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令和6年度第1回高槻市文化振興審議会会議録

ページID:137709 更新日:2024年10月30日更新 印刷ページ表示

 

1 会議の名称

令和6年度第1回高槻市文化振興審議会

2 会議の開催状況

日時:令和6年8月29日(木曜日) 午前10時

場所:高槻市役所本館3階 第2委員会室 

出席委員:7名

高槻市文化振興審議会 委員名簿 (PDF:92KB)

3 議題

案件(1) 第2期高槻市文化振興ビジョン前期実施計画進捗状況について

案件(2) その他

4 主な審議内容 

 

会長

1 開会

 

・令和6年度第一回高槻市文化振興審議会を開会。

・7名出席。出席者が過半数に達しているため、審議会の成立を宣言

・開会に先立ち、市民生活環境部長の挨拶。

市民生活環境部長

・挨拶

事務局

・委員紹介。

・職員紹介。

・出席者紹介。

会長

・傍聴人の確認。

事務局

・1名。

会長

・審議会の公開に関する要綱及び文化振興審議会傍聴要領により許可をする。

(傍聴者入場)

 

2 案件(1) 

第2期高槻市文化振興ビジョン前期実施計画にかかる進捗状況報告について

事務局

資料2の説明

委員

・3つお聞かせ願います。

・1点目、資料2の7ページに記載されています、主な成果指標の推移についてです。

ここで、「1 拠点文化施設の利用人数」と「2 施設の利用件数」と「3 大規模イベントの来場者数」の推移が記載されています。

1に関しては、昨年度実績がコロナ前に対して約50%程度の戻り率になっていますが、2と3には約90%の戻りになっているように見受けられます。

これについて、なぜ1だけ戻りが悪いのか、この評価と今後これを90%から100%を超える戻り率にするための施策はどういうふうにお考えでしょうか。

・2点目です。北摂のその他の市、吹田市、茨木市、枚方市が人口的には同じような規模の市になるんじゃないかと考えていますが、今回提示されている施設に関する指標について、そことの比較はされているのでしょうか。比較されているとしたらどういう状態なのか教えてもらいたい。

・3点目、情報発信ですが、私が積極的に情報をもらいにいってないような状態なのですが、ちなみに京都市ではメールで登録しましたら、比較的頻繁にメールが来ます。

高槻市では、情報発信について、現状、満足度は何%ぐらいとお考えになっておられるのか。そして、今後もう少し情報発信を積極的にやろうと考えるなら、どういうふうな手段、具体的な手段やお考えがあるのなら、お聞かせ願いたいなと思います。

事務局

・1点目の成果指標の人数の戻りについてです。

分析を進めていますが、コロナを経て興味関心が変わってるところは、原因の1つとしてあると考えていますが、人数がコロナ前に比べて少なすぎると認識しています。施設の利用人数の算出方法について、施設予約システムから抽出したデータをもとに参加予定人数を集計しています。令和元年度の数値は、旧のシステムで算出していますので、システム上の仕様に変更がなかったかなどを分析している状況です。場合によっては、指標の修正も考えることとなります。

・利用人数を増やすための施策としては、新しい劇場にスタジオが実際にはたくさんありますが、まだ十分に利用が広がっていません。また、ホールもまだ空いている日があるので、そういったところの営業を考えているところです。

会長

・そこのところへ加えて質問です。新しい劇場が開館しましたが、稼働率としては前の劇場と比べていかがでしょうか。現代劇場(市民会館)のときは、ほぼ100%に近い形で貸館されていたと思いますが、今はどのぐらいになっているのでしょうか。

事務局

・具体的な数値に関して手持ち資料が無いのですが、稼働状況に関して、新しい劇場の大ホール(トリシマホール)は、旧の会館の大ホールに比べて利用は増えています。やはり舞台が広く、新しくなっているということで、長年ご利用いただいてきた団体以外にも、新たに興行や、他の自治体の団体などが増えている印象です。

新しい劇場には、太陽ファルマテックホールというコンサートホールがありますが、旧の市民会館にはなかったホールとなります。ここも土日はほとんど100%近く稼働しており、市民の方の活動としては大きく増えていると考えています。

