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令和8年第4回高槻市教育委員会定例会会議録

ページID:177620 更新日:2026年5月27日更新 印刷ページ表示

令和8年第4回高槻市教育委員会定例会会議録

 

令和8年4月15日(水曜日)午後3時00分、令和8年第4回高槻市教育委員会定例会を教育委員会室に招集した。

 

出席者

西田 誠 教育長
岡本 華世 委員
松村 洋子 委員
田邉 織恵 委員

出席した事務局職員の職、氏名

教育次長 青野  淳
教育次長代理 岡田 二郎
教育次長代理 杉野 暁子
教育政策推進官兼教育政策課長 小寺 基之
教育総務課長 森本 和幸
学校安全課長 坂口 修一
保健給食課長 松岡 広樹
教育指導課長 西田 大世
教職員課長 武藤  亮
教育センター所長 山本由紀子
教育政策課主幹 丸本  訓
教育指導課主幹 中村 吉博
教職員課主幹 尾崎  元
教育政策課課長代理 小澤 祐樹
教育総務課課長代理 平野 裕士
教育指導課課長代理 直原 考志
教育センター所長代理 北畑 謙一
教育指導課副主幹 森田 咲子
教育指導課副主幹 誠光 俊明
教育指導課副主幹 平尾  陽
教職員課副主幹 喜久元敬尚
教育センター副主幹 小原 智弘
教育政策課主査 徳田 拓也
教育総務課主査 山田 真豊
教育指導課主査 宮崎 真衣
教育政策課指導主事 村山  健
教育センター指導主事 中島 道成
教育センター指導主事 岸本 京子
教育センター指導主事 久野沙弥香
教育政策課 芦田 諒太
教育政策課 土井 直人

 

議事日程

日程第1 報告第 4号 令和7年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について
日程第2 承認第 2号 高槻市学校教育審議会委員の解嘱及び委嘱について
日程第3 承認第 3号 高槻市教育委員会人事異動の承認について
日程第4 承認第 4号 高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について
日程第5 承認第 5号 高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について
日程第6 議案第 8号 高槻市立学校における学校運営協議会委員の任命について

 

 

(午後3時00分開会)

 

 

西田誠教育長
 ただいまから、令和8年第4回高槻市教育委員会定例会を開会いたします。
 なお、本日の会議に傍聴の希望がございましたので、許可をいたしております。
 本日の会議の出席者は、4名でございます。なお、本日の会議の署名委員は、岡本委員 田邉委員にお願いいたします。
西田誠教育長
 ここで、令和8年第3回定例会会議録の承認をお願いいたします。
 会議録につきましては、事前に委員の皆様方にご確認いただいております。原案のとおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

西田誠教育長
 ご異議が無いようですので、会議録の承認につきましては、原案どおり承認されました。
西田誠教育長
 それでは、議事に入ります。
 日程第1、報告第4号、「令和7年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                              (提案理由説明)
 ただいま上程されました日程第1、報告第4号、「令和7年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について」、提案理由のご説明を申し上げます。
 それでは、A4版の資料をご覧ください。
 チャレンジテストについては、1・2年生は、平成26年度より、3年生は、平成28年度から実施しております。今回のチャレンジテストにつきましては、市立中学校1・2年生の全生徒を対象に、1月14日(水曜日)に実施いたしました。
 調査内容は、1年生では国語、数学及び英語の3教科、2年生では国語、社会、数学、理科及び英語の5教科でございます。また、調査に併せて、生徒に対するアンケートを11項目実施いたしました。
 資料1枚目をご覧ください。実施の目的ですが、3点ございます。
 1点目は、大阪府教育委員会、市町村教育委員会及び学校が、生徒の学力の状況をつかむことで、教育の成果と課題を明らかにし、今後の教育にいかすこと。
 2点目は、生徒が、自分の学習の到達状況を正しく知ることにより、自らの学力に目標を持ち、また、その向上への意欲を高めること。
 3点目は、大阪府教育委員会が、テスト結果を使って、大阪府公立高等学校入学者選抜の調査書に記載する評定が、公平性の高いものであるかどうかを確認する資料を作成し、市町村教育委員会と学校に提供することでございます。
 なお、調査結果につきましては、2月下旬に各校に返却されています。
 また、調査結果の公表につきましては、チャレンジテストの参加についてご審議いただいた際に、市全体の結果のみを公表し、学校別結果の公表は行わないこととご可決いただいております。
 この決議をふまえ、市ホームページに掲載する予定でございます。なお、結果等につきましては、教育センター所長より説明させていただきます。
 以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくお願い申し上げます。

