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令和7年度第3回高槻市社会福祉審議会児童福祉専門分科会
令和8年1月9日(金曜日)午後2時00分から午後3時30分
高槻市役所本館3階 第2委員会室
公開の可否:可
3名
上田惠子委員、上西純代委員、喜多川悦子委員、小林博隆委員、新谷龍太朗委員、高井佳子委員(※「高」は「はしごだか」)、瀧本一慶委員、寺見陽子委員、中村明子委員、藤田ちひろ委員、山中正子委員
・こども等に関するアンケート・意見聴取結果報告書(速報版)について
・高槻市こども計画改定イメージ案について
・その他(報告)
・資料1 こども等に関するアンケート・意見聴取結果報告書(速報版) (PDF:2.83MB)
・資料2 高槻市こども計画改定イメージ案について (PDF:70KB)
・参考資料1 改定後の「本編」計画体系のイメージ (PDF:384KB)
・参考資料2 現行計画のひとり親家庭への支援 (PDF:622KB)
・参考資料3 改定後の「本編」ひとり親家庭への支援の充実 (PDF:702KB)
・参考資料4 改定後の「別冊」ひとり親家庭への支援の充実 (PDF:309KB)
子ども未来部子ども政策課
1.開会
事務局挨拶、資料確認、出席状況確認
2.議事
〇事務局より資料1について説明
○会長
ただいまのご説明に関しまして、皆様から何かご質問、ご意見等はございませんでしょうか。
○委員
今回のアンケートや意見聴取は、こども家庭庁の指針に沿って細部まで配慮の行き届いた聞き方となっている点がとても良かったと思いますし、どんな場所で行われたか等の様子や丁寧に聞かれたことが分かる資料になっていると思います。
○会長
ありがとうございます。他にいかがでしょうか。
〇委員
資料の中で「回収数」と「回答数」と言葉を使い分けているのは何か理由があるのでしょうか。
資料1の1ページ(5)では「有効回収数」となっていて、4ページや6ページでは「回答数」というように言葉が変わっているのはなぜでしょうか。
○事務局
1ページのWebアンケートの方は、こちらから郵送で皆様に案内をお送りしてそれに答えていただき回収していることにより「回収数」、一方、4ページのWebアンケートでは現場で二次元コードを提示することによってアンケートに回答していただいた「回答数」とした記載の分け方です。
〇事務局より資料2、参考資料1から4について説明
○会長
皆様方からまたご意見をお伺いしたいのですが、これが決定版ということではありませんので、ぜひ皆様方のそれぞれの立場から、現状と勘案しながら内容がどうなのかというところを検討していただけたらと思っています。この骨子案の流れがどうなのかという視点でもぜひ見ていただいて、内容はまだこれからの変更があり得ることで、それよりも、外観がどうなのか、理解しやすい形になっているかどうか、言葉の説明がどうかといったあたりもぜひ皆さんのご意見をお聞かせいただけたらと思います。
いかがでしょうか。
〇委員
一般の人から見たら、結局何を見たらいいのか情報が分からなくなりそうです。行政内の業務分担等の資料としてはこういう形でいいかと思いますが、ホームページなどで情報を出す時には、どこに相談したらどのようなサービスを受けられるのかが分かりやすいものを別で考えた方がいいかというふうに思います。
○会長
ありがとうございました。一般の方々にとっては、こども計画やこども大綱と聞いてもイメージが湧かないことも多いと思います。見て分かりやすいものにすることは大切ですね。 その他、いかがでしょうか。
〇委員
幼児教育現場ではひとり親家庭の方々もいらっしゃいますが、市の施策を活用して支援を受けているご家庭もあれば、制度が分からず園で質問をされる方や、ストレスを抱えやすい環境からご意見を強い口調でおっしゃり、園が窓口となって説明をする、ということも時折あります。なかなかご自身で施策までたどり着けていない方がいらっしゃると感じています。
○会長
ありがとうございます。
この参考資料1に示されているような、計画体系のイメージについて、基本理念と施策体系、それを踏まえて施策の展開をしていくという構成は、ご理解いただけたかどうかいかがでしょうか。
〇委員