ただ、小さい練習スタジオが10室ありますが、やはりクチコミがまだ広がっていないようで、他の施設で定例的に開催している催しを劇場に持ってきていただくには主催者もエネルギーが必要になりますので、課題と認識しております。

・2点目の他の自治体との比較についてです。利用人数などの統計について定期的な調査などは実施しておりません。施設の利用状況など類似するような調査は複数ありますが、対象施設や稼働率の計算方法は自治体によって異なるので、参考にできるものがないか研究をしたいと思います。

・3点目の情報発信についてです。

情報発信の満足度に対して、ご質問のとおり、京都市の劇場では登録すれば定期的にメールマガジンが届き、劇場でのプログラムなどを知ることができるようになっていますが、高槻の劇場では現状実施できておりません。

市で新しくしているものとしては、市の公式LINEへの投稿に力を入れているところです。フォロワーが3万人近くあり、投稿に対して一定反応があります。

また、劇場の方はX(旧ツイッター)を新たに開設し、公演情報などを発信しています。どこまで届いているかというところは、劇場1年目だったのでまだまだ情報発信はこれからですので、他の施設を参考に、SNSやクチコミなどでできることがないかを考えていきたいと思います。

委員

・近隣の同じような規模の市には、何か参考になるものがあるかと思いますので、少しでもいいアイデアをされてる市町村があればいただいてもいいかなと思います。

会長

・私は豊中市の方の審議委員をしていたり、あと茨木の方でも活動している方を知っていますが、やっぱりその都市ならではの個性といいますか、豊中では音楽、茨木はおにクルができたんで、子育てというような形で、かなり自治体ごとに個性を出してきたかなというふうに思います。

高槻は本当に立地的に恵まれているし、市民の文化活動が非常に盛んです。ジャズストリートは有名ですけれども、高槻と言えば何かとするときに、市としてはどういう施策をとっていくとか、市としての看板は何だろうかということ、これからも一緒に考えていきたいと思います。

委員

・先ほどの資料2の7ページの主な成果の指標の推移について、ここの分析が大切なのかなと思います。

そこでわかる範囲で結構ですので、例えばこの施設の利用者数というとこであれば、この3つの施設ですね、芸術文化劇場、生涯学習センター、クロスパル高槻とで分かれているのであれば、数字を公表して対策をこの場で検討するということも可能なのかなと思います。

また、芸術文化劇場は、令和元年度とか令和2年度は開館していなかったわけですので、そうすると令和5年度と比較しているデータとして使用することが妥当かということもあります。

事務局

・令和5年度の利用人数の内訳としましてはですね、芸術文化劇場が294,422人、生涯学習センターが73,530人、クロスパル高槻が209,224人となります。前年度と比べて、やはり大きく変わったのが、劇場の数字となっており、前年の劇場の数字は16万人ほどとなります。生涯学習センターとクロスパル高槻に関しては、昨年とほぼ横ばいという状況でした。

ご指摘のとおり劇場の開館からまだ1年目というところで、令和5年度の数字は、今後数年とってみないと適正値が分かりませんが、今後課題も見えてくるかと考えています。

委員

・学校の文化的行事について、報告書に学校文化祭という言葉もありましたが、中学校の文化祭は今のところは縮減傾向にあります。授業の時数はやっぱり決まっていて、その中で教科指導も実施しないといけない状況です。

今まで文化祭や文化的なことをどこでやっていたかというのは、恐らく特別活動だったと思います。時数がたくさんあった頃、週休1日だったころの取り組みを、そのまま週2日制の現在、同じような取り組みをずっと実施しているのでは厳しい。実施したいことは多くありますが、全て実施していたら、子ども、そして大人も疲弊してしまうということでかなり見直しがなされています。