教育センター所長(山本由紀子)
 令和7年度中学生チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について説明させていただきます。
 引き続き、資料をご覧ください。
 市内全ての中学校1・2年生で実施いたしました、チャレンジテストの実施教科については、先ほど教育次長からの説明にありました通りですが、社会の調査につきましては、全校でA問題を選択いたしました。
 今回の本市の調査結果についてですが、配付しております資料1ページ下段にあります、「教科別・平均点比較(対大阪府)」の表をご覧ください。中学校1・2年生全教科において、概ね大阪府の平均点を上回る結果となりましたが、2年生社会につきましては、大阪府の平均点を0.2ポイント下回っておりました。
 続きまして、2ページをご覧ください。紙面の構成は、上段に高槻市、大阪府の平均点と無解答率、得点の度数分布を示しております。次に「1.分類・区分別集計結果」に対象設問数、配点、高槻市と大阪府の平均点を表で示しております。中段に「2.成果が見られた設問」、下段には「課題が見られた設問」と「授業改善のポイント」について示しております。更なる学力向上につながる授業改善に向けて、成果が見られた問題と特に無解答率が高かった問題や大阪府の正答率を下回った問題等があった教科を抜粋してお伝えさせていただきます。
 2ページをご覧ください。中学校1年生の国語です。
 成果が見られた設問[二4(1)]は、鳥の生態についてまとめた表の空欄に入る適切な言葉を本文中から抜き出す問題でした。文章の内容をとらえ、筆者の考えを理解することができており、平均正答率が高く、大阪府の平均正答率も上回っておりました。
 3.課題が見られた設問[四5]は、大阪府の平均は上回っておりましたが、平均正答率が低く無解答率も高くなっていました。問題の概要はアドバイスを受けて、資料の一部をもとにして報告文の内容を書きかえる問題で、資料を用いて自分の考えがわかりやすく伝わるように表現を工夫することに課題が見られました。
 授業改善のポイントとしまして、普段出会う文章や資料の表現の工夫を参考に、読み取れる事実と自分の考えを結び付けて表現する場面を設定することを挙げています。
 3ページをご覧ください。中学校1年生の数学です。
 成果が見られた設問[5(3)で]は、△ABCにおいて、辺ACの垂直二等分線の作図ができており、大阪府の平均正答率を大きく上回る結果となりました。
 3.課題が見られた設問[6(3)]は、平均正答率が低く、大阪府の平均正答率も下回り、移動する先の図形にぴったり重なるような対称移動・回転移動の組み合わせを選ぶ問題で課題が見られました。
 授業改善のポイントとしまして、実際に紙を「折る」「回す」「写す」という手を動かし操作する活動やICTツールを活用し移動のプロセスが見えるような工夫を取り入れることを挙げています。
 4ページをご覧ください。中学校1年生の英語です。
 成果が見られた設問[7(2)]では、文法や語彙の知識を活用し、英文を書くことができており、平均正答率が大阪府を大きく上回りました。
 3.課題が見られた設問[9(5)]は、平均正答率が低く、無解答率が高くなっており、日常的な話題についてのEメールのやり取りを読み、話の概要を捉えて、内容の要点を把握することに課題が見られました。
 授業改善のポイントとしまして、必要な情報や概要、要点などを聞き取ったり、読み取ったり、自分自身の考えや気持ちを表現したりする言語活動を設定することを挙げています。
 5ページをご覧ください。中学校2年生の国語です。
 成果が見られた設問[三1]は、スピーチの工夫の効果として適しているものを選択する問題で平均正答率が高く、大阪府の平均正答率も上回りました。
 3.課題が見られた設問[四5]は、平均正答率が低く、無解答率も高くなっていました。電子メールの下書き中の空欄に事前に確かめておきたいことを書く問題で、伝えたい事柄が相手に効果的に伝わるように書くことに課題が見られました。
 授業改善のポイントとしまして、自分の発信した情報が相手にどう受け止められるかを想像し書くことを意識して、言語活動を充実させることを挙げています。
