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詐欺です!SNSで誘われた暗号資産の投資
SNSなどで知り合った面識のない相手から暗号資産等の投資を勧められたら、詐欺的な投資話を疑ってください。被害回復は困難です。

国民生活センター:SNSで勧誘される詐欺的な暗号資産の投資話 被害回復は困難です (PDF:290KB)
事例
- 【事例1】
- 無料メッセージアプリで知り合った女性から「暗号資産で儲けた。やり方を教えてあげる」と言われ、20万円を暗号資産取引所で交換し、投資サイトに送金しました。すぐに儲かり30万円が口座に振込まれました。すっかり信用し、追加で200万円分の暗号資産を投資サイトに送金しました。投資サイトの運用画面で2,000万円になったので出金しようとすると、「出金には手数料100万円の振込が必要」と言われ振り込みました。ところが次に「税金350万円の振込が必要」と言われ、何かおかしいと思い相談しました。(60歳代 男性)
- 【事例2】
- きっかけは画像共有SNSにDM(ダイレクトメッセージ)で連絡をくれた男性でした。無料通話アプリでやり取りするようになり、暗号資産への投資を勧められました。
最初に10万円投資したところ、すぐに1万円の利益が出ました。その後も男性の指示で、暗号資産アプリに入金し、そこから国際取引所に送金し別の暗号資産に交換したりしました。1,000万円ぐらい投資し、目標額に達したのでお金を引き出そうすると、手数料が300万円と言われ振り込みました。次に、銀行の保証金700万円が必要と言われ、お金がないので生命保険を解約して振り込みましたが、まだ出金できていません。そうこうするうちに男性と連絡が取れなくなってしまいました。投資と追加費用で2,000万円ぐらい支払っています。(50歳代 女性)
アドバイス
DM(ダイレクトメッセージ)がきっかけの投資話は詐欺を疑え!
残念ながら、詐欺にあってしまったようです。
SNSなどで知り合った「面識のない相手」から、暗号資産等の投資を勧められたら”詐欺”を疑ってください。
暗号資産交換業を行う事業者は、金融庁・財務局への登録が必要です。事前に必ず金融庁のウェブサイトで登録の有無を確認してください。同サイトには、無登録業者として警告がなされた業者の掲載もあります。無登録業者とは取引しないでください。
暗号資産は価格が変動することがあり、価格が急落して損をする可能性があります。たとえ取引相手が登録業者でも、こうしたリスクや契約内容を十分に理解できなければ契約をしないでください。
- 金融庁の金融商品取引業の登録をしている会社ですか?
- 暗号資産の場合は、暗号資産交換業の登録がありますか?
- 振込先の口座が「個人名義」は詐欺を疑いましょう。
- SNSからの投資話は慎重に。「詐欺が多い」と知っておきましょう。
急増! SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺
SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害は、令和7年10月末時点で全国、大阪府内ともに前年の被害認知件数、被害額を超えています。
全国 11,749件、被害額1,371億円(前年の年間認知件数10,237件、被害額1,272億円)
大阪府 1,203件、被害額 149億円(前年の年間認知件数1,024件、被害額127億円)
被害にあったきっかけは、SNS型投資詐欺は「Instagram」「YouTube」「LINE」などのDMやバナー広告等が多く、SNS型ロマンス詐欺では、「マッチングアプリ」のDMからLINEなどのやり取りに移行した後、投資に誘導されて金銭をだまし取られます。
また、相手とはSNS上でしかやり取りしておらず、実際に会ったことはないケースがほとんどです。
SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺に関する情報
- 国民生活センター:儲け話に関するトラブルにご注意!<外部リンク>
- 警察庁:SNSからの儲け話には注意!DMを使った投資話は詐欺を疑え!<外部リンク>
- 大阪府警察:SNS型投資・ロマンス詐欺にご注意!<外部リンク>
- 金融庁からのお願い・注意喚起<外部リンク>
困ったときはご相談を!
- 警察相談専用電話 「#9110」番
- 消費生活センター(電話:072-682-0999)へご相談ください。
- 消費者トラブルFAQ(国民生活センター)<外部リンク>
トラブルへの対処方法をキーワードから検索できます。 - 消費者ホットライン「188(いやや!)」
お住まいの地域の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