一方で、総合的な学習の時間が台頭してきて、子どもたちにもっと探究心を育てるような取り組み、探究的な学びということに重きを置いているというのが現状です。

ただし、決して文化的なことを軽んじているわけではなく、音楽や美術、また、クラブ活動でも音楽は吹奏楽部とか、美術系の美術部、そのほかにも色々なクラブもありますが、それらを市の支援もいただきながら、学校からこの文化の火を絶やさないようにというふうに創意工夫を持ってやっているところです。

ですので、これまでもアウトリーチという形で、学校に演劇であるとか、日本の古来の芸術の出前講座をしいていただいたので、コロナも含めてそれが止まっていたところもありましたが、それも再開されるというふうなことも聞いておりますので、持続可能な形で、末永く学校に文化的な取り組みを続けていただくということも強くお願いしたいです。コロナのときに、とても痛感しましたが、真っ先に切られるのがやっぱり文化的なことでした。

ぜひ引き続き学校への支援をお願いしたいというように思います。

事務局

・今年度から劇場の方で学校のアウトリーチを再開するのでよろしくお願いします。

・また、近年、文化庁で子どもの体験に関する助成メニューがかなり増えてきています。そのあたりを研究しながら、何かできることがないか検討したいと思います。

会長

・やはり子どものころに文化的な経験をしていれば、大人になってからも美術館や劇場に行くという傾向は、有意に明らかに高まりますが、その経験がないと、もうこの世の中に文化芸術はないものとなる。不要な、極端に言えば劇場も要らないっていうような形の大人たちになるかもしれませんので、子どものときの経験は本当に大事だなと思うので、手厚くしていただければと思います。

・加えて、総合的な学習などで探求心を育むことは、文化芸術の方で養うということができることもあります。私たち、芸術大学の方では研究もしているし、実践をしていますので、もし可能であれば、そういった芸術系の大学などと組んで、学校の要望も踏まえてプログラムを一緒に作っていくというような取組も今後はできるかもしれないなと思いました。

委員

・資料を見て、高槻市は市民活動が活発な点が印象的で、特徴だと感じました。成果指標の数字ですが、とても重要で、かなり詳細なデータを持っておられるなと思います。ただし、数字であらわれないものがあるということは、皆さまよくご存じのとおりで、特に文化芸術に関しては、数字測れないような要素はやはりあるので、数字にふり回されないことをとどめておいてほしいです。入場者数と言われますが、計画のなかで掲げる「あらゆる人に鑑賞機会を提供する」という施策を思うと、それが必ずしも多数の人に訴えかけるものではない場合もある。

・話が変わりますが、昨今、文化施設の指定管理料の値上げが問題になっています。物価が上昇していることや、人件費の対応も取り沙汰されることが多いのですが、高槻市での指定管理施設での指定管理料の見直しの状況を教えてください。

事務局

 

・昨今、光熱水費、人件費も含めて価格が上がっていることもあり、各施設の指定管理者から要望が上がっている状況はあります。光熱水費に関しては、国の補助金でガソリンの値段が下がるということもありますが、価格高騰の影響が大きかった施設、例えばプールなどに関しては、事業年度終了後、補填をするという施設も、いくつかケースとしてはあります。

市の指定管理施設は、基本的に5年契約となるため、5年ごとには、かなり大幅に引き上げるような形で指定管理料の調整はしていっているようなところです。

また、総務省が、指定管理料に関しても賃金スライドを取り入れるなどの通知が出てるところは承知していますが、まだそういった段階の検討には至ってない状況です。いずれにしても、今後も厳しい施設も多くなるので、施設を所管してる部署として検討していきたいと思います。

会長

・先ほど意見があった成果指標のところで、指標にあらわれない成果というようなエピソード成果的なものをもう少し、報告の際に入れていただけるといいかと思います。

ただし、来場者数だけじゃなくって、例えばアウトリーチに行った小学校の数とか、或いは一緒に組んだ施設などの数字とかいう形で、より多様な人たちにどう届いているかっていうようなことも報告で知らせてくれるとありがたいと思います。

委員

・芸術文化劇場という大きな立派な施設ができましたが、これからの展開をどのようにお考えでしょうか。茨木市のおにクルなど、それなりの特徴で各市頑張っているところですが、高槻市はどういう心持でお考えでしょうか。

