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高槻市指定管理者選定委員会
令和4年11月1日(火曜日) 午前10時00分から午前10時45分まで
高槻市役所本館3階 第2委員会室
総合戦略部 みらい創生室
非公開
(1)指定管理者候補者の選定について
(2)その他
【委員長】
(あいさつ)
それでは、「高槻市営川西住宅」について審議を行います。
都市創造部幹事会から説明を受けますので、入室していただいてください。
< 都市創造部幹事会 入室 >
【委員長】
それでは、説明をお願いします。
【都市創造部幹事会】
< 資料1 について説明 >
【委員長】
ただいまの説明に対しまして、委員の皆様からご質問・ご意見をお願いいたします。
【委員】
全体として問題ないと考えていますが、いくつか気になる点を質問させていただきます。事業計画書において、高齢者支援の取組の記載があり、高齢化社会を迎えている中で非常に良い提案だと思いますが、安否確認を月1回程度行うことについて、頻度を月1回程度と決める必要はあるのでしょうか。例えば、かなりご高齢の方でしたら、1から2週間に1回確認してもよいと思いますし、健康な方でしたら2か月に1回でもよいと思います。つまり、月1回と決めるのではなく、柔軟性を持って対応した方がよいかと思いますが、いかかですか。
【都市創造部幹事会】
ご指摘いただきましたとおり、公営住宅の入居者の状況は様々であり、訪問して、すぐに会える人もいれば、何度訪問してもなかなか会えない方もおられますが、基本的にこの取組というのは、福祉部局を中心に行うものと考えており、公営住宅の管理の一環で実施する事例は、あまりないものと考えております。そのような状況の中で、今回の応募者の方から、高齢者支援の取り組みを行いたいとの提案がありましたので、正式に指定管理者として指定された後に、基本協定書を締結することになりますが、その中で具体的な安否確認の方法や市への報告方法について協議を重ねたいと考えております。
【委員】
分かりました。
あと1点聞きたいのですが、事業計画書の中で、データバンクの活用に関して、過去の事故や苦情事例とその対応策を参考に予防措置を考案し、実際の現場に生かすとありますが、過去の事例をどのように予防に繋げていくのでしょうか。
【都市創造部幹事会】
実際にこのデータバンクを我々は確認したことはないのですが、例えば台風の接近時に、本施設内の特定の高木が倒れかけたことがあり、それ以降、この高木に関しては、我々が指示することなく、養生するなどの対処をしていただいております。また、施設管理業務の事業報告書を四半期ごとに提出していただいているのですが、その中に日報が添付されており、日常の修繕の依頼事項や、災害時の対応などについて細かく記載されていることから、それらの事案をデータとして蓄積し、予防へ繋げていくのではないかと考えております。
【委員】
分かりました。
【委員】
資料の選定評価表の2(1)の「類似施設の運営実績」の項目について、3点の評価となっていますが、4点になるための、大まかな目安のようなものはあるのでしょうか。
【都市創造部幹事会】
何年間管理すれば、4点になるというような明確な基準はありませんが、平成20年4月より、A社は当該住宅の施工会社と共に共同企業体として、当施設を管理しています。ただし、今回は初めて単独で応募されておりますので、この辺りも踏まえまして、標準的な3点としております。
【委員】
分かりました。継続して管理いただいているので、他社と差別化を図ってあげる必要はないかと思い、質問させていただきました。
【委員】
全体的に評価に問題はないと思っていますが、決算書の中で、「外国人雇用研修費」が記載されていますが、外国人雇用はこの事業に関係のない別の事業で行われているのでしょうか。何かお聞きされているのであれば、教えていただきたい。
【都市創造部幹事会】
障がい者雇用や外国人雇用に関しては、本施設では今までのところ実施されていないと思われることから、企業全体の活動として取り組まれているものと考えております。
【委員長】
選定評価表の3(7)の中の高齢者、障がい者等への雇用・就労支援の取組の項目が4点となっています。障がい者の雇用率が法定雇用率を上回っていることや市民を中心に雇用する提案について、5点ではなく、4点というのは、どのように評価されましたか。
【都市創造部幹事会】
障がい者雇用率が何%以下であれば4点、何%以上であれば5点というような評価をすることは難しいものがありました。本来、複数の団体から応募があれば、相対評価で、ある団体は4点、さらに優れているもう一方は5点というような評価が考えられたのですが、今回は応募者が1団体のみであったことから、A社の障がい者雇用率3.35%が法定雇用率2.3%を上回っている実績を評価して4点としております。
