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詐欺です!「健康保険の還付金がある」という電話にご注意!
還付金詐欺を含む特殊詐欺の被害が急増しています。
「私はだまされない!」と思っていても、巧妙な電話に、だまされてしまう人が後をたちません。みなさん、ご注意ください。
事例
市の国民健康保険課を名乗る人物から、「医療費の還付金が2万円ある。書類を送ったが未提出なので連絡した」と電話があった。口座のある銀行名を聞かれ、銀行の担当者から連絡があると言われた。
その後、銀行の担当者から電話があり、通帳とキャッシュカードを持ってATMに行くよう指示され、到着したら携帯から電話するよう言われている。
友人に話すと詐欺だと言われたが、詐欺なのだろうか。 (70代・女性)
アドバイス
典型的な還付金詐欺の手口です。
「還付金を受け取るための手続きだ」と、相手に言われるままATMを操作していくと、いつのまにか相手にお金を振り込んでしまいます。
最近は、令和4年10月から後期高齢者医療における窓口負担割合が見直されたことに便乗した詐欺電話も増えているようです。
市や厚生労働省が、
- 電話や訪問で口座情報登録をお願いすること
- キャッシュカードや通帳等をお預かりすること
- ATMの操作をお願いすること
は絶対にありません。
不審な電話等があったときは、消費生活センターや警察にお問い合わせください。
詐欺被害にあわないために
詐欺被害にあわないために「ないない防衛線」と「あるある対策法」を覚えてください。
ないない防衛線「3つの“ない”」
- 突然の“お金の話”は信じない!
- 「今すぐ」とせかされてもあわてない!
- 所持金・貯金・カード番号は教えない!
繰り返し確認し、警戒心をもつ習慣をつけましょう。家族や友人と定期的に確認しあうのも効果的ですよ。
あるある対策法
「ないない防衛線」で警戒心をもつ習慣をつけながら、詐欺等の被害から身を守る「あるある対策法」も備えておきましょう。
- 電話には「留守電設定」や「録音機能」を!
犯人は声を残すことを嫌がります - 家族間で秘密の「合言葉」を!
「もしも」に備えて、合言葉や決まりごとをつくりましょう - 消費者ホットライン「188(イヤヤ)」、警察相談専用電話「#9110」にお電話を!
家族や知人に相談しにくい時にも頼ってください。
消費生活センターの消費生活相談はこちらから。 消費生活相談のご案内