事務局

・劇場の運営に関して、令和5年度は、開館して1年目となりますので、指定管理者の方でかなり豪華なコンサートなどを誘致し、広く市内外の方に発信をしました。令和6年度以降は、1年目のコンサートの評判が興行会社などに届いていることもあり、施設を自らお借上げいただき、イベントを開催されるケースも増えていますので、今後もそういった利用をふやしていきたいと思います。

・また、公金を使って運営するため、多様な方に来ていただきたいと考えています。やはり普段劇場に来られない方がコンサートに来るということはハードルが高いと思われますので、例えば、今年8月に開催した誰もが参加できるイベント「劇場オープンデー」のような、コンサート以外の取組にも力をいれていきたいです。そういった方にも高槻に劇場があってよかったと言っていただけるような施設にしたいと思います。

会長

・劇場オープンデーに私も寄させていただきましたが、大変にぎわっていました。子どもたち、そして親子連れで来られているかなと思います。

その中でもすごくいいなと思ったのが、お琴や、いけ花の体験ができるというコーナーで、市民団体の方が子どもたちに教えるということをされていて、これは非常に良い取り組みだと思いました。おっしゃってくださったように、高槻は市民の文化芸術の熟練度が非常に高い。

一方で、それが後継者不足に悩んでらっしゃることを、今回の劇場オープンデーのように、劇場が少し関わることで、新しい担い手たちを育てることも可能になるのではないでしょうか。

委員

・先ほどのお琴体験は我々の団体が担当したのですが、あのイベントのいいところは、お琴だけだったら子どもたちがこないのですが、同時に色々なイベントが開催されていて周遊できる。子どもたちもお年寄りの方も、とにかくお琴を奏でてみるということができる。こういうのは大変よかったなと思います。

特に子どもたちは目の輝きが違いました。整理券をたくさん発行し、時間制限をするような状況でした。多様な体験ができることもあり、イベントとして大変成功したと思います。

スタッフは大変忙しかったのですが、そういう子どもたちがいれば、こちらも頑張れる気持ちになりますので、よかったなという結果でした。

・また、先ほど意見があった、子どもたちが芸術に触れる機会が少ないということですが、強制するのはよくありませんが、昔は学校単位で、芸能や音楽などの鑑賞会をしていました。高槻には学校が多数ありますので、日程を決めて生徒を引率して体験をしていただく、という取組をしていただきたい。実際にふれていただくと、考え方も変わってきます。

昔は、学校単位で映画鑑賞したり、スポーツの体操選手が来たりとか、様々な機会がありました。今回、新しい劇場ができましたので、是非とも中学校、小学校の鑑賞会を考えていただきたい。強制ではありませんが、芸術鑑賞の一環として実施する。実際に見ることを通して、これは何だろうと考え、目の色が輝くことになると思います。

・それからもう1つ、我々もそうですが、例えば劇場を使う場合、お琴などの楽器を多く使います。それを、利用の都度運んでくることとなります。美術関係の利用者もそうですが、資材を持ってこられる。

以前、旧市民会館では、倉庫がありました。それぞれ文化団体協議会の方が資材を置いていましたが、新しい劇場になり、そういう場所がなくなりました。毎回持っていくことになり、不便という声もあります。

そういう資材置き場というようなものを考えていただければ、大変便利だし、使い勝手はよくなると思います。

・また、団体は会議も多いため、会議室を1つ建ててくださいと市に伝えましたが、どうも都市計画上、全部公園にするということになっているので、会議室的な建物はできなかった。

事務局

・学校の鑑賞会に関しては、教育委員会から実情を聞いていますが、基本的には、学校の体育館などで、各校が出演者を呼ばれて鑑賞会をするということを実施しており、ほぼすべての学校でできるようにしています。

ご意見のように、劇場で開催することに関しては、随分久しく実施できていないと思われます。一方で、「こころの劇場」とかですね、劇団四季が府と連携して、大阪市内の劇場に小学生を招待する事業を実施されています。それは毎年、複数校が行かれていると聞いています。こちらも実費が必要ですが、昨今それも高騰していることもあり、現場では困っているということはお聞きしています。学校の鑑賞会をしてほしいという声は様々な場面で伺っています。文化庁の補助金が出るようなメニューもございますので、研究していきたいと思います。

