6ページの人件費の抑制について、DXなどを利用しながら効率化を図り、人件費トータルの抑制を考えてもらいたい。10ページの財政見通しで、人件費の推移が書かれており、ほとんど増えていないが、職員数を削減しない限り、ベースアップや人件費高騰等で職員一人当たりの給料は増えていくはずなので、増え方が少ないのではないかと思う。
【委員】
7ページの「自動車運送事業の経営」について、交通ネットワークの維持が重複して記載されているため、整理してはどうか。効率的経営を進めることは使命でありそれを抑制しかねないような表現は避けた方が良いと考える。
【委員】
「日本の高槻」という基本テーマや細かい戦略も盛り込まれており、全体的には理解しやすい構成になっていると思う。今後は、4ページの「地域経済の発展」の部分で、スタートアップ企業をどう支援していくのかが一つの課題になると思う。また最近問題になっているのが空き家対策で、実態調査をして課税客体をしっかりと把握するということも取り組んでもらいたい。
【委員】
8ページの「目標設定」で、各施策のKPIの設定やベンチマークを定めるなど、できるだけ数値目標を掲げて取り組んでもらいたい。また、改革の推進体制としては、特定の部署だけでなく全員参加型になるので、ワンステップアヘッド、一歩前進という言葉を標語とすることも検討してみたらどうか。
【委員】
10ページの「財政見通し」では、税収の見通しは重要で、税制の変化に応じて毎年見直していくことが必要と感じる。
【委員】
6ページのPFI手法の導入について、建築費がかかる事業を民間にお願いすると、市と比較して資金調達のコストが高くなると思われるし、維持管理は維持管理業者に任せる方が安くできるというようなケースもある。施設を作ったり、維持管理するに当たっては、最も安い方法をシビアに比較検討してもらいたい。
【事務局】
実施手法については、すべてPFIがいいという考えではなく、一つずつの案件に応じて、国からの交付金の条件や、指定管理制度なども含めて最適な方法を判断している。
【委員】
改定後の改革方針の項目ごとに、定量的に検証して進捗管理していく内容をあらかじめピックアップしておいてはどうか。今後は大阪府内比のみならず全国比や中核市比が重要になると考える。
【委員】
14ページの「児童生徒数」について、他の資料と同様に令和15年度まで記載してはどうか。
【委員】
「日本の高槻」を目指すということで、大阪府内との比較ではなく、日本のモデルとなるような自治体をいくつか選別し、比較できるよう事前準備をしておいてはどうか。
【委員】
9ページの「人口推移」について、高齢者は65歳以上と一括りにデータがまとめられているが、働いている人も多いため、高齢者の中でも細かく区分してデータを取ってもらいたい。
【会長】
議論も十分になされたため、本日の議題は終わらせてもらう。
【会長】
議題(3)「その他」について、事務局から何か説明はあるか。
【事務局】
次回の開催は、12月下旬をめどに調整したいと考えている。
【会長】
本日予定の案件は終了した。以上で審議会を終了する。
以上