 6ページをご覧ください。中学校2年生の社会です。
 成果が見られた設問[4(1)]は、北陸新幹線の路線が通る中部地方の県庁所在地を選ぶ問題で、平均正答率が大阪府を大きく上回りました。
 3.課題が見られた設問[3(2)(2)]は、平均正答率が低くなっていました。江戸幕府による鎖国に関するできごとについて、起こった順に並べたものを選ぶ問題で、江戸幕府による鎖国に関するできごとの推移を考察することに課題が見られました。
 授業改善のポイントとしまして、事象の意義などを、課題を設けて考察したりする活動を通じて、各時代の特色や時代の転換に関する基礎的・基本的な知識を着実に定着できるよう指導することを挙げています。
 7ページをご覧ください。中学校2年生の数学です。
 成果が見られた設問[4(4)]は、一次関数の式やグラフから、xの変域に対応するyの変域を求める問題で平均正答率が大阪府を大きく上回りました。
 3.課題が見られた設問[5(2)]は、平均正答率が低く無解答率も高くなっていました。4つの数a、b、c、dの和が4の倍数になることの説明を完成させる問題で、事柄が成り立つ理由について文字式を用いて説明することに課題が見られました。
 授業改善のポイントとしまして、授業の中で、様々な事象における数量の関係を発見し、見つけた数量の関係について文字を用いて式に表現したり、式の意味を読み取ったりする活動を計画的に取り入れることを挙げています。
 8ページをご覧ください。中学校2年生の理科です。
 成果が見られた設問[1(2)(1)]では、血液の固形成分(血球)のはたらきについて理解できており、平均正答率が高く、大阪府も大きく上回っておりました。
 3.課題が見られた設問[2(2)(2)]は、大阪府の平均正答率を下回っていました。実験で調べたことやわかったことをまとめた文章中の空欄に入ることばを選ぶ問題で、塩化コバルト紙やフェノールフタレイン溶液の理解に課題が見られました。
 授業改善のポイントとしまして、実験においては、操作手順に従って行うだけではなく、発生する物質を化学式から予測したり、それらを確かめるためにはどの方法が妥当かを検討したりするなど、解決する方法を立案し、実験に取り組むことを挙げています。
 9ページをご覧ください。中学校2年生の英語です。
 成果が見られた設問[7(2)]では会話文を読み、やり取りの場面を理解したうえで、文法や語彙の知識を活用し、会話の流れに合う英文を書くことができており、平均正答率が大阪府を大きく上回りました。
 3.課題が見られた設問[3(1)]は、平均正答率が低くなっておりました。時刻表と質問を読んだうえで、会話を聞き、話の概要を捉える問題で課題が見られました。
 授業改善のポイントとしまして、聞いて理解した情報を第三者に分かりやすく説明したり、説明した内容を書いてまとめたりするなどの言語活動を意識的に取り入れることを挙げています。
 10ページをご覧ください。生徒に対するアンケートの結果についてです。
 全ての設問で、肯定的回答の割合が大阪府を上回っている点、設問11については使用時間が下回っている点は、一定の成果であると言えます。
 しかしながら、中学2年生において、令和6年度との経年比較で見ますと、「5.家で、自分の苦手なところ、必要なところを考えて勉強している。」や「10.普段(月曜日から日曜日)、1日平均どれくらいの時間、本(教科書を除く)を読みますか。」の設問において肯定的回答が減少傾向にあり、反対に、スマートフォンやタブレットの使用時間は、増加傾向にあります。
 生徒の豊かな読書習慣につながる取組の推進に加え、学習の成果をより確かなものにするために、授業での学習の振り返りを家庭学習にいかせるよう取り組むなど生徒の主体的な学習につなげる工夫が必要です。
 教育センターでは、各学校が自校の課題を踏まえ、研究テーマを設定し授業改善を図られるよう、今年度も引き続き共同研究推進担当者会や校内授業研究支援を通して指導助言してまいります。
 以上、令和7年度チャレンジテスト(1・2年生)の概要及び結果について説明させていただきました。