【委員長】
その下の項目の地域経済への寄与についても、同じような考え方でしょうか。
【都市創造部幹事会】
そのとおりです。
【委員】
2点お聞きします。
まず、A社は5年前も応募されて、評価されていると思いますが、その時と比べて評価が上がった項目や下がった項目があれば教えてください。また、事業計画書の現金出納の部分で、現金の管理は現場の管理人が行うとありますが、どのような種類の現金や、どれくらいの金額を扱うのか教えてください。
【都市創造部幹事会】
まず、1点目の前回の評価との違いとしては、評価の上がった項目として、高齢者支援の取組を評価して、本施設で初めて5点という評価をさせていただきました。評価の下がった項目としては、選定評価表の3(2)の団体運営の公正性及び透明性の項目となります。前回の評価では4点を付けており、今回は3点としています。その理由としては、前回の選定時は、共同事業体を構成していた本施設の施工会社の企業情報開示状況等を評価し、4点としていましたが、今回はA社単独の応募となり、A社の状況を標準的であると評価し、3点としています。
また、現金の管理については、家賃や駐車場代等の使用料を指定管理者に収納委託しておりますので、入居者が家賃の支払いのために管理事務所に来られた場合は、指定の納付書を発行し、現金を受け取ることになっています。現金を受け取り、領収書を発行した場合は、速やかに市に納付するという流れになっていますが、口座振替の入居者が約7割、それ以外の入居者についても、川西住宅のすぐ近くにある金融機関で納付書払いが可能であることから、今のところ、実際に指定管理者が収納したという実績はありません。
【委員】
日常管理業務については、1日7時間、週3日行うとなっており、仕様書で規定されている1日3時間、週3日を上回って管理人を配置する提案となっています。一方で、経費の削減という面では、市の提示した金額を下回って提案いただいています。管理人業務を延長しながらも、全体経費を削減するということについて、何か工夫されている点などを知っていれば教えてください。
【都市創造部幹事会】
緑地管理業務について、通常であれば管理人以外の人員を揃えて行うことが想定されますが、1日3時間の管理人業務が7時間に延びたことにより、管理人自身が草刈り機などで緑地管理業務も行うことで、緑地管理業務の費用を抑え、人件費に一部を充当されたものと考えております。
【委員長】
これまでの指定管理業務の中で、特にトラブル等はなかったですか。
【都市創造部幹事会】
特に指定管理業務に関するトラブルは聞いておりません。アンケートを毎年実施しておりますが、管理人の評価は非常に高くなっています。
【委員】
事業計画書の中の緊急時の連絡体制表について、市の連絡先が出てこないのですが、これは、あくまでA社内部の連絡体制ということでよろしいでしょうか。
【都市創造部幹事会】
おっしゃるとおりで、A社内部の連絡体制を記載したものとなっております。
【委員長】
よろしいでしょうか。幹事会の評価並びに只今の各委員のご意見を踏まえまして、本委員会として、A社を指定管理者の候補者として適切と認め、また、指定期間は、「令和5年4月1日から令和9年3月31日まで」に決定いたしたいと考えますが、ご異議ございませんか。
【委員全員】
異議なし。
【委員長】
それではそのように決定することといたします。都市創造部幹事会の方は退室してください。
< 都市創造部幹事会 退室 >
【委員長】
以上で、「議題1 指定管理者候補者の選定について」に関する審議を終了いたします。
なお、今回の審議結果を踏まえての、市長への答申の作成につきましては、委員長に一任いただけますでしょうか。
【委員全員】
異議なし。
【委員長】
ありがとうございます。それでは、そのように取り扱わせていただきます。
【委員長】
それでは、議題2「その他」に移ります。事務局より、何か報告などはありますか。
【事務局】
事務局より、ご説明申し上げます。
本委員会をもって、今年度の指定管理者選定委員会は全て終了となります。
委員の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、本市の指定管理者制度の実施にご協力賜り、まことにありがとうございます。
また、常日頃より本委員会の運営にご協力賜りましたこと、事務局からこの場をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
事務局からは以上でございます。
【委員長】
それでは、本日の選定委員会は終了いたします。
委員の皆様には、ご審議をいただきありがとうございました。