はい。資料として順立てて見ていくと理解はしやすいかと思います。
○会長
ありがとうございます。他にいかがでしょうか。
〇委員
グラフが入っているので、より見やすくなって良いとは思っています。ただ、先ほどのご意見にもあったように、普段使わない言葉や行政用語が多く理解しにくい文章もあるので、いろんな立場の方が理解しやすい表現やそれを要約したようなものがあると良いと思います。中学生ぐらいが理解できるような言葉で示しているものがあると、皆さんが困った時にそれを見て解決できたり、相談された側も提示しやすかったりすると思いますので、広く誰でも理解できるようなものがあるとありがたいと思います。
○会長
子どもバージョンや大人バージョン、シニアバージョンのような形で、社会的に流布するためのものとしてあると良いかもしれないですね。他市の導入事例で漫画的に書いてあるものもありますね。
引き続きご意見いかがでしょうか。
〇委員
ひとり親家庭の充実に向けていろいろなことが示されていて、「連携を強化」や「安定を図る」と記載がありますが、子どもを何人も抱えていて忙しい人が多いなかで、それがひとり親家庭の人たちに届くのかどうかが心配です。
○会長
そうですね。この課題は毎回出る重要なことですが、なかなか難しいところがあって、ぜひ今後の展開の中で勘案していただきたいと思います。
引き続きご意見いかがでしょうか。
〇委員
私自身がひとり親家庭なので、たくさん支援も受けて現在に至ります。先ほどひとり親家庭の方がなかなか情報を得られず支援を受けられないという話がありましたが、何年か前に高槻市のホームページが変わって、自分が知りたいことを検索したら関連ページにつながるので、忙しい保護者の方でも割と情報を手に入れやすくなったと、私自身感じています。
それでも、ひとり親家庭の保護者は忙しいなかで、多くの情報から自分に必要な情報の取捨選択をすることもなかなか時間が取れません。特に乳幼児を抱えているひとり親だった頃はそんな余裕は全くなくて、「誰か助けて」という思いと状態で、それもどこに言えばいいのか、その情報を取りに行く暇もない余裕もない状況でした。できればそういう状況であまり余裕がない方を助けていただけるような何か政策があればいいと思います。
○会長
やはりどれだけ住民の方々に施策の内容が伝達できて、なおかつ活用するための相談窓口ができるように、一緒に考えていかねばならないと思いました。
ありがとうございます。他にいかがでしょうか。
〇委員
この情報が必要な方々に、いち早くお知らせできるよう考えていただけたらと思います。
もう一点質問ですが、小学5年生と中学2年生を対象としている理由をもう一度教えてください。
〇事務局
こういった小中学生向けにアンケートをするときには、小学5年生や中学2年生を対象とする事例が多いという理由です。小学6年生や中学3年生となると忙しいことも多いため、今回の調査はこの学年を対象としています。
○会長
他にご意見いかがでしょうか。
〇委員
少し気になった点を申し上げると、学校教育ですと部活動の地域展開等、これまでは学校の中で無償で当たり前にできたことが、今後地域のほうにどんどん展開されていくという時に、スポーツや文化に触れることができなくなってしまう、制限がかかってしまうようなお子さんが出てこないかどうかといったところは、やはり考えていかなければならないと思っています。市としてこの辺りをどのようにサポートしていくのか別のところで議論されているかと思います。審議会の検討事項の一部であり全てではないかと思いますので、ぜひ、他の部署との連携も強化していただければと思っています。
そして、案件1のアンケートについて、回答は大体3割程度というところですので、本当に高槻市が知りたかったデータが得られているのか気になります。おそらくアンケートに回答してくださる方は、何か受け取った時に前向きな方や時間に余裕がある方が回答されているかと思いますので、本当に困っている方々が回答されていて、それが今後指針や何か方針を立てるときの参考資料になり得るかどうかといったところが、今後、報告書をまとめる際のクロス集計をする時にどういう結果になっているのか、単純集計だけでは読めないものがあるだろうと思っています。
2月の報告では、そのあたりもふまえて教えていただければと思います。
○会長
