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高槻市指定管理者選定委員会
令和7年7月30日(水曜日) 午後2時00分から午後3時40分まで
高槻市役所本館3階 第2委員会室
総合戦略部 みらい創生室
非公開
(1)指定管理者の選定評価について
(2)募集要項について
(3)令和6年度指定管理者による公の施設の管理状況について
(4)その他
資料1 指定管理更新施設一覧・指定管理者の選定評価について (PDF:121KB)
資料2-1 高槻市立前島熱利用センター募集要項 (PDF:441KB)
資料2-2 高槻市立番田熱利用センター募集要項 (PDF:630KB)
資料2-3 高槻市営駐車場及び高槻市立自転車駐車場募集要項 (PDF:686KB)
資料3 令和6年度指定管理者による公の施設の管理状況 (PDF:2.02MB)
資料4 令和7年度高槻市指定管理者選定委員会の今後のスケジュールについて (PDF:65KB)
【委員長】
(あいさつ)
【委員長】
それでは、次第2 議題(1)の「指定管理者の選定評価」について事務局から説明願います。
< 説 明 >
【委員長】
続きまして、議題(2)「募集要項」についてです。
先ほど事務局から説明のありましたとおり、本日は、公募の施設にかかる募集要項を審議いたします。
「高槻市立前島熱利用センター」の募集要項について所管部である市民生活環境部幹事会からの説明を受けます。
< 説 明 >
【委員長】
只今、説明のありました内容につきまして、委員の皆様からご質問・ご意見をお願いいたします。
【委員】
植栽管理業務以外の変更点はあるのでしょうか。
【市民生活環境部幹事会】
備品リスト等については、時点修正をしております。管理業務仕様書については、体制などの変更はございません。
樹木・植栽管理業務において、害虫対策作業の速やかな実施について記載しています。
【委員】
害虫対策作業については、選定評価表の「施設管理の安全性への配慮」において評価するのでしょうか。
【市民生活環境部幹事会】
そうです。
【委員】
草木が多く虫が多いと思いますが、利用者から苦情があったのでしょうか。
【市民生活環境部幹事会】
利用者に加え、従事者からもそのような声がありました。
【委員】
駐車場の手入れが充分に行き届いていないところがあるように思うのですが。
【市民生活環境部幹事会】
高木の剪定は市で実施しますが、落ち葉などの日常的な清掃は指定管理者が実施します。利用者の評価にもつながりますので、改善していきたいと思っています。
【委員】
すべての施設に該当することですが、選定評価表についてお尋ねします。
例えば、3点の評価をした場合、なぜ3点の評価なのか、評価に至った説明の記載が必要だと思います。
例えば項目1(1)の「団体の理念、姿勢及び社会的責任」の評価項目「法人等の経営方針」を3点と評価した場合、なぜ3点としたのかや、項目3(3)「団体の運営に関する法令の遵守」の「障害者雇用率の遵守」の項目については、雇用率を満たしていないため2点としたなど、すべての評価の理由を記載していただきたいという思いがあります。
どのような根拠で評価するのか、今後、細かく精査していくことをお考えいただければと思います。
また、次回以降の更新の際にも、評価の理由やチェックする内容を引き継いでいただければと思います。評価する必要がない項目は削除したらよいと思いますので、併せてご検討をお願いします。
【事務局】
今後、事業者からの提出書類及び聞き取り等をもとに、評価表の採点を行いますが、根拠もお示しした形で採点の結果をご確認いただけるよう、所管部幹事会と調整いたします。
【副委員長】
なぜこのような評価になったのかは確かに重要だと思いますが、すべての項目に理由を記載するのは大変だと思います。評価する上での視点は評価表に記載されていますので、一部の項目について理由を記載したらよいと思います。
本日の委員会では、配点を確認する必要があると思います。同じ熱利用センターである前島と番田の評価表を比較しましたところ、2(3)「指定への意欲及び熱意」の項目が、前島は5点、番田は15点となっています。番田はノウハウや自主事業を重視するため、高い配点としている、あるいは前島はそれほどノウハウや自主事業に重きを置いていないのでしょうか。前島は項目4「施設の設置目的の寄与に関すること」及び5「市民サービスに関すること」の配点が高くなっています。この違いは何なのでしょうか。
【市民生活環境部幹事会】