・利用者の貸倉庫ですが、以前の市民会館では、長年の利用者の方に一部スペースがあったと聞いております。例えば、クロスパル高槻では、貸しロッカーを月額制で貸出していることはありますので、そのあたりもニーズを把握しながら、できることはないかと考えたい。

・貸会議室に関しては、まだ、新しい劇場も予約は取れるのでご検討いただければと思います。公園に建物を増やすということは、公園の面積をなるべく減らさないということが法律で決まっておりますので、建ぺい率の制約上厳しい状況です。

委員

・前回の審議会でもありましたが、劇場が駅から遠いという声がある。お年寄りの方達は、バスは走っていませんし、徒歩だとJR高槻駅からだと15分かかるため大変とのことです。何とか市バスを、イベントのある土曜日とか日曜日に、臨時で往復していただけないかという話をしました。

その辺りをよく考えていただきたい。

・もう1つありましたのは、我々も劇場でコンサートをしていますが、一日やっていますので、ちょうどお昼時があります。やはりお弁当もありますが、周辺にコンビニなどがあればいいのですが何もない場所です。

カフェがありますが、値段が割と高く、メニューが限られている印象です。先日の劇場オープンデーでは、キッチンカーが来ていましたが、どのような基準で募集されているのでしょうか。

事務局

・キッチンカーに関しては、大規模なイベントの際に、主催者の方で手配していただいています。専門業者があり、そうしたところに複数台のキッチンカーを手配していただくようなことを聞いています。

委員

・その際の業者の紹介や許可関係はどのような手続きになるのでしょうか。

事務局

・劇場から業者の紹介は現在実施しておりません。

・許可関係は、劇場窓口への申請が必要となっております。利用内容によりますが、1平方メートルあたり20円をお支払いいただきます。

委員

・そうした手続きについて、周知いただけるようにご検討ください。

委員

・先ほど意見のあった、子どもの世代のころの体験の重要性について、そこに是非とも、幼児も含めていただきたいと思います。幼児、あるいは子育て世代の方が参加できるようなプログラムなど、もちろん幾つかあるとは思いますが、どうしても子育てされている家庭はもちろん、三歳児から1人で行けることはできませんので年長さんでもですね、保護者の方が必要かと思います。そういったところも対応していただきたい。

・また、やはり直接接してもらう、先ほどのお琴など日本文化にふれるということは大切なことと思います。本当にいい事業がたくさんありますので、子育て世代が参加できるということなどが、見たらすぐわかるような情報発信があると、より良い生活できるのかなと思います。

・何か子ども向け、子育て世代向けの特徴的なイベントなどがありましたら教えてください。

事務局

・劇場で定期的に実施しているものであれば、ファミリー向けのクラシックのコンサートは、子どもが泣いても問題ないというものがございます。ほかには、先ほど申し上げた「劇場オープンデー」では、ガラスに絵を描くワークショップや映画村によるショーなど、気軽に参加できる催しです。

・また、サンユレックホールという小さいお芝居ができるホールがあります。そこでは子ども向けのお芝居、パントマイムなどを開催しています。

・そのほか、子育ての支援施設や、地域の施設でリトミックなど沢山の教室がされているかと思います。

委員

・ありがとうございました。

たくさん活動されていて面白いものはあると思いますので、私も知ることができれば、情報発信でお手伝いできることがあるかもしれませんので、よろしくお願いいたします。

委員

・先ほど、情報発信で意見をしましたが、ある程度高齢の方になると、インターネットなどよりも、広報誌が唯一の情報になるのではないでしょうか。毎号見ていますが、主観的な印象として、どういった情報が多く掲載されているかというと、ライフラインなどの情報を除けば、健康、2番目が文化、次が防災、自然、人権、こういうふうな5つぐらいに分類されるように思います。