ありがとうございます。特にインタビューの部分では、誰にインタビューしたのか等の背景が重要かとも思います。
また今おっしゃった地域活動との関係で、色々な政策があるところの相互交流をどのようにとっていくのかを課題として挙げていただきました。これから学校教育も幼児教育もすごく変わっていくと思います。時代の流れをふまえた計画の立て方をしていかないと、またネットワークを張っていかないと、こぼれてしまう状況が起こり得る可能性があるということだと思います。ぜひ慎重にやっていただく必要があるかというふうに思いました。
〇委員
参考資料1の計画体系について大阪府子ども計画と対応する施策はそれに合わせて1から15で作ると思いますが、その他のこども大綱を勘案した重要事項等については市独自で定められているかと思います。どうしても全体で見たときに計画名そのものがそうですが、若者が射程に入っていないと思います。他市、特に茨木市と比較すると、茨木市はたくさんユースセンターもありますし、おにクルもすごく充実した拠点となっています。これだけ高槻市内に大学や若者の集まる場所があり若者に対しても施策をしているのに、あまりまとまって見えてこないと思います。このこども大綱を勘案した重要事項等1から10の順番を入れ替えられるなら入れ替えて、若者施策がひとまとまりに見えるようにしてもいいかと思います。実施された意見聴取の意見がしっかり反映されるような並び替えを少しされたらいいのかな、と思います。
もう一点、先ほどからひとり親家庭に関するご意見がありますが、私が関わっている居場所ですと、ひとり親と、障がいや福祉等、重複した困難を抱えている方もいらっしゃいます。例えば、今放課後デイしか居場所がなく、障がいのカテゴリーで来ているけれども実際は貧困やひとり親等の問題もそこに重なってきていて、それが現場のいちスタッフに相談から支援のつなぎから何から何まで覆いかぶさっているようなところがあります。その医療・福祉・教育・就労のワンストップの拠点というのがもっと増えたらいいのではないかと思います。クロスパルの4階に女性向けのハローワークがありますが、そういったところで相談できるとか、参考資料2の103ページに「プッシュ型による相談支援」と記載がありますが、施策を見ると、福祉委員による相談支援ぐらいしか見えてこないので、よりアウトリーチが事業の中に見えてきた方が、ひとり親家庭の方が時間を確保することが難しい面をカバーしていることもアピールできるかと思います。今後充実していくと思いますので、ご意見だけ申し上げます。
○会長
ありがとうございます。
おっしゃるとおりで私も現場で関わるなかで、同じ場面の中に複数の政策が絡み合っている状況があります。ところが行政側はどちらかというとやはり縦割りなので、その情報を考えることが難しかったりオーバーラップして入ってきたりして、複数の政策がそこに活かすことができるのに、一部のものしか活かされていないというケースを実際に感じてきました。なかなか難しいですが、この中に盛り込めたらいいのではないかと、今お話を聞きながら思いました。
引き続きご意見、よろしくお願いいたします。
〇委員
参考資料1の施策体系「他―1」では、施策の展開に「こども基本法やこどもの権利条約の趣旨、内容について情報共有や啓発」とあり、社会全体での共有は大事だと思いますが、やはりその子どもたち当人が、自分たちは発言する権利があるとか、子どもだからといって我慢しなくてもいい、というようなことを知ることが大事だと感じました。小学校の授業等で、このこども基本法等を見る機会があれば、もう少し自分たちが権利の主体であるということを意識できるのではないかと思いました。実際、私自身が小学生の時にはこの「こども基本法」という言葉を知らなかったと思います。最近勉強してきてやっと分かったぐらいなので、何か小学校等で分かりやすいように教える場があってもいいと思いました。
また、「他―6」について、高槻は安満遺跡公園や大きい図書館等、子どもたちが集まれる場所がたくさんあると思っています。実際に子どもたちがそこで遊んだりしていることを見聞きしていて、そこはとても良いと思っています。今の子どもたちは三間(空間・時間・仲間)がないというのはよく聞いていますが、高槻はその中でも小さな子どもたちは外で遊んでいるイメージがあります。
