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令和7年度 第1回高槻市地域公共交通協議会 開催概要

ページID:159018 更新日:2025年8月21日更新 印刷ページ表示

令和7年度第1回高槻市地域公共交通協議会 開催概要

会議の名称

令和7年度 第1回高槻市地域公共交通協議会

開催日時

令和7年7月9日(水曜日)午後2時から午後3時30分

開催場所

市役所本館3階 第2委員会室

出席状況

出席委員19名、欠席委員4名

傍聴者

3名

会議の議題
  • 「高槻市総合交通戦略」の改定について
  • 樫田地域におけるデマンド交通の実証運行に伴う乗合バス(高槻市交通部)の一部区間の休止について

会議録

開会

 令和7年度第1回高槻市地域公共交通協議会を開会。委員出席数は過半数を超えているため、会議は成立していることを報告。また、傍聴希望者がいるが、今回の議題については、公開することが不適当なものとは認められないため、傍聴を許可。

議題1 「高槻市総合交通戦略」の改定について

【会長】

 議題(1)について、事務局より説明をお願いする。

 

【事務局】

<資料の確認及び説明>

 

【会長】

 本件に関して、ご意見・ご質問などがあれば、ご発言いただきたい。

 

【副会長】

 設定されている評価指標については、概ね問題ない。

 利用者数には運行本数が影響している。今後担い手不足により減便せざるを得なくなることを踏まえると、駅前を発着するバス1便当たり利用者数に設定した方が、減便の影響は抑えられる。

 道路の整備率については、この指標でも良いが、あるエリアの路線バスの遅延を道路整備によって渋滞を軽減し何分減らすというような目標設定も考えられる。

 

【会長】

 設定されている評価指標は、ベースとしては良いが、公共交通へのシフトを目指す施策を行っているので、交通手段分担率を評価指標として、人々の移動がどう変わっているか、目指す方向に向かっているのかを確認してはどうか。

 駅ターミナルの利用者数や中心市街地の歩行者通行量といった指標は、人口が減少するなかでまちを活性化する上では非常に大事なので、この点を強調すると良い。

 福祉有償運送に関しては、庁内の福祉部局ともしっかり議論をして、移動が困難な方のニーズを把握した上で、戦略の目標や達成に向けて取り組む必要がある。

 37ページの「歩きたくなるまちづくりの推進」については、地価の上昇につながる施策であり、市にとっては固定資産税が増加する。この増収分を使って、次の投資ができるので都市経営上のメリットとなる。

 

【A委員】

 評価指標や数値目標は、施策・事業の一部に対応しているという理解で良いか。

 

【事務局】

 評価指標や数値目標は、施策・事業の効果が発揮できているか把握することを目的に設定している。

 

【A委員】

 設定する評価指標の種類が、広域幹線と地域幹線で異なっている。収支率は地域幹線の市営バスは設定し、広域幹線の京阪バスは設定しないという理解で良いか。

 

【事務局】

 広域幹線については、高槻に関する路線のみの収支率を出すのは難しいと考えている。

 

【会長】

 高槻市にとって重要度が非常に高い路線なので、収支率も確認して、存続が危ぶまれる場合には、利用促進策等を実施していくことも必要になる。

 

【B委員】

 京阪バスの枚方高槻線は収益が高い路線なので、ただちに収益の悪化等、評価が必要な状況にはならないとは思う。

 

【副会長】

 22ページの「案内・情報提供の充実」に関して、交通部と検討の上、バス接近情報に関するデータの整備とオープンソース化を検討されてはどうか。

 23ページに記載されている担い手の確保は特に力を入れていただきたい。

 29ページに記載されている「利用しやすい運賃体系や支払いシステムの導入」に関して、ライフステージに応じた割引乗車制度があることは、高槻市の大きな魅力である。この制度を継続する上では、費用はかかるがパスのIC化によって利用状況を捉えることを検討いただけると良いのではないか。

 30ページの「待合環境の整備」については、内容は問題ないが、昨今の厳しい夏の暑さに対して待合環境整備に力を入れていただくと良いと思う。

 44ページの「シェアサービス等の活用」について、高齢者も若者も車を持つのは厳しいという人が増えると思うが、それでも車が必要な人が利用できるよう、都度払いでコストを抑えられると良い。

 37から38ページの「歩きたくなるまちづくり」に関しては、駅前の機能強化をぜひ進めていただきたい。

 31ページのバス以外の移動手段の検討に関しては、今後、樫田地域以外でも求められることになるので、力を入れていただければと思う。

 

【C委員】

 22ページのデジタルサイネージや29ページのキャッシュレス化機器の整備に関しては、大阪府でも補助金を用意している。事業者向けに案内しているが、市営バスも対象となるので活用を検討されてはどうか。

 

【D委員】

 22ページの「案内・情報提供の充実」の取組案として、駅ターミナルでの案内の高度化が掲げられているが、高槻市は案内が不足していると感じる。

 また「運転者の確保」に関しては、合同で運転体験を実施している例がある。運転体験などを充実化する方向で動いてはどうか。

 

【事務局】

 駅ターミナルの案内に関しては、ご指摘の通り、乗り場が多くて分かりにくいことから、案内板の設置等を進めてきており、今後も交通部と連携し進めたい。

 