この中で「文化」の記事は、色々なセクションの催しが記載されています。今後「文化」の情報発信として、広報誌をどういうふうにお使いになられるのかそこについてのお考えをお聞かせください。

・先ほど劇場の交通の便がよくないというご意見ありましたが、私は静岡県の富士市に頻繁に行っています。人口20数万の中核市で、面積はおそらく高槻よりも広いです。ここも交通の便はよくない。JRが走っていて新幹線の新富士駅がありますが、その他私鉄も一切ないですし、バスなどの公共の機関もないです。こういうところも、やはり市民の足を確保するのに相当困られているというのは聞いています。

私が聞いたなかでは、車か自転車です。高齢の方も多くが自転車で公共施設に来られます。距離ではないと私は思っていますが、色々な施設に関するアクセスは一度ご検討いただけたらと思います。

会長

・私たちの大学での調査でも、市の広報誌が一番効果的と言うことは聞いております。

事務局

・広報誌面は限られたページ数になっていますので、庁内で年間の広報計画の調査があり、基本的にはジャズストリートなどの例年の大きい事業に関しては、何月に特集を組んで欲しいという希望を出して、調整しています。

結果として、ジャズストリートが毎年裏表紙になっていますが、市民の方からは大きい反響があります。我々としては、そうした形でなるべく大きい記事枠を取るということは、1つ方法としてはありますが、紙面の都合でどうしても大きい施策があるときは、省略されることもあります。

また、現在、広報誌では「キラリスポーツ」というスポーツの様々なジャンルを紹介する連載企画を実施していますが、今後、文化版を実施していく計画です。特定のジャンルについて、どういう形で参加できるのか、始めてみることができるのかを紹介しますので、そういった形で裾野を広げていきたいと思います。

・ご意見のとおり、広報誌のイベントページは、文化関係の催しの掲載が多いのですが、見やすいという声もいれば、見つけづらいという声もあります。掲載数が多いので、興味関心や、時間のない方にはそこまで読めないと思いますので、皆様のご意見をいただきながら考えたいと思います。

・劇場の交通アクセスの件については、微妙な距離で、阪急からだと歩けますが、JRからだと少し休憩したいという声もいただいています。オープン当時はそうした声も多かったのですが、今も一定やはりお聞きしますので、市の交通部と相談はしたいと思いますが、やはり道幅やバスの転回スペースがないなど、物理的な課題もあり、課題としては認識しています。

・そうしたご要望が多いのですが、一方で、駅から直通でアクセスできてしまうと、まちの活性化につながりませんので、なるべくまちを歩いて、買い物や飲食店など商業の活性化にもつながりますということもお願いしています。

会長

・道の歩きやすさも要素としてあると思います。昨今、大変暑いですし、木陰などの日陰がなく、或いは道がぼこぼこしていると高齢者の方が大変歩きにくい。バスを通すことが厳しければ、歩きやすいまち、商業の活性化につながるまちづくり、都市整備というのも考えていただけるとありがたい。

委員

・先ほど学校のことで意見がありました。「こころの劇場」というお話もありましたけれども、小学生が対象になりますが、私が小学校にいた3年間は、コロナ禍のため、開催がありませんでした。他の校長先生からは高評価で聞いていますので、ぜひ高槻版の「こころの劇場」というのは、前向きに検討いただきたいです。

・それと資料2の13ページの5番のところで、文化芸術活動への支援というところで少しだけ意見です。実は今日の会議は学校長の立場で参加をしていますが、高槻市中学校の吹奏楽連盟の会長もしております。これまでの話では、鑑賞する側、受信する側のお話が多かったように思います。

演奏する側のプレイヤー視点で思うのは、私は高槻に住んで30年ぐらいになりますが、トリシマホールというとてもすてきなホールが今回できて、誇れるホールだなと思っています。

・吹奏楽コンクールは、ずっと豊中であったり、今は堺だったりするので、ホールによってコンクールへの向き不向きはありますが、トリシマホールは、やはり見た目も綺麗だし、自分も演奏するので、演奏してみると、やっぱり音の響き方が全然違う。