項目4「施設の設置目的の寄与に関すること」ですが、前島熱利用センターは市のごみ焼却場の余熱を使っています。地域の皆さんにご理解をいただいた上で建設しましたので、地元の方々に受け入れられるよう注力して欲しいことから、この項目の配点を高くしているものです。
【副委員長】
熱利用センターという点では同じですが、所管部が市民生活環境部と都市創造部と違っているのは、熱源が違うということですよね。
【市民生活環境部幹事会】
番田熱利用センターは下水処理が熱源になります。
【副委員長】
「管理業務の収支計画に掲げる収支を超える収益が生じたときは、当該超過収益の40%に相当する額を市に納付する」との記載がありますが、40%の根拠はどこから出てきているのですか。
【事務局】
利用料金制を導入している公募施設については、超過収益の40%を市に納付することを基本としています。指定管理者制度の導入にあたり、平成17年頃、どの程度の収益の納付がふさわしいのか本委員会にお諮りし、委員のご意見及び他市の状況等を踏まえ、40%の納付としたものでございます。
【副委員長】
それでよいと思いますが、根拠資料が欲しいですよね。
【事務局】
検討いたします。
【副委員長】
前島熱利用センターの収支状況について、収入の額より支出の額が多くなっていますが、収支を一致させる必要はないのでしょうか。
【事務局】
単年度収支で、令和6年度は赤字となったものです。
指定管理者は、指定管理業務の処理に関して、別に会計を設けて、処理を明確にするよう規定していることから、収支が一致していません。
なお、光熱水費の高騰などにより、直近4年の収支は赤字となっています。
【委員】
収入及び支出に自主事業の事業費が含まれているとのことですが、自主事業と指定管理業務の収支が合算されており、赤字の要因がどこにあるのかが見えにくいと思います。自主事業の収支と指定管理業務の収支を分けた方がわかりやすいと思います。
【委員長】
自主事業の収支と指定管理業務の収支は分けていないのですか。
【事務局】
指定管理業務と自主事業の収支の記載方法が統一化されていませんでしたので、今回、収支を分けて提出していただくよう、募集要項に規定しております。
【副委員長】
どこに課題があるのかを確認するうえでも、その方がよいですね。
【委員】
例えば、この年度は赤字になりました、この年度は超過収益があり超過収益の40%を市に納付しましたということが分かるようにしていただきたいと思います。
【委員長】
他に質問はないでしょうか。それでは、本募集要項について承認することといたしますが、ご異義ございませんか。
< 異議なし >
【委員長】
それでは承認することといたします。
続きまして、「高槻市立番田熱利用センター」の募集要項について所管部である都市創造部幹事会からの説明を受けます。
< 説 明 >
【委員長】
只今、説明のありました内容につきまして、委員の皆様からご質問・ご意見をお願いいたします。
【副委員長】
クーリングシェルターとはどのようなものですか。
【都市創造部幹事会】
暑さをしのぐため、誰でも避難ができる冷房施設が整った施設として、環境政策課が市内の施設を指定しているものです。
【委員】
クーリングシェルターについては、評価表のどの項目で評価するのでしょうか。
【都市創造部幹事会】
先進的な取組となるものについては、市民サービスの向上や近隣住民への配慮の部分で評価できると考えております。
【委員】
選定評価表の「職員の研修」の項目にハラスメント研修を追加したとの説明がありましたが、どのように評価するのでしょうか
【都市創造部幹事会】
研修の計画を提出していただき、研修の頻度や具体性、内容を評価いたします。
【委員】
実施の報告はあるのですか。
【都市創造部幹事会】
運営開始後に、毎月報告をいただいています。
【委員】
職員の研修項目については、具体的な採点基準を設けているのでしょうか。
【都市創造部幹事会】
市職員の研修に準ずる内容であれば3点が適当と思いますし、それ以上の内容であれば加点評価をするなど、市職員の研修をひとつの目安に考えています。
【委員】
選定評価表の「指定への意欲及び熱意」の配点が高いですが、現在の指定管理者も自主事業をかなり実施されていると思いますが、さらに充実を図ってほしいとのお考えなのでしょうか。
【都市創造部幹事会】
自主事業のさらなる提案を期待しており、高い配点としています。
【委員長】
他に質問はないでしょうか。それでは、本募集要項について承認することといたしますが、ご異義ございませんか。
< 異議なし >
【委員長】
それでは承認することといたします。
続きまして、「高槻市営駐車場及び高槻市立自転車駐車場」の募集要項について所管幹事会からの説明を受けます。