【事務局】

 大型2種免許未取得者に対する取得費用助成制度を4月から開始し、説明会を実施しているが、現役の大学生等、若い層の方に来ていただけており、この制度には期待しているところである。

 

【会長】

 ドライバー不足対策については、全国で事業者だけでなく自治体が様々な施策を行っている。待っていてもドライバーは増えないので、前を向いた取組を交通部と市長部局で連携して実施してはどうか。

 

【E委員】

 バスの運転士確保の取組については、国の支援も受けながら採用活動を行っているが、なかなか採用にまでつながっていない状況である。

 また、自治体やハローワークでも、乗務員集めに協力してもらっているが、乗車体験については、車両や場所の課題があり実施できていないのが現状である。しかし、個々の事業者では実施しているところもある。実施に向けて自治体から場所を貸していただくなどの協力をお願いしたい。

 

【会長】

 担い手不足対策は、スケジュールを決めた上で、有効な施策を見極めながら実行していくというのが重要だと感じる。早々に取り組んでいただき、関係者間でフィードバックを行うことが大事である。

 

【F委員】

18ページで、福祉有償運送者等の数を維持することをめざすとあるが、基本理念に「対流を生み出す」ことを掲げている中で、維持が目標としてよいのかが引っかかる。

 30ページで、「高齢者、障がい者等の外出支援」が掲げられているが、高齢者や障がい者等だけで良いのか。施策5でも挙げられている、子育て世代など子どもに関しても目立つように書く方が、高槻市をどうしたいかというメッセージに繋がるのではないか。

 同ページのバス待合環境・乗り継ぎ環境の整備は、44ページの多様な移動手段の活用による地域公共交通の補完にも関連すると思う。シェアサービスなど多様な移動サービスを活用する上では、モビリティ間の乗継も考える必要がある。様々な主体との連携により、モード間の乗継をスムーズにできると望ましい。

議題2 樫田地域におけるデマンド交通の実証運行に伴う乗合バス(高槻市交通部)の一部区間の休止について

【会長】

 議題(2)について、申出者である、高槻市交通部より説明をお願いする。

 

【事務局】

<資料の確認及び説明>

 

【会長】

 本件に関して、ご意見・ご質問などがあれば、ご発言いただきたい。

 

【G委員】

 デマンド交通にも、市営バスで行われている障がい者割引等は適用されるのか。

 

【事務局】

 割引制度は、現行の市営バスと同様とすることを考えている。

 

【G委員】

 車いすでの利用にも、対応しているのか。

 

【事務局】

 車いすに対応する専用車両を用意しており、対応可能である。

 

【会長】

 事前に車いす利用である旨を、連絡すれば良いということか。

 

【事務局】

 その通りである。

 

【会長】

 小学生の通学輸送は今まで通り大型バスの運行を継続して対応するとあるが、中学生や高校生はどのように対応するのか。

 

【事務局】

 中学生と高校生については、デマンド交通を利用してもらう。

 

【会長】

 デマンド交通の運行に関して、タクシー事業者から意見はあるか。

 

【事務局】

 タクシー事業者との調整の中では、特に意見は出ていない。大型2種免許取得者が不足する中、普通2種免許で運行できる車両を使用するので、タクシー事業者と連携して事業を進めたいと考えている。

 

【会長】

 タクシー事業者とは、むしろ協力していくという方向だと理解した。

 

【D委員】

 路線バスと接続を考慮した基本ダイヤを設定とあるが、原大橋発着時刻のダイヤが決まっているのか。あるいは各バス停のダイヤも決まっているのか。

 

【事務局】

 原大橋だけではなく各乗降場所に基本ダイヤを設定予定である。

 

【D委員】

 利用者は、乗降場所の時刻にあわせて利用予約するという理解で良いか。

 

【事務局】

 その通りである。

 

【会長】

 予約が無ければ運行しない路線バスというようなイメージだと思う。

 

【A委員】

 11月からのデマンド交通の運行にかかる許可申請は、期間を年度内のみとして行われるのか。

 

【事務局】

 今回のデマンド交通の運行は、道路運送法21条に基づくもので、通常運行期間は1年以内であるが、自治体からの要請があれば延長が可能というルールを踏まえ、令和7年11月から令和8年度末まで継続して実証運行を実施しようと考えている。令和8年度の途中で、本格運行に移行するのかを地域等と協議し判断していく予定である。

 

【会長】

 デマンド交通の運行に関して、評価指標は何か設定されているのか。

 

【事務局】

 評価指標については、現在検討中である。

 

【会長】

 事前に評価指標を共有しておくと、お互いに目標を持てるので、よろしくお願いしたい。

 

【副会長】

 実証運行を評価する上では、利用者が少ないことを問題にしないようにお願いしたい。利用者が少ないからデマンド交通を運行している以上、利用者が限られるのは当然である。車を持っていない、送迎してくれる家族がいない等で移動に困っている人にサービスが届いたかを確認することが重要である。今後の指標設定の参考にしていただければと思う。

 

【会長】

 それでは、議題(2)について、ご異議あるか。

 

<異議なしの声>

 

 異議はないようなので、議題(2)については、承認とする。

 これで本日の議題は全て終了したが、事務局の方で今後の予定など、報告事項などがあればお願いしたい。

 

【事務局】

<今後の予定について説明>

 

【会長】

 以上で、令和7年度第1回高槻市地域公共交通協議会を閉会する。

配布資料

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