響きすぎず、前の市民会館みたいに響きを計算できないホールでもなく、全然違う。やはり、あの舞台で演奏できる、しかも若いうちから演奏できるということは非常に高い文化の振興に貢献できるホールではないかなという気がしています。

・それを踏まえると、高槻市内の、特に中学校、高校など吹奏楽がすごく盛んではあるので、そういう中高生が吹奏楽で利用するときに、例えば利用しやすい価格設定であるとか、何かしらの支援はあるのでしょうか。

例に出して申し訳ないですが、近いところでは、豊中市には大阪音楽大学が市内にあるっていうことで、音大の学生さんが、市内の中学校の吹奏楽した指導に来られています。実は北摂の中でも、豊中市の吹奏楽のレベルはもう、やっぱり頭1つ抜けているっていう状況がある。

高槻は芸術大学や音楽大学はありませんが、例えば、このトリシマホールが連携している団体など、そのコネクションを活用して、市内の中高生の方に支援ができないでしょうか。計画で部活動の活動支援と記載されていますが、実情で言うと、学校の先生のコネクションなどで細々と来ていただいているところがほとんどなので、顧問が自分の知識もしくは子どもたちから子どもたちにつないでいくっていうような形でいくので、なかなかレベルが高まっていきにくい。

せっかくいいホールができたタイミングなので、そういう意味では、活動の支援、プレイヤーの育成というところについて何かご検討いただけたらと思います。

事務局

 

・トリシマホールは、演奏される方から高い評価をいただいており、クラシック関係の方から評判の施設です。劇場などの会場使用料は自治体によっては減免している市もありますが、高槻は現時点ではそうした制度はなく、一般と同じ価格でのご利用となります。

・部活動の指導に関して、今後、部活動の外部化の話もありますので、それは劇場の持っているつながりがあると思います。

・いずれにせよ、その辺りの学校や生徒のニーズを我々が把握できていないこともあるので、そのあたりを、ご意見いただきながら考えていきたいと思います。

 

会長

 

・プレイヤー、表現者そのものを育成するということを、新しい劇場ができたこともあるので、高槻市全体でも支援できていくことができればと思います。

会長

・多数ご意見をいただきました。事務局はご意見をもとに検討をお願いいたします。

 

2 案件(2)その他について

事務局

・今年度の審議会に関しては、今日で終了予定となっております。

今回、文化振興ビジョンの実施計画としてご報告をしましたが、現在の実施計画の計画期間が令和3年度から7年度となっており、来年度で終了します。

来年度の令和7年度には、令和8年度から14年度の実施計画を策定する予定になっていますので、今日いただいた意見も踏まえながら、具体的なメニューを考えていきたいというふうに思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

会長

・高槻市も新しい劇場ができて、何か賞も取られたという話を聞いていますが。

事務局

・高槻城公園芸術文化劇場が建築賞を2つ受賞いたしました。

1つ目が、公益財団法人日本建築家協会が主催する日本建築大賞で、約200点の応募のなかから、JIA優秀建築賞を受賞しました。

2つ目が、般社団法人日本建設業連合会が主催するBCS賞で、こちらは市と設計、施工、3者が一体となって劇場が作っていたことが評価されるものです。こちらは、早期の整備の段階で、実際の運営を想定しながら計画されている点が評価されました。

会長

・こういう形で文化的な環境が少しずつ、確実に整ってきています。今後、その環境のもとで何をしていくか、どんな計画事業をしていくかということを、皆さんとのご相談で、よりよい形にしていきたいというふうに思っております。

他にご意見がないようでしたら、これにて閉会とさせていただきます。

本日はありがとうございました。

5 資料

次第 (PDF:34KB)

資料1 高槻市文化振興審議会規則 (PDF:52KB)

資料2 第2期文化振興ビジョン 前期実施計画 令和6年度進捗状況報告(概要) (PDF:2.45MB)

参考資料1 第2期文化振興ビジョン 令和6年度進捗状況報告書 (PDF:539KB)

参考資料2 第2期文化振興ビジョン 前期実施計画(全編) (PDF:658KB)

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