西田誠教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。

松村洋子委員
 中学校2年生の国語で、電子メールに関する出題がありました。最近の若い人はLINEなどのSNSが主な連絡手段となっているためか、大学生であっても電子メールに慣れておらず、「宛名を書かない」「件名がわかりにくい」といったケースが見受けられます。学校では電子メールの件名や宛名の書き方など、手紙の書き方のような形で学習しているのでしょうか。
 また、電子メールをはじめとする社会生活に必要な「書く活動」について、どのように学習しているのか教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 国語の授業では、目的に応じてお礼や報告、依頼したいことを相手に伝える方法の1つとして、電子メールを取り上げ、わかりやすく正確に気持ちが伝わるように言葉を選んで書くことなどを学習します。
 国語や書写の教科書には、手紙やはがきの書き方だけではなく、電子メールの例も記載されており、件名や本文、署名について書く際にどのようなことに気をつければよいかなど、注意点も示されております。
 また、相手のあるやりとりを経験することができるように、実際に総合的な学習の取り組みの中で企業の方との打ち合わせをメールでするなど、より実践的な場面を設定し、他教科の学習や学校の教育活動全体との関連を図り、取り組んでおります。

田邉織恵委員
 中学校1年生の数学の問題で、図形の対称移動や回転移動に関して課題があるとのことでしたが、小学校の算数の学習との関連などがあれば教えてください。
 また、授業改善のポイントにICTツールの活用とありますが、具体的にどのようなものか教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 図形の学習につきまして、小学校低学年では図形を「ずらす」「回す」「裏返す」などの操作を通して考察し、図形の形や大きさが変わらないことを体感します。6年生では図形を構成する「頂点」「辺」「面」などの要素同士の関係に着目し、対称性といった観点から図形の性質を考察します。
 小学校での学習を土台とし、中学校1年生では平行移動、対象移動及び回転移動という形や大きさを変えない移動について学習します。算数・数学科における小中9年間のカリキュラムを見通し、各学年でつけるべき力を着実に積み上げることが重要だと考えています。
 また、授業改善のポイントでお示しいたしました、ICTツールの活用についてですが、図形の移動や作図の学習において、教科書に図形の操作の様子や作図手順をアニメーションで確認できる二次元コードが掲載されています。平行移動、回転移動、対称移動の手順などを動画で学ぶことができるようになっておりますので、授業や家庭学習で操作手順を生徒が自分のペースで繰り返し確認でき、空間認識や作図のコツを理解することにつながると考えています。

岡本華世委員
 中学校2年生の社会について、平均正答率が大阪府を下回ったことについてどのように分析されていますか。
 また、先ほどの説明において、授業改善のポイントとして、出来事の本質を理解し、他の事象とのつながりについて理解できるよう歴史の大きな流れや、各時代の特色を踏まえて指導することを挙げられていましたが、もう少し具体的に教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 中学校2年生の社会において、平均正答率が大阪府を下回った問題が36問中19問であり、そのうちの16問が「知識・技能」に分類される問題でした。また、分野別に見ますと、地理的分野よりも歴史的分野の問題の方が大阪府の平均正答率を下回った問題数が多い状況でした。これらのことから、歴史的分野の基本的な知識の定着には課題が見られます。
 授業改善のポイントとしまして、例えば、課題が見られた設問に関連した学習については、単元を通した「探究課題」として、「なぜ江戸幕府の支配は約260年も続いたのか」という問いを立て、学習に取り組むことが考えられます。その上で、授業の中で「なぜ鎖国という体制を整備する必要があったか」という「問い」を設定し、既存の知識と学んでいた知識を関連づけたり、資料を用いたりするなどして考察したり、考えたことを表現するといった学習に取り組むことで、江戸時代について深く理解し、知識として着実に定着できるよう取り組みます。
 社会は暗記する科目と思われがちですが、知識や思考を深めるための「問い」が重要であり、世界の歴史を背景に政治の展開、産業の発達など、時代の転換の様子や各時代の特色を複数の視点から考察できるような授業づくりをしていくことが重要であると考えます。