○会長
ありがとうございました。委員方のそれぞれのご意見にリンクする部分があり、やはり現場で活動する人たちへどう生かされていくのかということと、こどもたちに具体的に指導していくには市の取り組みレベルで可能になることではないかと思うので、現時点は骨子段階ですが、展開の時にはそういうことも念頭に置いていくと考えたらどうかと思いました。
〇委員
先ほどの委員の方の話に付け加えさせていただきますと、こども基本法に小学校のうちから触れるということに大賛成で、小学6年生の社会科で大体6月ぐらいに、市の行政について学ぶ単元があるそうです。そういったところでこども基本法や高槻市のこども計画の小学生版なんかを読み込むようなカリキュラムやプログラムを市で立てられると、実現できるのかなと思いました。
○会長
ありがとうございました。続きましてのご意見、よろしくお願いいたします。
〇委員
私からは学校現場で感じていることを申したいと思います。今日9時頃学校に子どもたちを見に行きますと、子どもたちはすごく元気で、冬休みが明けて友だちに会える喜びみたいなものをすごく感じました。冬休み中遅寝遅起きをしていた子も多く、遅れながらも切り替えて学校に頑張って来た子もいました。12月中は、忘れ物がすごく多くて、体操服や赤白帽がない、どこにいったか分からない、鉛筆を見たら全然削れていない、という子の姿も見て、ご家庭状況までは分からないのですが、保護者にももちろん責任はあると思いますが、子どもが自分で準備をしたりする力も必要ではないかとも思いました。
また、ひとり親家庭の不登校気味の子がいまして、家へ迎えに行ったら、自分で目玉焼きを作っているところでした。それを食べてから学校に行くということで、私もサポートしたのですが一生懸命作って上手にできて、それを食べて学校へ同行しました。その子は一生懸命12月ぐらいから教室に行って授業を受けるようになってきています。そこは良かったと思いますが、本当にひとり親の保護者や支援が必要な保護者たちは日々いっぱいいっぱいで一生懸命やろうとは思ってもできなかったり、子どもを見る余裕が無い、特に宿題や持ち物を見ることも、そこまでの行き届きができないのだろうなと感じます。貧困の問題ももちろんあるかもしれないです。
やはりこれからもこの子どもたちには自分でできる力をつけてあげないといけないし、先ほどの子が今日朝ごはんを用意している姿を見て、これも生きる力につながっていくように感じました。
一方デイの方では、子育てのしんどさを感じているお母さんが多く、ひとり親家庭の方もいらっしゃいますし、虐待を受けている子どもも多いです。12月には重度障がいのお子さんを持つお母さんの苦しい思いを聞くことがありサポートに向けて動いていました。また別のところでは、保育園のお迎えに困っている父子家庭の保護者の方がファミリー・サポート・センター事業をご存知なく、お伝えしたということがありました。
保護者の方々は情報を知らないことが多く、こういう施策やサポートがあることを必要とされている方に本当に届けるにはどうすればできるのだろうと感じています。
○会長
ありがとうございます。必要なところに必要なニーズを、ニーズのあるところに必要なことが届くようにするにはどうしたらいいのかは大きな課題かと思います。保護者そのものだけでなく、子どものまわりや別なところでそういうサインが出てくるところをどうつかんでサポートしていくのかも大事かと思います。
他にご意見やご質問はありませんでしょうか。
案件1については、なぜこの年代の人からアンケートを取ったのかというご質問がありましたけれども、インタビューされた内容も含め、その方々からどのような意見が出たのかぜひ結果報告でお聞きしたいと思います。インタビューをすることはとても大事ですが、できればもう少し対象者数を増やすことができれば良かったと思います。今後また考えていただけたらと思います。
案件2では、まだ骨子案の検討ですが、様々な立場のご意見が聴けて良かったと改めて思っています。ここへ肉づけが出来てきた時に、また皆様方からご意見をお聴きします。
事務局から連絡事項はありますでしょうか。
○事務局より閉会の挨拶
○会長
以上をもちまして、令和7年度第3回高槻市社会福祉審議会児童福祉専門分科会を終了いたします。