< 説 明 >
【委員長】
只今、説明のありました内容につきまして、委員の皆様からご質問・ご意見をお願いいたします。
【副委員長】
駐車場と駐輪場のサービス水準評価表の内容がほとんど同じですが、問題ないのでしょうか。
【都市創造部幹事会】
どちらも車両を預かることが目的の施設ですので、大きな違いはないと考えております。
【副委員長】
初年度の9月30日までに、新しいサービスのための機器を一挙に導入するのはかなり大変だと思います。記載の製品が標準的なのですか。
【都市創造部幹事会】
キャッシュレス決済に対応している機器では、高いシェアをもつ当該製品が標準的なものとお聞きしています。
【副委員長】
価格面で選んだのではないのですね。
【都市創造部幹事会】
そうです。
【委員】
機器の更新にかかる費用は、指定管理者が支払うということですね。
【都市創造部幹事会】
そうです。利用料金制ですので、その収入で対応していただきます。
【委員】
赤字の場合、市が追加で支払うこともあるのですか。
【都市創造部幹事会】
初年度の支出が収入を超える場合、事前に指定管理者からの申し出があれば、指定管理料を支払います。
【委員】
選定評価表の「利用者に対するサービスの向上」の配点が30点と高いですが、「運営実績」の配点が5点となっています。運営実績も重要かと思いますが、いかがでしょうか。
【都市創造部幹事会】
利用料金制を導入しますので、新たなサービスの提案を高く評価したいと思っています。事業者の実績に差はなくなってきており、システム化やカーシェアのような新たな収入確保など、サービスの質の向上を評価したいと考えています。
【委員長】
他に質問はないでしょうか。それでは、本募集要項について承認することといたしますが、ご異義ございませんか。
< 異議なし >
【委員長】
それでは承認することといたします。
【委員長】
「令和6年度 指定管理者による公の施設の管理状況」について、事務局から報告をお願いします。
< 説 明 >
【委員長】
それでは只今の説明に対しまして、質問があればお願いいたします。
【副委員長】
46施設中27施設と半分以上が赤字ですが、これが今後も続くようであれば問題だと思います。コロナなど様々な状況があり、今年も異常な暑さでどうなるのかわかりませんが、長期的には何らかの方策を考えておく必要があると思います。
【事務局】
赤字施設も含めた全施設について、モニタリングを通じて適宜状況把握を行っているところです。コロナの影響や光熱水費の高騰、特にプールやスポーツ施設はその影響が非常に大きいことから、収支の細かい内訳や、計画との差異がどこに生じているのかの把握を常時行っているところでございます。なお、今回の指定管理者の更新にあたっては、光熱水費の高騰や人件費の上昇も踏まえた指定管理料を算定しております。
【副委員長】
文教施設等以外で利用者が減少している理由は何なのでしょうか。
【事務局】
新しく芸術文化劇場南館がオープンしたことに伴う相乗効果もあり、文化施設の利用者数はかなり増えています。一方、駐車場、駐輪場では、利用者数が減っている傾向が続いていると聞いております。
【委員】
総合スポーツセンター陸上競技場の休館日数が257日、郡家テニスコートの休館日数が97日になっているのですが、何かあったのでしょうか。
【事務局】
郡家テニスコートについては、人工芝の張替えを行った関係で約5か月休館していたと聞いております。
陸上競技場については、確認しまして、次回の選定委員会で報告いたします。
【委員】
現在、納付金方式を採用している施設はあるのでしょうか。
【事務局】
これまではそのような施設はなく、いずれも指定管理料を支払っております。駐車場・駐輪場については、令和8年度から利用料金制に変更することにより、市への納付金が発生します。
【委員】
駐車場・駐輪場の管理状況にかかる収支状況は赤字のようで、赤字の施設で納付金が発生するのが不思議なのですが、収支の計算方法が違うのでしょうか。
【事務局】
これまでは、利用料金制ではなく、利用料金は市に納めていただいて、指定管理者には市から経費のみを指定管理料として支払う徴収委託制を採用していたことによるものです。利用料金が指定管理者の収入となる利用料金制を導入し、新たなサービスの導入や利便性の向上によって、利用者を増やすことにより、収支の安定を図るものでございます。
【委員長】
それでは、議題4「その他」に移ります。事務局から、何かありますか。
【事務局】
< 説 明 >
【委員長】
それでは、ただいまの説明についてご質問、ご意見等いかがでしょうか。
< 意見なし >
【委員長】
(あいさつ)