松村洋子委員
 中学校2年生の理科における「課題が見られた設問」の正答率について教えてください。
 また、理科では様々な指示薬や試験紙について勉強すると思いますが、この問題で挙げられている、塩化コバルト紙やフェノールフタレイン溶液に実際に触れて実験する機会はどれぐらいありますか。実際に実験しているのか、映像教材などで代替されている場合があるのかも含めて教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 中学校2年生の理科における「課題が見られた設問」の正答率につきまして、高槻市で46.8%、大阪府で52.6%であり、大阪府を下回っている状況でありました。
 指示薬や試験紙を使った実験につきまして、塩化コバルト紙については中学校2年生の実験において2回使用する機会があります。また、フェノールフタレイン溶液については、中学校1年生では教科書のコラムに実験が紹介されている程度でございますが、中学校2年生では今回の設問にある実験として扱う機会があります。

松村洋子委員
 実際に触れた方が理解も深まると思いますので、引き続きお願いいたします。

田邉織恵委員
 生徒に対するアンケートについて、「7.学校などで、他の人と協力し合うことができる。」に対する肯定的な回答が大変高く、よい傾向だと思う反面、「4.授業中、PC・タブレットを使って、学級の友だちと意見を交換する場面の割合はどれくらいありますか。」に対する割合がとても低いように感じます。「PC・タブレットを使って」という部分がネックになっているのかもしれませんが、実際に授業で使用する場面は多いと思いますので、授業でより友だちと協力し、意見交換ができるように改善ができるのか、また現時点でのそれらの取組における難点や課題があれば教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 令和2年度から一人一台端末が配備され、対面だけでなくPCやタブレットを使って意見交換する学習も進められるようになり、効果的な端末を活用した授業のあり方について研究してまいりました。
 直接対話を通じて意見を交流する方がよいのか、あるいは端末を用いて意見を交流する方がよいのかについては、授業における課題や発問の内容にもよります。
 端末を効果的に活用する場面としては、生徒が短時間で自分の考えや友だちの考えを可視化でき、全体共有・比較ができるという利点をいかす場面が考えられます。全員の意見を一目で確認できるため自分とは異なる考えに触れ、視野が広がり、自分の考えを深めることにつながります。
 しかしながら、「端末を使うこと」自体が目的となり、必ずしも端末を使う必要がない場面も想定されます。また、画面に集中しすぎると対面での議論や相手の表情を読み取るなどの機会が減り、本来のコミュニケーションが希薄するような「孤立した学び」も危惧されます。
 授業中、PC・タブレットを使って、学級の友だちと意見を交換する場面の割合は、大阪府と比較しますと高い傾向にありますが、教育センターとしましては、引き続き、情報教育担当者会などを通じて効果的な端末活用について成果と課題を共有し、好事例を発信するなど、PCやタブレットを使った協働的な学びについて研究していきたいと考えています。

岡本華世委員
 無解答率についてお尋ねします。教科によるかもしれませんが、「時間が足りなくて無解答」だったのか、「答えがわからなくて無解答」だったのか、どちらにより該当していたか分析ができていれば教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 無解答率に関して、各教科50点未満の生徒の解答状況を分析しましたところ、最後の大問の中でも正答率が50%を超えているものもあれば、10%台の問題もあります。無解答率についても、10%未満のものもあれば、50%を超えているものもありました。共通して、選択式の問題は無解答率が低く、記述式や短答式の問題は無解答率が高い傾向にありました。
 中学校2年生の数学において、50点未満の生徒の最後の関数に関する3問について解答状況を調べました。「選択式」「記述式」「短答式」の順の問題で、その3問の平均正答率は「34.2%」「3.94%」「0%」、無解答率は「7.03%」「66.3%」「83.8%」と推移していました。最後から3つ目の選択式の問題は解答している状況は見られましたが、残りの2問については「時間が足りない」ことによるものか、「答えがわからない」ことによるものかは判断しかねるところですが、無解答率が高い状況が見られました。

西田誠教育長
 他にご質問ございませんでしょうか。
 それでは、年度の初めでもございますので、確認の意味を込めて私からご質問させていただきます。まず、社会経済的背景による学力格差が引き続き課題となっている中で、すべての子どもたちが多くの時間を過ごす授業を充実させ、確かな学力を育むことは最も大切なことだと考えております。
 今年度、教育センターとして、確かな学力の育成に向けた取組をどのように推進していくのか、その考えを教えてください。

教育センター所長(山本由紀子)
 教育センターでは大きく3つの取組を今年度実施してまいります。
 1つ目は、教職員研修の充実です。教育センターでは年間通じて日々の授業に関わる教員の授業力を高めるため、様々な研修を計画しています。とりわけ、キャリアステージ1の初任期にあたる経験年数の浅い教職員や講師等が、授業づくりに必要な基礎・基本的な資質・能力を獲得できるよう、各教科の研修に「基礎編」の内容を設定するとともに、講師向けにフレッシュスキル研修を実施します。
 2つ目は、各学校の校内の研究体制の強化です。各学校の授業研究の担当教員からなる共同研究推進担当者会を実施するとともに、校内の研究授業や研究協議をより充実したものにできるよう、担当教員のファシリテート力を高めるための授業研究連続講座を実施いたします。
 3つ目は、教育センター研究校区を指定した取組です。今年度も引き続き、第一中学校区を学習指導拠点校区とし、また第七中学校区を授業づくりの研究校区として指定し、教育センターと共同研究を進めていきます。
 第一中学校区では、授業を年間通じて市内教員が参観し、授業後の研究協議に参加できる機会を設定したり、研究校区の成果を教育センターのホームページ上ポータルサイトから市内教員が閲覧したりできる仕組みを整えます。
 第七中学校区では、総合的な学習の時間や各教科における探究的な学びを連動させて取り組むことで、児童生徒の「学び続ける力」を育めるよう授業研究を行います。
 その他にも、教育センターの指導主事が学校訪問し、各学校の課題や研究テーマを共有し課題解決につながる校内研修等の実施や、学力調査等の分析結果から見えた課題を踏まえ授業改善のポイントを提示すること等を行うことで、各学校が自校の課題に正対した授業研究が進むよう支援をしてまいります。

西田誠教育長
 社会経済的な背景に限らず、すべての子どもたちに確かな学力を育むことは、公教育の社会的な使命と考えております。そのために、教職員が学習指導のプロとして、その専門性を高め、発揮することができるよう、教育センターを中心に教職員研修の充実と各学校の取組への支援を引き続きよろしくお願いしたいと思っております。
 一方で、現在の不登校児童生徒の状況等に鑑みると、多様な背景を持つ子どもたちが学力を育むためには、学びの場となる学校が、子どもたちにとって安全・安心な場所であることが大切であると考えています。子どもたちが授業や学校生活の中で、互いの違いを認め合い、失敗を恐れずに安心して挑戦することができる環境をつくることも教職員の役割であり、そこには専門的な知見や経験が必要とされます。
 子どもたちが多様な人と協力しながら、社会でよりよく生きる力を育むことができるよう、確かな学力を育む「学習指導」と、よりよい人間関係を育むなどの「生徒指導」を両輪とした取組の充実をぜひよろしくお願いいたします。
西田誠教育長
 他に何かございませんでしょうか。
 それでは、本件は報告案件でございますので、これをもって終了いたします。
 続きまして、日程第2、承認第2号、「高槻市学校教育審議会委員の解嘱及び委嘱について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました日程第2、承認第2号、「高槻市学校教育審議会委員の解嘱及び委嘱について」、提案理由のご説明を申し上げます。
 本件につきましては、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。
 高槻市附属機関設置条例第4条において、高槻市学校教育審議会の委員は15人以内、任期は「当該諮問に係る調査審議の期間中」と規定されております。
 この度、高槻市立小学校長連絡会の八尾 洋美委員より辞任願が提出されました。八尾委員におかれましては、令和7年度末をもって、校長を退職されています。
 これに伴いまして、八尾委員を令和8年3月31日付で解嘱し、後任として、高槻市立小学校長連絡会の松山 健次氏を令和8年4月1日付で新たに委嘱いたしました。
 委員については、これまで通り、学識経験のある者、関係団体を代表する者、市立の幼稚園・認定こども園に在籍する幼児、市立の小学校に在籍する児童又は市立の中学校に在籍する生徒の保護者、市立の幼稚園・認定こども園、市立の小学校又は市立の中学校に勤務する教育職員、公募による市民の13名の方で構成されます。
 以上、誠に簡単な説明でございますが、ご審議の上、ご承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

西田誠教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
西田誠教育長
 それでは、無いようですので、採決に入ります。
 承認第2号、「高槻市学校教育審議会委員の解嘱及び委嘱について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

西田誠教育長
 ご異議が無いようですので、承認第2号は、原案どおり承認されました。
 続きまして、日程第3、承認第3号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました日程第3、承認第3号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」、提案理由のご説明を申し上げます。
 本件につきましては、令和8年4月1日付で行われました人事異動の内容について、事務に急を要することから、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、緊急やむを得ないものとして教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。
 まず初めに、4月1日付の人事異動の規模といたしましては、市全体で総数611名の発令がなされ、うち管理職の昇格者は89名となっております。また、新規採用職員は合計90名でございます。
 今回の異動は、多様化・高度化する行政課題に的確に対応し、重点施策を迅速かつ確実に推進していくため、4月1日付で実施する機構改革に合わせ、新機構での体制整備を図るものでございます。また、長期在籍者の解消を図るとともに、人材育成の観点から若手職員の積極的な人事異動が行われております。
 職員配置にあたっては、これまでと同様、適材適所を基本とし、引き続き、少数精鋭による配置を維持するものでございます。
 主な内容といたしましては、1点目として、機構改革に伴う体制整備として、市長の直近下位の内部組織として成長戦略本部を設置し、富田地区のまちづくり、摂津峡周辺の整備、たかつき未来パークの整備、デジタル技術を活用した市政改革などの重点施策について、部局横断的に迅速かつ確実に推進できる事務執行体制を整備しています。
 2点目として、第8弾プレミアム付商品券などの物価高騰対策、特定教育・保育施設等に係る2歳児クラスの保育料無償化などの子育て・教育環境の整備等、重要施策の実施に伴う職員体制の充実を図っています。
 それでは、教育委員会の異動についてご説明申し上げますので、議案書をご覧ください。
 まず、事務局の新規採用者は大阪府教育委員会からの割愛を含めて6名でございます。
 事務局管理職の異動といたしましては、課長級2名、副主幹級5名、主査級6名の合計13名でございます。
 また、そのうち昇格者につきましては、課長級2名、副主幹級1名でございます。
 事務局一般職の異動につきましては、12名でございます。また、他部局への出向が管理職・一般職合わせまして6名でございます。
 次に、学校関係の異動でございますが、校務員1名と任期付教育職員14名を新規採用し、校務員1名、給食調理員30名、任期付教育職員5名の、合計36名の異動を行っております。
 次に、幼稚園関係の異動でございます。
 管理職の異動につきましては、園長等の異動が2名でございます。
 一般職の異動につきましては、幼稚園教諭が9名でございます。また、市長部局への出向は管理職・一般職を合わせまして14名となっております。
 また、令和8年3月31日付で6名の退職がございましたので併せてご報告いたします。
 最後に、4ページをご覧ください。こちらに暫定再任用職員の配置についてお示ししておりますが、全体でフルタイム職員を3名、短時間勤務職員を1名任用しております。
 それぞれの人事異動の詳細につきましては、議案書にお示ししておりますのでよろしくお願いいたします。
 以上、誠に簡単な説明でございますが、ご審議のうえ、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

西田誠教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
西田誠教育長
 それでは、無いようですので、採決に入ります。
 承認第3号、「高槻市教育委員会人事異動の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

西田誠教育長
 ご異議が無いようですので、承認第3号は、原案どおり承認されました。
 続きまして、日程第4、承認第4号、「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました日程第4、承認第4号、「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」、提案理由のご説明を申し上げます。
 本件は、令和7年度末・令和8年度当初の高槻市立小・中学校教職員の人事異動につきまして、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第38条の規定に基づき、令和8年3月4日に議案書のとおり大阪府教育委員会に対しまして内申をいたしましたので、これについて承認をお願いするものでございます。 内申にあたりましては、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定に基づき、教育長が臨時代理として決裁をいたしたところでございます。
 令和8年度の人事異動の概略につきましては、「転出入一覧」のとおりでございます。
 以上、誠に簡単な説明でございますが、ご審議のうえ、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

西田誠教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
西田誠教育長
 それでは、無いようですので、採決に入ります。
 承認第4号、「高槻市立小・中学校教職員人事内申の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

西田誠教育長
 ご異議が無いようですので、承認第4号は、原案どおり承認されました。
 続きまして、日程第5、承認第5号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました、日程第5、承認第5号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」、提案理由のご説明を申し上げます。
 本件につきましては、「高槻市立の学校に在籍する教職員の表彰に関する規則」第5条に基づく永年勤続表彰を3月31日に行うにあたり、事務に急を要することから、「教育長に対する事務委任等に関する規則」第3条第2項の規定により、緊急やむを得ないものとして教育長が臨時代理しましたもののご承認をお願いするものでございます。
 表彰対象者といたしましては、本市の市立の学校に在籍し、令和7年度に退職されました教職員の方々のうち、20年以上の長きにわたり職務に精励された方々で、教頭で退職された方が1名、教諭で退職された方が3名でございます。
 なお、氏名等につきましては、議案書にお示しいたしておりますので、省略させていただきます。
 以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上ご承認いただきますようお願い申し上げます。

西田誠教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
西田誠教育長
 それでは、無いようですので、採決に入ります。
 承認第5号、「高槻市教育委員会表彰被表彰者決定の承認について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

西田誠教育長
 ご異議が無いようですので、承認第5号は、原案どおり承認されました。
 続きまして、日程第6、議案第8号、「高槻市立学校における学校運営協議会委員の任命について」を議題といたします。提案理由の説明を求めます。

教育次長(青野淳)                                 (提案理由説明)
 ただいま上程されました、日程第6、議案第8号、「高槻市立学校における学校運営協議会委員の任命について」、提案理由のご説明を申し上げます。
 本学校運営協議会につきましては、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第47条の5第1項及び「高槻市立学校における学校運営協議会の設置等に関する規則」第3条の規定に基づき、令和7年度に全中学校区に設置したところです。
 全18中学校区の学校運営協議会において、同法律第47条の5第2項並びに同規則第4条及び第5条の規定に基づき、委員を任命するものです。
 また、委員の任命につきましては、同規則第4条第2項の規定に基づき、当該中学校区における校長の合議によって教育委員会に提出された推薦書に基づいて行うものです。
 学校運営協議会委員の候補者は、お手元の資料「高槻市立学校における学校運営協議会委員候補者」にありますとおり、中学校区で、地域の住民、対象学校に在籍する児童生徒の保護者、地域学校協働活動推進員その他の対象学校の運営に資する活動を行う者、学識経験者、及びその他教育委員会が適当と認める者から構成される8名ずつ、のべ144名を候補者としております。
 任期につきましては、同規則第5条の規定に基づき、委員143名とも令和8年4月15日から令和9年3月31日としています。
 以上、誠に簡単な説明ではございますが、よろしくご審議の上、ご可決賜りますよう、お願い申し上げます。

西田誠教育長
 ただいま、提案理由の説明が終わりましたが、委員の皆さん何かご意見ご質問はございませんでしょうか。
西田誠教育長
 それでは私から意見を述べさせていただきます。ただいまの提案理由にもございましたが、令和7年度ですべての中学校区に学校運営協議会が設置され、全市的に本制度の取組が進んでおります。
 公立の小中学校の強みは、間違いなく、地域の存在であると考えております。校長の示す学校運営方針を、家庭・地域と共有し、すべての大人が当事者となって子どもを育てるコミュニティ・スクールの仕組みは、大変意義あるものと考えおります。
 本制度を通じ、地域の協力や保護者の主体的関与が増え、学校と地域の連携が深まり、本市の教育が市民の皆さんからより一層、信頼を得ることができるよう、引き続き、教育委員会事務局においては支援と情報収集を行い、取組を進めていただくよう、どうぞよろしくお願いいたします。
西田誠教育長
 他に何かございませんでしょうか。
 それでは、無いようですので、採決に入ります。
 議案第8号、「高槻市立学校における学校運営協議会委員の任命について」を原案どおり承認してご異議ございませんか。

 

(異議なし)

 

西田誠教育長
 ご異議が無いようですので、議案第8号は、原案どおり可決されました。
 以上で、本日の日程がすべて終了いたしましたので、閉会といたします。

 

 

(午後3時45分閉会)